NewsPicksヘビーユーザーの小室 勝裕さんが語る「ニュースの裏側にある人生ストーリー」とは
2月12日(金)19時より。銀座の一等地にある銀座コワーキングtheSNACKにて、NewsPicks非公式コミュニティPickers Loungeの第二回を開催しました。
平日夜、約20人の会員が銀座に集まって開催されたPickers Lounge Vol.02の様子をお届けします。
イベント構成はPick Myself/Ontalk&Offtalk/交流会の3本立て
Pickers Lounge Vol.02は、前回同様
▼Pick Myself(ゲストトーク)
・小室 勝裕さん/製薬会社 購買部 専任課長(間接材購買改革担当)(元ベンチャー企業取締役・内閣府参事官補佐)
・Furuyama Masayukiさん/Chemical Company Business Administrator
▼Ontalk&Offtalk
・上記のお二人に加え、2月から弱冠18歳で最年少プロピッカーに就任された三上洋一郎氏が参戦!
▼交流会
の3本立てでした。
本レポートでは、まずは小室さんのお話しをご紹介します。
「いじめられっ子」だった小学生時代
小室さん:
お疲れ様です。小室でございます。
数カ月に1回、購買業務についてプレゼンする機会はあるのですが、多少距離がある中で話をしています。今日は非常に座席と近いのでコンサートからライブ会場に移った気分ですね。さらに言うと多くの方にカメラを通じてご覧いただけるのですよね。
今日の話は限りなく自分語りに近いです。日々のコメントで薄々お気づきの通り私は「普通のサラリーマン人生」とは違う毎日を送ってきました。
私自身がどういう人生を歩んできたのか、ということと、現在どんなことをやっているのかということについてお話してみたいと思います。
まず少年時代、どんな男の子だったかというと、実は「いわゆるいじめられっこ」でした。トロい男の子。動作が遅いくせに緊張しやすく、自分の言いたい意見を言えない子どもでした。
それを言うと「いや小室さん、それは100のうち98は言えて、残り2が言えてなかっただけじゃないですか?」と言われるのですが、本当に言いたいことが言えない子どもでした(笑)
(会場笑)
本当にうちの親は、わが子の行く末を心配していたことだろうと思います。
さらに小学校3年生の時、東京の三鷹に住んでいたのですね。
非常にサッカーが強い地域だったので、サッカーチームの仲間は「一緒にやろうよ!」と言ってくれていましたが、緊張しいの私は、たった1日で辞めてしまったのです。
本当に自分の殻に閉じこもってしまっていたんですね。
小学校卒業目前にして、父が病没する。
小室さん:
さらに輪をかけて悪かったのが、小学校6年生、3月で卒業目前の時、父を病気で亡くしてしまったんですね。
それはそれで悲しいことなんですが、男の子にとってさらにツラかったのが「反抗期でぶつかる相手がいない」ということ。
大したことでなくても、何かイライラしてしまって親には当たるものの、さすがに母親に対しては「うるせーよ」みたいなことは言うものの、すぐに言っちゃった。。。と後悔してシュンとなってしまったり。
そういう有様だったので、自分の中で鬱屈したものを抱えたまま、ずっと生活をしていたのだなと思います。
さらに言うと、残された母が京都の出身だったので、中学校に入ってから京都に引っ越したのですが、東京とカルチャーが違っていました。良い悪いではないですが、京都の伝統を大切にする考えどうしてもなじめなかった。
今でこそ、NewsPicksのオフ会でも紅葉や寺社仏閣に案内するツアーをやったりして、京都らしさは大好きなのですが、当時は「合わないなー」と感じる日々を過ごしていました。
成果を出しても「飲みに来ない」という理由だけで評価されず
小室さん:
社会人になります。実は、私は就職氷河期の最初の年に社会人になっています。
何だかんだ言って、お勉強はちゃんとやっていましたし、受け答えもその時はちゃんとできるようになっていたので、会社は非常に期待してくれて新入社員での配属先には大変恵まれました。
「伸びること間違いなし」の部署だったのです。ただ、そこにいることで周囲からの反感を買いやすかった。
「守り一辺倒」の部署に配属された同期もいた中、一人だけ急成長の分野に配属してもらい、悪口を陰で延々と言われていました。
入社2年目くらいには、半年で数億円の商権を創りだして、自分の給料の何倍もの金額を会社に返せた。
となると、直属の上司も「小室、お前にはA評価、ボーナス評価をつけるぞ!」と言われていたのですが、いざ評価会議から帰ってきたら「小室ごめん」と。
まわりの部課長さんが「小室?全然飲みにも来ない奴じゃない。そんな奴にA評価はいらん!」と言われたのだと。
当時はとにかく仕事ばっかりやっていたのですね。でもそれで付き合いが悪くてダメとはねえ。
本当にそれでやりきれない思いをしました。
ハニートラップ?!
