漱々(sousou)

おもうこと、日々の創作

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記事一覧

うまれでて

わたしというにんげんはどこからやってきたのでしょう ひとつわかっていることは みなだれかのおなかのなかでなんかげつかをすごし だれかのおまたのあいだから もしくはだ…

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今週読んだ本

こんにちは、漱々です。 今朝はなぜか2時頃に目が覚めてしまい、眠れず、読書をしました。 本日読んだ本はこちら。 「おいしいごはんが食べられますように」(著:高瀬…

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眠る

手足をバタバタして まだ眠りたくないのか少し泣いたりもして そんなようすをそうっと見守っていると 小さな目が細くなり、まばたきが減って目を閉じる瞬間が長くなる。 そ…

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厄年について考える

こんにちは、漱々です。 先日、近所の神社へ初詣にいきました。 地元の小さな神社ですが、元旦は毎度人混みで列をなします。 待つのが嫌いな私は、神様の前で不機嫌にな…

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今週読んだ本

こんにちは、漱々です。 2023年は「週に1冊本を読む」を目標にしています。 そして記念すべき1冊目はこちら。 Voicyでおなじみ、ワーママはるさんこと尾石晴さんの新刊…

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命名と千円札

私の名は漱々(そうそう)と申します。 愛読・尊敬している夏目漱石先生のお名前から、 一文字拝借して名付けをしました。(恐れ多いことです) この「漱」という漢字、…

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うまれでて

うまれでて

わたしというにんげんはどこからやってきたのでしょう
ひとつわかっていることは
みなだれかのおなかのなかでなんかげつかをすごし
だれかのおまたのあいだから
もしくはだれかのきりさかれたおなかから
このせかいにうまれでたということ
それいがいにわたしたちがうまれるすべはない

そうしてでてきたわたしは
けっきょくどこへいくのでしょう
だんだんつかれて だんだんちぢんで
あちこちこしょうしていく
てんご

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今週読んだ本

今週読んだ本

こんにちは、漱々です。

今朝はなぜか2時頃に目が覚めてしまい、眠れず、読書をしました。

本日読んだ本はこちら。

「おいしいごはんが食べられますように」(著:高瀬隼子)
2022年上半期の芥川賞(第167回)受賞作です。

表紙とタイトルだけ見ると、ゆるい、丁寧、素朴、ほっこりといったキーワードが連想され、食のエッセイかしらなんて想像してしまいますが、
やはり芥川賞、そんなわけがありません。ア

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眠る

眠る

手足をバタバタして
まだ眠りたくないのか少し泣いたりもして
そんなようすをそうっと見守っていると
小さな目が細くなり、まばたきが減って目を閉じる瞬間が長くなる。
それでもまだうっすらとひらいている目の中には
もう夢が見えているような感じ。
ここから遠ざかっていくように
ぎゅっと握られ浮いていた小さな拳が
しずかに、とてもゆっくりと力が抜けていき、布団に着地する。
ちいさな体で眠ろうとする姿に強い生

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厄年について考える

厄年について考える

こんにちは、漱々です。

先日、近所の神社へ初詣にいきました。

地元の小さな神社ですが、元旦は毎度人混みで列をなします。
待つのが嫌いな私は、神様の前で不機嫌になっちゃいかん!と、少し遅れて3日にいきました。(まぁそれでも参拝客はそれなりの数おりました)

参拝の列に娘と手をつないで並んでいたところ、
厄年表が目に入りました。

私はアラフォーの女性で、やっと厄年から抜け出たところ。
振り返って

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今週読んだ本

今週読んだ本

こんにちは、漱々です。

2023年は「週に1冊本を読む」を目標にしています。

そして記念すべき1冊目はこちら。

Voicyでおなじみ、ワーママはるさんこと尾石晴さんの新刊です。

まさに、アラフォー&ワーキングマザーである迷える私へ、寄り添い、励まし、的確なアドバイスをくれる、そんな本でした。

いつもはるさんのVoicyを聴いているからか、文章を読んでいると、あのパリッとしたはるさんの声で

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命名と千円札

命名と千円札

私の名は漱々(そうそう)と申します。

愛読・尊敬している夏目漱石先生のお名前から、
一文字拝借して名付けをしました。(恐れ多いことです)

この「漱」という漢字、「すすぐ」「あらう」などの意をもっております。
潔癖症の気がある私にとって、まさに、という漢字。

ところで、夏目漱石先生との出会いは高校1年の頃。
現代文の教科書に「こころ」の一部が載っておりました。これを初めて読んだ私は雷に打たれま

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