Aguilar DB359のメンテナンス
シャーシ側にカシメられたネジ受けが外れてフロントパネルを留めているネジが共周りして、パネルのみを開けてメンテナンスしたいのに26個のネジを緩めて天板を外さないとコントロール類にアクセス出来ませんでした。
耳が歪んだフロントパネルは板金加工して真っ直ぐに修理済みです。
で、完全にバラしてシャーシのみにして溶接すべきなのでしょうが、横着してそのまま作業しました。一般的にはやっちゃダメです、よい子は真似しないように(笑)。
外れたネジ受けの素材がブラスのため溶接出来ないので、鉄製のナットを溶接しました。
入手時にガリが出ていたマスターボリュームは通常のポットで代用していましたが、EVA電子の社長にお願いして基板用のポットを分けて貰ったので交換します。
左のポットがオリジナルで採用されているTAIWAN CTSのモノで、右がALPHA製の新しくしたモノ。
作業スペースを確保するための井筒ワインのコルク栓(笑)。
ハンドメイドで製作されていたので基板実装型の半導体は無し。トランスやコンデンサーなど、とにかく高級とされる半導体のオンパレードです。創業者Alex Aguilar氏の拘りが感じられます。
こんな感じで作業は終了しましたが、分解と組み立てに思いのほか時間が掛かって約2時間。
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