小室さん:
その頃、ハニートラップにも遭いました。と言っても今話題のハニートラップとは違う意味でのハニートラップですね。(苦笑)
当時、勤め先は商社でした。商社って、いろんなお取引先とお取引をします。
社内にはとても綺麗なご令嬢がたくさんいたのですが、かなりの方がお取引先のご令嬢なのですね。
一方、私自身、高校、大学ずっと理科系だったので、7~8年ずっと男性社会にいました。
女の子との話し方が全然分からない、ウブなヤツでした。
その中で、現場に配属されて2日目くらいに、上司に呼ばれまして。
「お前さ、●●さん、可愛いだろ。あの子には絶対手を出すなよ。」
「取引先の××社の資材部長の娘だ。その会社の御嬢さんのご機嫌を損ねたら、大変なことになる。その他にも(取引先のご令嬢は)何とかさんも何とかさんも、何とかさんもいる。絶対手を出すな!」と。
「好きだったら付き合ってもいいけど、腹を括れよ」と前向きに言ってくれていたら、もしかしたら私の人生も違うものになっていて、問題意識を持たないがためにNewsPicksを全然やっていなかったかもしれない(笑)
典型的な「東海岸」の塊のような人生を送っていたかもしれない。
(会場笑)
そんなこともあって、女性社員との話し方はとってもぎこちなく、それを私のことを悪く言うメンバーに利用されてますます孤立していったのです。
出世が全然嬉しそうじゃない上司や先輩たち。
小室さん:
一方で、周りにも出世していく人がたくさんいたが、全然嬉しそうな顔をしていなかった。
朝出勤して、顔色が悪いなーと思ったら、要するに接待明けなんですね。
「お酒飲めるんだったら楽しいじゃないですか」と言ったら
「何言ってるんだ。相手を喜ばせてナンボだ。楽しいわけないだろう。男芸者はつらいんだよ」と。
そんな話を延々と聞かされて若手時代を過ごしました。
こういう先輩たちを見て、一体自分はどうなったら良いのだろう、出世したところでなあ…という気持ちで一杯でした。
悶々としていた中で出会った「eビジネス」の世界。
小室さん:
そんな中で5年、6年、毎日終電近くまで働いていたのですが、その頃こんなこと(筆者注:商売では必ずしも価値に見合う利益をあげられるとは限らない・・・)を思うようになりました。
商売はキレイごとばっかりじゃないということはもちろんわかっていました。
ただ、自分が一生懸命頑張って創りだした商権でもたった数%しか利益がでない、ということになり落ち込んでいた時に、社内で聞いて回ると、自分の何倍もの率の利益を出す商売を創りだしている先輩がいたので、秘訣を聞いてみたんです。
すると「小室お前なあ。そういうのは、(口八丁手八丁で)上手くやるんだよ。」
と言われたんです。
そういうものが「悪い」とは言わないまでも、ちょっと「おかしいな」と思い始めたのです。
ちゃんと付加価値をつけて、その分の対価を頂く。それがあるべき姿なのに、そういったものとは全然違う「駆け引き」でビジネスがぐるぐる廻っていると。
そういうのは良くないんじゃないか?という思いが出てきて、当時ちょうど2000年頃、インターネットバブル全盛期の頃でした。今は「●●テック」と言いますが、当時は「eビジネス」と言っていたんですね。
「世の中の不条理をインターネットの力で変えられないか?」
そう考えて、インターネットビジネスの世界を勉強しようと思い、銀行から100万円ほどの借金をつくって、とある私塾に勉強に行きました。
そこにいくと当時、Webの世界で非常に輝いていた方々が講義をして下さるんですね。演習などもありました。
例えば、まだSuicaが出始めの頃「どんな使い道が考えられるか」という御題に対して私が「コンビニの決済に使ったらよいのではないか?」と提案したら、「いいねいいね!」と評価された。
