なぜ日本の若者は「欲ない、夢ない、やる気ない」の「3Y」なのか。
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「欲ない、夢ない、やる気ない」……現代日本の最大の危機はこの「3Y」にある 作家・堺屋太一
まずは若者の間に広がる物欲の低下だ。20世紀のうちは家族も独身者も「豊かなモノ」に憧れ、衣料を買い込み電気製品をそろえ自動車を買った。中年世帯は分譲住宅を探して展示場を回った。
だが最近は、あえて高級衣料や電気製品をそろえず、必要に応じてレンタルする人々も多い。自動車にしてからが「要るときにレンタルすればよい」という向きも増えている。
1980年代以降に生まれた「ミレニアム(世紀末)世代」は、モノを持つことにステータスを感じないらしい。
《激減した海外への留学生》
第2に、最近の若者には「未来への夢」が乏しい。90年のバブル景気の頃までは、年々経済は成長し、収入は増加した。誰もが「明日は今日よりも豊かだ」と信じて夢を描くことができた。
こういう発言こそが、若者たちの欲と夢とやる気を奪っているのだということに、なぜオジサンたちは気付けないのだろう?
オトナたち、オッサンたちが「欲ない、夢ない、やる気ない」だから、それに影響されて若者たちも「3Y」なんですよ。
例えば、日本人のエンゲージメント指数(組織貢献意欲・会社への愛着度)は世界ダントツでワースト1位。そんなオトナたちを見て若者たちが「欲あり、夢あり、やる気あり」になるわけないじゃないですか。全くもう。
参考図書
日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?
ロッシェル・カップ
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