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地域のアップデートをいかにしていくか?(議員Gの活動途中経過報告)

おはようございます 御前崎市議会議員のさいとうけいこです

御前崎市議会のある議員グループ(注:御前崎市議会には会派はありませんので、あくまで議員が意見交換したりする自主的なグループという位置付けです)のお仲間に入れていただいていて、おおよそ月1回くらいのペースで意見交換をしたり勉強をしたりしています。

今年度、そのグループで取り組んでいるのが「地域の役職者について」です。

これまでの御前崎市議会では、例えば町内会長の負担軽減や消防団員の減少についてなどの質問があったりもしました。私も地域の役職の方と話を伺っている際に「地域に割り当てられている役員を、誰かにお願いするのが大変」という声も聞いていたりもしたので、議員グループで、実際にどのような役職が地域にはあって、それはどこが所管しているのか?(地域なのか、市からの依頼なのか?)課題は何か?などをそれぞれに分担して調査を進めてきました。

全員で情報を持ち寄って地区の役員一覧を作成してみたりもしましたが、色々な役職がありました。

例えば、御前崎市の場合には「行政協力委員」として、町内会長はじめ各地区4名、保健委員、スポーツ委員、交通指導員、民生児童委員、防災指導員などなど。その他にも地区独自で決まっている役員もあれば、どうしても地区で割り振る必要はないけれど全体のバランスなどは考えたり役職(社会育委員や農業委員など)もありました。

最新の会議では、その1つひとつを取り上げて議論しましたが、地域の人口が減って、定年延長などで多くの方々が仕事をしていたりという背景があり、一旦本当に必要なものとそうでないものに分けて考えたりは必要だろうと、私は感じました。

町内会は独自の団体ですので、その町内会が独自で決めている役職については基本的には地区でどうするのか?を考えていただければいいので、私たち議員としては
①市が依頼をしているもの ②論点整理が必要そうなもの ③負担軽減策など支援が必要そうなもの という視点で以下を選び、再度担当課などにヒアリングをかけたりと継続して深堀りすることとしました。

・民生委員、児童委員
・スポーツ委員
・交通指導員&防災関係の委員


(ここからは私の意見になります)住民の方々が、○○委員になってもいいと思うためには、少し若い頃から「地域を知ること」や「スキルを高める」ような機会も必要だと思うのです。かつては、青年団とか婦人会とかがその役割を果たしていてくれていたのですが、今はそれがもうない状態で「地域での役職を引き受ける」事は、とってもハードルが高い事だと思いますし、町内会長さんたちも頼みたくても誰に頼んでいいか迷う=次の人材リストが充実していない状態もあるかもしれません。そんな状態ですから、役職を引き受けてくれる少数の方々に負担が集中してしまって、その過重労働を知っているからこそ次へ引き継ぐのが簡単でないという悪循環になっていないか?と思ったりもしています。

簡単な解決策は出ないかもしれませんが、議員グループとして意見交換をし集合知を出しあって、少しでも地域のアップデートにつなげて行きたいと思っています。



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