今皆さん、当たり前に使っていますよね。
当時はまだ、渋谷109前の自販機だけで使える程度だったんです。
いよいよeビジネスの世界へ。
小室さん:
そんな日々を経て、2003年頃、インターネットビジネスの世界に飛び込みました。
ソフトバンクさんの子会社で購買コンサルティングをやっている会社に転職しました。
企業と企業の間の購買に関するコンサルティングを行う会社です。
転職したのは、まさに会社ができて間もない頃でしたが、初めてこのビジネスモデルを聞いた時から「このビジネスは成功する」と確信しました。
当時はネットバブルが弾けた時で、ソフトバンクの中でもかなり事業会社が潰れはじめていたのですが、これは非常に芽があると。ただ、成功することは目に見えていたが、具体的にどうやってビジネスを大きくしていくかはこれからでした。
さらに私が驚いたのが「地を這うような営業スタイル」との訣別でした。
頭をぺこぺこ下げたりしなくても、どんどん売れていった。
「なんだこれは?!」と。
ただ、売れた理由は非常にシンプルでした。
つまり「経営者をターゲットにした、合理的な商品・サービスは売れる」と。
「今までの営業スタイルでは、一体何をやっていたんだ」という気持ちになりました。
ただ、後になって見ると分かるのですが、ちょっと説明すれば売れるという簡単なものではなく、よりレベルの高い営業が要るのですね。
自由と責任は表裏一体。
小室さん:
どこもそうでしょうが、ベンチャー企業というのは基本的には「自由」なんです。
ただ「自由」というのは裏返しで「責任」も伴います。
これがよく分からず多くの人が潰れるんです。
楽しいだけでなく、本当に大変な場所でもあるんだなぁということを実感しました。
ちなみに、「リバースオークション」って皆さんご存知ですか?
全ビジネスパーソンの6分の1の認知度と言われています。
見積を取得する際、Web上で競り下げる形で入札していく仕組みです。
「リバース」とついているのは、普通のオークションは値段が上がっていきますよね。リバースオークションの場合は、下がるんです。
価格がグラフのように下がっていくんですね。
こういった業務がビジネス化されて、それこそ日本中の名だたる企業が、業種別に、大きな企業から先に導入が決まっていきました。
日本を代表する大手企業の社長、CEOや次期社長にあたる方が、代わる代わる会社にやってくるのを見て、「これはスゴイ場だな」と感じていました。
起業にかなり近い経験ができたベンチャー時代
小室さん:
当時、BtoBの購買コンサルティングの領域は非常に成長著しかったので、とあるベンチャー企業にお声がけ頂き、さらに転職をしました。事実上の引き抜き、スカウトでした。
そこでの経験も含めて、通算2回の大阪事業所の開設を経験しました。
いわゆる「起業」とは違いますが、起業にかなり近かったと思っています。
転職先のベンチャー企業の取締役にもなっていました。
当時大阪の方に住んでいましたけど、毎週月曜日の朝「月曜朝6:03新大阪発のぞみ7号車1番B席」に乗って、東京・大阪を往復しています。
細かいですが、「7号車1番B席」って決めてました。
東京駅に着いて改札に一番すぐ出られるのが7号車。
1番席は、一番後ろの席なので、後ろの人を気にせずにリクライニングできる。
またA、B、C、D、Eの中でB席だけ、少し席が広いんですね。
ご存知でしたか?東海道新幹線って、そうなってるんです。
そう、とにかく寝たい。寝たかったんです。
(会場笑)
とにかくこれに毎週月曜日に乗って、水曜日か木曜日の晩に大阪に帰る。
そんな生活をしてました。
NewsPicksのPickの根源
小室さん:
