ビジョンと手続き論の関係性とこれからの論点整理の必要性
こんにちは
御前崎市議会議員の齋藤佳子(さいとうけいこ)です。
昨日、私にとっては2回目の議会の9月議会の最終日でした。
今回の私のベスト3のメモリーは、以下の3つです。どれも貴重な学びの体験となりました。とってもありがたいなと感じています。
・一般質問作成時に「それ聞かないで」って言われた件
・決算委員会のスピードがめっちゃ速かったけど、すごい勉強になった件
・決算の認定に反対をしようとして、ちょっと疲れた件
どれも書きたい事だらけですが、決算の認定について。今日の中日・静岡新聞にも報道されておりましたので、まずはこちらから。
本当は紙面をお見せできるのがいいのですが、、、。
御前崎市にある池新田地区の財産区決算の認定についてですが、御前崎市は議員定数が15名でして、議長を抜かすと14名。その14名が、賛成と反対(認定と不認定)に分かれました。最後は議長が賛成で、議案としては「認定」となりました。
この件については、討論も賛成2名、反対2名の計4人が登壇しました。最近では一番多い登壇数ではないかと思います。
私は市議会議員ですので、もちろん議場で討論を聞いていた訳ですが、聞いていて「正直、これは難しい」と思いました。
何が難しいと感じたかというと、そもそも違うところから論旨を展開していたからです。大きく分けると「ビジョン」と「手続き論」という、比較しにくい二つの側面から物事を見ている。
例えて言えば「スポーツというカテゴリーは同じでも、テニスと水泳という違い」です。この異なる次元の論理展開をどうしたら同じ目線で熟議できるのだろう?と思うと「まだまだ先は長い」としか言いようがありません。
その上で私は「ビジョン」の方を選択し、反対の立場を表明した訳ですが、多分ビジョン的な側面だけを見れば、そこにも賛成者が多かったでしょうし、逆に、手続き論はどうなのか?と聞かれた場合に、そこだけを見たのなら私も賛成と答えた事でしょう。
これからは、何について話を進めて行くのかの論点整理が必要。
論点整理をしないで初めてしまうと、望まない対立構造が出来てしまう事もある。
これが、今回の私の大きな気づきです。
ただし、議会と云うカタチをとっての議論の仕方は、決まった型のある中での議論がまだ一般的です。もしかしたら一致点を探せる可能性がある場合でも、この形式の中では場合によってはかなり取りこぼしてしまうなとも気づけました。ここへの対応として、議会改革が進んでいる議会などでは、議員間討議も実施されているみたいですので、その辺りも学んでみたいと思っています。
何はともかく「体験こそがかけがえのない学び」でした。
加えて、議員活動は、その時点での自分にとっての最善の選択をし続けて行く事でもあるのだと学びました。
まだまだ試行錯誤な毎日は続きますが、この体験が少しでも「2030年の御前崎」への役に立つように、めげないでいきますし、反省すべきことは反省してアップデートもします。何より関心のある方々にはシェアして行きたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
ではでは
さいとうけいこ
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