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Midjourneyスタイル参照アップデート検証
こんにちは。サウスです。
2024年3月22日にアップデートされたスタイル参照機能をいくつか比較してみましたのでメモ程度に残しておきます
![](https://assets.st-note.com/img/1711982707829-KJbBXgljxx.png?width=800)
アップデート内容について
![](https://assets.st-note.com/img/1711980395500-JNO8Gn0vz1.png?width=800)
March 22, 2024New 8:42 AM
スタイル参照アルゴリズムの最新バージョン(現在はデフォルト)は、より正確で、MJ V6とNiji V6の両方で動作します。
スタイル参照アルゴリズムのバージョンは --sv で設定できます。
4つのオプションから選択できます:
--sv 1 我々がリリースしたオリジナルのスタイル参照アルゴリズム
--sv 2 今日までデフォルトだったもの
--sv 3 sv2よりもパフォーマンスが向上し、より「ヴィヴィッド」なsv1の新バージョン
--sv 4 パフォーマンスを改善したsv2の新バージョン
(これがデフォルトです)
2024年3月15日にリリースされたsv2が1週間経たずしてv4にアップデートされました。現状は[ --sref ]機能を使用するとv4が適用されるようですね。
さっそくv4の効果を検証したのでご参考になれば幸いです。
スタイル参照の使い方について
Midjourney のDiscordもしくはブラウザ版から使用可能です。それぞれ使い方を確認していきましょう
Discordからのスタイル参照
Discordの場合は[ --V6 ] [ --niji 6 ] で使用する場合のみ最新のスタイル参照が機能するようです。
スタイル参照の使い方は以下のとおりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1711981238226-FHu1iuZ1Z1.png?width=800)
プロンプト:生成したい画像のプロンプトを入力してください
参照強度:[ --sw (数値) ] 強度は0~1000の数値 指定がない場合は100
参照URL:[ --sref (URL)]
画像のURL参照方法等は前回の記事も参照してください
ブラウザ版からの参照方法
ブラウザ版は現在alpha版で生成した画像が1000枚を超えているユーザーが使えるサービスです(2024/04/01時点)
![](https://assets.st-note.com/img/1711982302276-NDzJO9LJ5E.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1711982334995-i7ELE7HG89.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1711982346815-aCD12pmfwt.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1711982358947-JQFtvwosGj.png?width=800)
画像の参照方法を選び、通常通りプロンプトを入力して画像を生成します。参照の強度をパラメータ入力できる点はDiscordからの生成と同じですね。
スタイル参照強度の検証
[ --sw ] で設定できるスタイル参照の強度による影響を検証してみました。
設定可能値は0〜1000ということでしたので
パターン1:{10,20,30,40,50,60,70,80,90}
パターン2:{100,200,300,400,500,600,700,800,900,100}
の2パターンで検証してみました
![](https://assets.st-note.com/img/1711983887281-jFzrOURWU1.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1711983850602-O2jEQVeTH0.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1711983855890-dxlFwZ0CNX.jpg?width=800)
ずっと見比べていると頭がおかしくなるかと思いました😂
--sw 10〜20あたりではあまり元画像の参照度はやはり感じませんね。今回の画像に関しては、--sw 50を超えたあたりから元画像の参照度合いを感じ始めました。
100~1000に関しては、数値が大きくなるにつれてやはり元の画像の髪型や髪色が強く反映している出力が多くなっている印象ですね。自分の好みのスタイルや強度を見つけて、微調整していくのが良さそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1711986053596-cmkC5L8Qs3.png?width=800)
今回の検証は以上です。また何か検証したらまとめたいと思います✍
おまけ
今回の検証のように、Midjourneyでプロンプトの一部だけを変更して一度にまとめて作成する方法も残しておきます。
one girl,yellow hair --sw {10,20,30,40,50,60,70,80,90,100}
--sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
上記のプロンプトは参照の強度のみを変えるために、{ }で囲った部分をまとめてプロンプトとして画像生成指示を出しています。
one girl,yellow hair --sw { ここに複数プロンプトが入る }--sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
上記を実行すると、Midjourney側へ10個のプロンプトが入力されます
one girl,yellow hair --sw 10 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 20 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 30 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 40 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 50 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 60 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 70 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 80 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 90 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
one girl,yellow hair --sw 100 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
もちろん、一度に指示を出せる、というだけでそれぞれFastモードの生成時間は消費しますのでご注意ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1711986504950-DDUwaQ6vdL.png?width=800)
今回のように数値を変えて出力したい場合や、一部のプロンプトを変更して大量に作成したい場合(色違いや、模様違い、バリエーション作成など)に活用できるのかなと思います。
one girl,{black,green,orange,purple,deep blue,pink} hair
--sw 100 --sref https://s.mj.run/fXHvjiHXWC4 --v 6.0
引き続きMidjourneyなど画像生成AIを始めとしたAIツールの活用・検証をしていきたいと思いますので、役に立ちましたらぜひフォロー・いいねもお願いします🙏
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