業種問わず、大手企業の取締役クラスの方から、それこそ中小企業の社長さんに至るまで、本当にいろんな方々とお会いして、本音を聞き続けてきました。
よくある「営業百人斬り」とかとはワケが違います。
全部本音の会話なのです。
取引の見直しに関して「嫌だ」とか「やりたくない」とか、そういった本音を全部ぶつけられるのです。
こうして、いろんな業界・業種のいろんな企業の経営陣の方から見聞きした話というのが、今の私のPickの根源になっています。
今の本業の製薬会社における購買に関するコメントは守秘義務があって言ってはいけないので一切言いませんけれども、横断的にさまざまな業界に関してコメントできるのは、この頃の経験によるところが大きいです。
取締役=経営者の責任の重さ
小室さん:
当時私は、ベンチャー企業の取締役でした。
売り上げが立たなくなってしまった際にどうするか。コンサルティング系の企業において、費用の過半数が人件費です。
売上がない!キャッシュがない!となったら即倒産です。
そうなってはいけないので、自分の人件費を削るしかありません。
「数か月報酬ゼロ」だったことが何カ月かありました。
そういう世界なんです。
「(取締役の立場が)嫌だったらやめろ」ということです。
もちろん、一般社員の給料は手をつけませんでしたが、管理職クラスの給与は引き下げました。それでも、従業員の給料は、法定よりももっと低いパーセンテージでの引下げでした。
しかし取締役だと逃げる訳にはいかないのです。
働きすぎて心を病んで休職。復活後に内閣府に2年間出向。
小室さん:
そうこうしているうちに、あまりにも働きすぎて、心を病んでしまいました。
1カ月ほどで復活して、(営業の)現場にはもう立てなかったのですが、事業開発など違う仕事をしているうちに、中央省庁の購買をどう改革したらいいか調査研究を行うプロジェクトを会社が受注し、私が引き受け調査し資料を作りました。すると評判になり議員会館に呼ばれてプレゼンしたところ「これは素晴らしい」と評価を頂きました。
それで、実際に「国の購買業務における新制度導入にあたっての有識者」という恐れ多い立場で最初会議に参加し、さらに話が進んで内閣府に出向という形で関わらせて頂くことになりました。
それがために東京に引っ越し、大阪のとってもオシャレな分譲マンションを底値で買っていたのですが、売却しました。親戚全員猛反対でしたけどね。
そうして出向することになった訳ですが、在籍出向と言い、籍を会社と内閣府の両方に置く形での出向となりました。
朝起きて、最初は会社に出勤するのです。それで30分くらいミーティングをして部下に指示を出して、10時から夕方までは内閣府。
夕方に会社に帰ってきて「進捗どうなった?」と確認して、そこから終電まで会社で働く。
そんな働き方を2年間続けていました。
ただ、それぐらいの勤務量は社会人になってからはずーっとやっていたので、個人的には「当たり前」という感覚でした。
出向してから2年が経ち、国における新制度もいよいよ落ち着いてきたので、任期満了となりました。
そうして、もうそろそろ、違う立場で仕事がしたいと思うようになりました。それと給与条件で自分の市場価値はいくらほどになったのか知りたくなりました。すると全然それまでと違う評価になっていることに気付きました。
それで転職活動をして、今の会社に転職を果たしました。
実感としては購買の世界で「10年近くモーレツに働いてきた」と。さらに社会人になった頃から猛烈に働いてきたので20年ほど働き詰めだった。
もう充分に一生分の仕事をしきった。心の中では「セミリタイア状態」で世の中を広い視野でみたいという心境になっています。
なぜNewsPicksの読者企画をやっているのか?
