「議会改革」についての温度差 〜議員報告会を振り返って〜

おはようございます 御前崎市議会議員のさいとうけいこです
まだまだ寒いですね、どうぞご自愛くださいませ

さて昨日は御前崎市議会の議員有志のグループ真風会の議員報告会がありました。昨日の報告会で3回目となりました。こうやって複数の議員が実施する報告会は、準備も実施もそれなりのエネルギーを使うものであり、私は(今回は実は変わって欲しかったのですが)また司会進行のお役目となったこともあり、大役を終えてホッとしてもいます。

議員報告会では個人の活動報告に加えて質疑応答を行いました。何人かのご意見で、要するに「なぜ複数の議員がいても、改革が進まないのか?」というものがありました。
ご質問をいただいたので、本来はまずなぜに答えを出すべきかもしれませんが、温度差を感じたので、今日はその感じた温度差についてまずは書いていきたいと思っています。

報告会から帰ってきて、私自身の問いは2つありまして、1つ目が、「議会改革と一言で言うけど具体的には何を指すのか?」で、2つ目が「そもそも私は今、議会改革がしたいのか?」です。

1つ目は、本当に市民の声にお答えするなら、その方がおっしゃる議会改革の内容について詳しくお話を伺う必要があるので、このnoteでは保留しておきます。

2つ目の「そもそも私は今、議会改革がしたいのか?」について
①そこは視野に入れていなかったと言うのが事実です。理由はとてもシンプルで、議員になって3年近く自分の目の前の案件に取り組むので精一杯だったから。
②今は議会改革というよりも議員の資質向上が必要だと感じている。議員有志のグループ真風会は、議員が集まって研鑽すると言う機能があります。例えば予算の審査前に集まって意見交換するなどの活動をしてきています。
③改革について、もやもやが拭えない。改革とは、価値観が転換していくことだと思っていて、プレイヤーが変わればおのずと変わっていくと私は考えています。が、市民の多くの方々が、本気でプレイヤーを変えるつもりがあるかどうか?はよくわからないです。FBに女性議員が半分になれば議会は変わるとの内容を書きましたが、実際にそれを許容できるのか?プレイヤーを変えないで、改革ってのはどうなのか?とか、プレイヤーを変えるリスクを本当に許容できるのか?とか。要するにまだもやもやしています。
④最後が時間軸への温度差です。上の3つ目とも重なりますが、これまでは10年単位でずーっと変わらなかった岩盤を手渡されて、まだ3年で「どうして変わらないんだ?」って言われても、、、という感覚が私にはあります。ただ、ここは報告会できちんと言語化できなかった自分に非があると反省もしている所です。
⑤信頼構築不足もあるだろうとも感じます。

で、あなたは何をするのか?という実践部分ですが、まずは真風会で振り返りの場を作り、今後の「議会改革」についてを意見交換する予定でいます。

ご理解いただきたいのは、議員同士であってもなのか議員同士だからこそなのかはさておき、合意形成には時間がかかります。でもそこをトップダウンでやっていかない事が、民主的なプロセスの一歩であり、議会改革に繋がっていく姿勢だとも思っています。

では、お読みいただきありがとうございました。


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