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ワンピース考察:空白の100年=ワンピース全体の過去編説

空白の100年の中身に関してというよりは、メタ的に見えている、"どうやって空白の100年を我々読者に伝えるのか"という点に関しての考察です。

リオポーネグリフまとめて見つける説


ロビン加入前後の辺りの自分の予想としては、ルフィ達が旅を続けるうちに何度かポーネグリフを見つけて、空白の100年に何があったのかも小出しにされて知るのかな、と想像していましたが、最終章始まった現時点でもまだリオポーネグリフって一つも見つけて無さそうなので、この先で今更小出しに見つけるとは思いにくく、そう考えると9つ全部まとめて見つけるような気がしてきています。(一つだけ足りないパターンはあるかもです)

そう考えると、空島にあったロジャーの"最果てに導く"という文章は文字通りラフテルかロードスター島にリオポーネグリフを運んだ。
という意味になるのかなと。

先日考察したようにロードスター島にはスコッパー・ギャバンがルフィ達を待っていると思っているので、リオポーネグリフを守っているなら辻褄も合いますよね。

空白の100年=ワンピース世界の過去編

コレはもう確定的ですね。
ワンピースと言えば過去編がアツイ事で同じみですし、ワンピースの中で繰り返し用いられてきた説話構造は

"何か不幸な現状がある"

"そうなった理由を知る過去編がある"

"そしてルフィが現状を変える"

ざっくり言えばこのパターンが繰り返されてきたわけです。

となれば、最終章もこの構造に則って展開される可能性が高く、その観点で見れば、ワンピース世界全体の過去編と言える空白の100年は、とんでもない悲劇があって、今もその悲劇は続いていて、ジョイボーイ達がどんな想いでポーネグリフやワンピースを残したのか、が明かされるのでしょう。

世界政府の凶行は続く

また個人的な感覚ですが、今までの作中でもこの世界の悲惨な現状というのは描写はされてきたものの、そのほとんどは一旦ルフィ達が解決してきているのもあり、世界全体に対しての印象としてそこまで悲惨な感覚がないんですよね。

今まで立ち寄った場所だいたい何かしら不幸だったので冷静に考えれば酷い世界なんでしょうけど。

もう少し読者の感覚に訴える形で不幸で悲惨な世界を見せる必要があると考えると、1060話のルルシアの罪のない人々を虐殺したような話が、もっと繰り返されたり、ルフィ達に縁のある国や人が酷い目に合う描写がなされるのではないかと思います。

こちらでも書きましたが、革命軍は物語的に敗北が予想されるので、ルルシア王国に引き続き革命軍や8カ国革命関係が酷い目に合うんじゃないでしょうか...

ただ革命軍だけだと罪がない、という感じが薄いので、普通の暮らしをしている人も犠牲になる気がするんですよね。
アラバスタや魚人島、ワノ国なんかのルフィ達にゆかりの深い場所にも何か起こりそうな気がします...


まとめ

ワンピースは"今の問題"→"過去編"→"解決"という構想をとるエピソードが多い。
最終章の過去編=空白の100年。
となるとこの先の展開は、空白の100年に起因する"今の問題"=世界政府や天竜人がいかに悪く、倒すべき相手なのか、という描写がされるであろう。

しばらく気をひくような謎めいた描写が多かったですが、ここから段々と具体的にひどい話になっていくんじゃないかと予想しています!

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