22.元夫が見せた誠意と、無情な知らせ。

しっかりして来た高3の娘に、仮想通貨
ビットコイン絡みの大金詐欺に遭ったこ
とを知られるのを、私は極度に恐れまし
た。


ただでさえ、
パパが養育費を払ってくれない。
ママは年齢制限や、うつや腰痛持ち
だから、できる仕事が限られてしまう。
と弱音を吐いていたせいで、長女はわが
家の経済状況に敏感でした。



小3で台湾から日本の生活
となり、初めは言葉の面で大変苦労しま
したが、中学生からはどんどん成績が上
がり、高校は難関大学をも多くの生徒👩‍🎓
が目指す進学コースに入りました。


元夫は大学院卒で教育熱心、教育パパで
す。彼が親権を取った年子の次女も、相
当厳しく育てられていました。



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「パパに大学の授業料の事尋ねたら、香港🇭🇰
　赴任中にそこの銀行に預けたままになって
　る30万香港ドルを私の大学進学費用にくれ
　る予定なんだって」


可愛がられてはいても、気分屋で癇癪を
起こしやすいパパが怖い長女にしては、
私が頼んだ翌々日にはもう、返事を聞き
出しました。


現在の為替レートだと、30万香港ドル🇭🇰
は日本円で420〜430万円です。


ひとり暮らしが必須の長女には、4年間で
およそこの倍の金額が必要になる、と見
ておかねばなりませんが、それでもまず
半分はまかなえます。直接伝えられる関係
ではありませんが、元夫に感謝❗️でした。

さて、銀行間での『振込組戻』は、
きっと成功するとの期待が膨らみました。



2021年7月9日(金)に、ビットフライヤー
の口座のある、三井住友銀行東京第一支　
店にその請求書類📄一式は送られていま
した。


7月8日に、副支店長室で1時間半もかけて
仕上げた、懇意にしてもらっている地元の
銀行員さんと私の願いがこもった請求でし
た。





その、横森副支店長から電
話があったのは7/13(火)。

〝ビットコインを購入し、
　それで取引をすでにして
　いる〟

との理由で、振込組戻は成り
ませんでした。