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ナンヨウクロナマコヤドリニナとカギモチクリムシ

ナマコにつく寄生貝のつく場所について、ある日、自分の認識を変える出来事に遭遇。その顛末を簡単に記す。

注意1:本記事は学術的な報告文にはしてません。学術的な報告に通用するほどの裏付けデータが確保できてないですし、素人でも面白いものに遭遇したらこんなとこにでも公表していいよという例を示したいだけなので。
注意2:本記事内容や画像のコピーや無断配布は著作権侵害として処理します。

きっかけ

春は名のみのうんたらかんたら~♪と鼻歌交じりで行きつけのイノーの中を歩き回ってた水も冷たい2021年春のこと、昨年まではウロコガイ類づくしだったけども今年は何にしようね?足元にいる数多のナマコ類を眺めながら、そういえばナマコにつく寄生貝類って攻めてないかも?と手に取ったのがきっかけです。
ニセクロナマコでしょ?シカクナマコでしょ?クロナマコでしょ?と手に取りしげしげと眺めまわしては寄生貝はいないですねぇと放り出し、次々とチェックしていくうちに!!!なナマコに遭遇したです。

それまでは、寄生貝類てナマコの体表につくものだと思ってたですが、もしかしてそこが寄生箇所の本場なの?という自分の中の従来の認識(=書籍で知り得た単なる知識)を覆すナマコがおりました。
確認するべく、辺り一帯のナマコを掴んではひっくり返して〇〇して・・確信に変わったです。

何が採れたか

結果から言えば次の二種です。
ナンヨウクロナマコヤドリニナ
カギモチクリムシ
名前に関しては採集したその当時は正確に当てられず、クロナマコヤドリニナとハナゴウナ(クリムシ)の一種としてました。カギモチクリムシの名前が判明したのは2022年の夏のことです。図鑑の方から目に飛び込んできたです、それまでは自分の目はその画像の上を何度もスルーしてましたです。
以下の画像は2021年4月にインスタグラムに掲載した画像です。

ナンヨウクロナマコヤドリニナ
カギモチクリムシ

従来の自分の感覚ではナマコの寄生貝にはめったに遭遇しないと思ってましたが、実際には30分もうろうろすれば両種ともそれなりに採れることがわかりました。ただしこれは浜によると思います。


調べたこと

1.どのナマコについてる?
2.どこについてる?
3.どの程度でついてる?
4.ナマコの生息箇所で何か変わる?
5.季節で何か変わる?
6.年をまたいでも同じ?
7.どの海でも同じ?

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