見出し画像

Universal Audio Apolloについて

永らくMOTU 828MK3 Hyblidを使用していましたが、コンデンサーマイク導入と同時にファンタム電源が供給されないという不具合が判明しました。もともと電源部に不安を抱えていた機材なのでこれも潮時と入れ替えすることにしました。
先ずは導入に先立ち狭い部屋には不釣り合いなキーボードやラック機材を全て処分することから始め、最終的にマイク1、ライン4の入力があれば事足りるという条件で機材の選定を始めました。これが意外と難しく帯に短しタスキに長しという条件であり、4インプットまでなら廉価版のインターフェースが各社からラインナップされていますが、それ以上となると一気に8インプット以上の上位機種ということになってしまいます。しかも昨今の電子部品不足が原因で目を付けた機材が入荷未定となっていて、取り敢えずということでMOTU M4を導入しました。ですのでマイク1本とチャンネル3・4にドラム音源は差しっぱなしにしておいて最後の1チャンネルで竿モノを差し替えて使う感じでした。
M4を使い始めて半月ほど経った頃に偶然Apollo Twin Xの背面写真を見る機会がありまして、ここで初めてオプティカル入力端子が存在することに気が付いたのです。

画像1

S/PDIFとADATに対応していて差し当たり手持ちの中華製A/Dコンバーターを使えば2チャンネル追加出来るぞと。それまではMOTUのインターフェースで充分満足していたのでApollo Twinについては「コンパクトなデスクトップ型だが非常に高価」というイメージしか無く機能面についての知識など全く持ち合わせていませんでした。ということでApollo Twinについて徹底的に調べまくりましたが、ここで初めてDSPが内蔵されている事や専用の高品位なUAD2プラグインがラインナップされていることを知りました。導入において決定的だったのがギターアンプシミュレータープラグインで、それまではMarshallのコンボアンプからKochのダミーボックスを介して入力していたものが一切省略できる点でした。
ということでM4導入からひと月も経たないうちに衝撃の入れ替えとなりました(笑)。
Apollo Twin自体の音質についてはもう語りつくされているでしょうから省略しますが、掛け録り可能なプラグインは素晴らしいものが多くて金食い虫になりそうで不安が一杯です。所謂プラグイン沼というやつらしいのですが、ハマらないようにDSPは敢えてDUOタイプにしておきました。自衛のための抑止力です。
非常に高品位な録音が可能となった事で周辺機器も必要最小限にしつつグレードアップを行い、これ以上のハードウエアの追加は必要ないレベルに達しています。

【2022.9.21追記】
DUOだとあと少し、ほんとにあと少しだけDSPパワーが不足することがあったので、Satelliteを足せば事足りるなぁなんて考えていました。でもこれ以上の機材を増やすのも嫌だしという気持ちもあって踏ん切りがつきませんでしたが、Hookup Inc.のオンラインショップにてX QUADのセール品が出ていたのでポチっといってしまいました(笑)。
極端な円安が進んでいるのでドル建てのUAD2プラグインをいま増やすのは得策ではありませんので、所有しているプラグインを有効に活用したいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?