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【Cubase】コードエディット機能でメロディに合うコードを選ぶ

どうも、サウスンです。   
今回はCubaseの機能を使用した、メロディに合うコードの選び方をご紹介します。

はじめに

私は曲を耳コピをした後、アレンジのためにコードをあてる作業をするのですが、大体このコードエディット機能を使用して、合いそうなコードを選んでいます。
通常、曲に対してコードをあてるには、メロディの構成音からスケールを判定し、そのスケールのダイアトニックコードなどからコードを選んだりするのが一般的?だと思いますが、それなりの音楽理論の知識が必要になり、私のような音楽理論初心者には難易度が高いです。
しかし、この機能を使えば、音楽理論をあまり知らなくても、ある程度メロディに合ったコードを曲にあてることができます。

コードエディット機能の使用方法

1. 「コードエディット」を表示する
適当なmidiイベントを選択します。
エディターの領域(midiを打ち込む画面)をクリックし、エディターをアクティブにすると、画面左側に「Inspector」が表示されます。その中にコード「コードエディット」があります。

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開くと以下のような表示になります。

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2. コードを判定してみる
適当なmidiを打ち込んでコードをを判定してみます。
とりあえずCメジャーコードを判定してしてみます。
エディターにCメジャーコードの構成音のド(C)、ミ(E)、ソ(G)を入力します。打ち込んだノートを選択すると、「C」(Cメジャーコード)と表示されます。

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このように、コードエディットは選択されたノートからコードを判定する機能があります。なので、メロディの構成音を選択し、その音が使われるコードを調べることもできます。

コードエディット機能でコードをあてた曲

以下は、私が初代ポケモンの野生ポケモン戦の曲を耳コピ・アレンジしたものです。表示しているコードは主にコードエディット機能でメロディやベースの構成音から判定したものを使用しています。判定したコードはピアノの伴奏やギターのバッキングで使用しています。

コードエディット機能の使用例①

動画の途中で出てくる「A♭maj7/9/C」というコード(なんだこれ、、)。
これは、メロディ(緑のノート)とベース(赤のノート)の構成音から判定したものです。
メロディとベースのイベントを選択し、エディターに両方のノートを表示させ、画像のようにノートを選択するとこのようなコードが出てきました。
実際に音を鳴らして確かめたところ、特に違和感はなさそうだったので、そのままコードトラックに追加しました。
今の私の自力だと中々こんなコードは出てこないですが、この機能のおかげでそれっぽいコードを決めることができました。

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コードエディット機能の使用例②

以下はイントロ部分のメロディとベースのノートです。
8~9小節目はド(C)とソ(G)しかないので、私は適当なノートを追加してみてコードエディット機能に判定させてみました。
いろいろ試したところ、ミ(E)を追加したCメジャーコードがよさそうでしたのでそれをあてています。

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コードを多少知っていれば、メロディの構成音のド(C)とソ(G)から考えると、何となくド(C)、ミ(E)、ソ(G)を構成音にもつCメジャーコードが合いそうなことはわかると思います。
このように音楽理論とコードエディット機能を併用するとコードを決めるのが効率的に行えます。

さいごに

いかがでしょうか。
Cubase のコードエディット機能を利用することで、音楽理論の知識があまりなくても、ある程度曲に合ったコードをつけることができます。
私は耳コピのアレンジの時に使用していますが、オリジナル曲をメロディ先行で作って、それにコードをつけることも容易になると思いますので是非活用してみてください。


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