小室さん:
いま、毎週月曜日に自主投稿の企画を投稿しています。
おかげさまで、記事の平均Pick数は170件くらい頂いているので、大変盛り上がってきているなぁと思います。
インタビュー対象者は必ず毎回テーマを決めています。
「NewsPicksでよく取り上げられているテーマに関し独創的な取組をしている方です。
例えば、若者と政治であれば徐 東輝さん。産後の女性の社会参画ならば奥田 絵美さんといったようになっています。
地方創生・リーダーシップというテーマで高島 宗一郎さん(福岡市長)にも取材をしました。
高島市長は、地方創生の分野では知る人ぞ知る凄い方です
素晴らしい成果をあげられている方です。
インタビュー記事についてはお褒めの言葉を頂くことも多いですね。それに関して言うと、文字起こしをしてから、記事を公開する前に「こんな記事になりますよ」と本人に渡しています。
そう。インタビューを通じて、自分自身を見つめなおして頂く機会にしています。
ご本人にとっては正直、きついですよ(笑)本当に。
腹を割って話して下さいと言っているので、記事の草稿もそうなっています。
奥田さんの記事なんかは「よくここまで書くな」と仰っていただくことも多く、梅田社長(NewsPicks運営のユーザベース社長)からもお褒めの言葉を頂きました。
そうなるまでに、実は何度でも原稿を修正しています。
徐東輝さんの場合は50回以上、奥田さんの場合は30回くらい変えています。
奥田さんの1回目の記事では、最後に泣けるシーンがありましたけれども、その部分に関しては一言一句にこだわって、三十数回書き直しています。オリジナルの文字起こしの原稿からは結構変わっている。でも、彼女自身の言いたいことだけ漏らさずに思いのとおりに記事にする」よう心がけていました。
成功する方に共通することとして、幼い頃の憧れがまずあり、青春時代に自分の生きていく方向を決める原体験をすることが多いな、と感じています。そこで原体験と自分の方向性、そして将来像を聞き出し、その中から特に素晴らしいものを詳しく描写するようにしています。
表面的なニュースの裏側にあるストーリーを届けたい
小室さん:
私がこの読者企画を通じて何をしたいかをもう一つ申しますと、こんな仮説です。
例えばNewsPicksでもよく目にする成功者の記事。
なぜこの経営者は業績を上げられたのか?と。
そのニュースの裏側には、必ずその方、その企業なりの「将来展望」があります。
さらにその下には、その人なりの「過去経緯」、ストーリーがあり、その背景には「社会課題」があります。
その「過去経緯」を押さえた上で、未来をどうしたいか?という将来展望を聞いてゆく。これを掘り下げ、記事にすることで、全体像を理解するようにすることにより、世の中の人にとって参考になるのではないかと思い、この企画をはじめたのです。
小室さんがNewsPicksに求めるモノとは
小室さん:
最後になりますが、スライドの内容の前に、NewsPicksは政財界の重鎮の方々がご覧になっています。びっくりするくらい、沢山の方が見ています。
皆さんが考えているより、はるかに著名な方が登録されています。中には匿名アカウントで登録されて、ご覧になっている方もいらっしゃいます。
ちゃんと見ています。舐めたコメントなんかしていたら、大変なことになるかもしれません。ちゃんと注意した方が良いです。NewsPicksはそういう場なんです。
そういう意味では、業種業界を問わず、識者が揃ってるんですね。NewsPicksには。プロピッカーだけじゃないんです。
その上でスライドへ。ここに並べたサービスが全てあったらいいのに…ということは10年くらい前、前職の時からずっと思っていました。それだけに、スマホの画面上でNewsPicksを最初見た時に「これは来た!」まさに「キターーーー!!!!」と叫んでいました。(笑)
その頃、ビジネスパーソン向けにこんなプラットフォームがあったらいいのに、という話をしてました。
小室さん資料より引用
個人設定をすると、その方にちょうど合う画面が出来るという前提です。もっともニュースに関しては業種・業態・地域別に最適化されたものが並ぶことだけを考えていたので、互いに知見を持ち寄ることまでは想像していませんでした。
あと私が元々関わっていたのがビジネス機会の下2つです。
一方、まだNewsPicksにない機能として「相談機能」があります。
佐山さんの「ハートのある~」みたいな人生相談コーナーはありますが、ビジネス相談コーナーはないですよね。そういうのがあるといいと思います。
コンサルティングの世界では「高級文房具」だなんて言われて、資料作りをするというサービスが結構流行っていますが、それとは少し違い、「ちょっとこんなことを知りたいな、相談に乗ってほしいな」というときに、チャットや会話を画面上でやりとりできるような相談ができるプラットフォームがあればと。
Anytime Business Concierge(ABC)と呼んでいました。いつでも、ビジネスについて相談できる、ホテルのコンシェルジュのような存在。そんな存在に、NewsPicksが発展していってほしいなと思っています。
絹のハンカチを雑巾代わりにしない
小室さん:
最後になりますが、某匿名NewsPickerさんからもお褒めいただいた言葉を使って皆さんにメッセージをお伝えしたいと思います。
絹のハンカチの使い方を考える。雑巾代わりにしない。
NewsPicksは、身近なもので例えるならば絹のハンカチのような高級な存在なんです。本来は。
それを、誰かの悪口をペッて書くような、汚いことに使う、雑巾のような使い方をしてしまってはいけない、ストレスのはけ口ではないと。そんな風に思っています。
絹のハンカチは絹のハンカチとして使おうよと。
少し長くなってしまいましたが、こちらにて私のパートを終えたいと思います。
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