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家に帰りたいという欲求が求めるのは?

大阪の実家で一人暮らししていた時期に、よく思いました。
「家に帰りたい」
なぜそんなことを思うのか?わからないまま過ごしていました。
実家に暮らしているのに、「家に帰りたい」っておかしいなと自分でも思っているだけでした。

大阪から屋久島に移住し奇跡講座を知って、本当の家とは神の元で目覚めることだと知りました。
移住するときに実家は売り払ってきたので、「自分の安住の地がない」状態で屋久島で暮らすのです。

そんな精神状態でいたときに、定住できる土地を買おうと思い立ち無謀なことをして一騒動を起こしました。
それが良い方に反転して、私は私を信頼できることになったのですが。

それまでは私が私を信頼できなかった。
それは誰も信頼していなかったと同じことです。

自分はここにいたくないと思っている

と認識することは、奇跡講座の学びがもたらす普通のことです。
奇跡講座は何度も何度も『この世は実在しない、つまり私達がすむ世界ではない』と言います。それはこのように描写されています。

しかし、あなたの中には父の家を探す幼子がいて、その子は自分んがここでは異邦人だと知っている。・・・あなたの父が我が子ととして知っているのは、この幼子である。
自分の父を知っているのも、この幼子である。
彼は家へ帰ることを深く絶え間なく欲しており、彼の声は少し休ませて欲しいとあなたに訴えている。
彼は我家のことを絶え間なくあなたにささやき続ける。

奇跡講座より

この幼子の声を私は以前は聞き取っていたのです。
今は聞こえなくなりました。
この世で安住の地、暮らしを求める気もちが強く大きい声になっているからです。

また次のようにワプニック博士は言います。

自我は「ここに居たくない」という私達の願望を、物理的な世界から去りたいという希求をして解釈させようとしますが、これは本質的に無駄な努力です。
なぜなら、逃れるべき物理的世界は存在していないからです。
一方で、聖霊はこの願望を、「目覚めたい」そしおて「苦痛しかもたらさなかった心の状態から去りたい」という、完全に意味のある達成可能な希求であると解釈します。

ワプニック博士のQ&A選集より


物理的世界は存在しなかった

この目の前にあり、毎日仕事したり、食べたり飲んだり遊んでいる世界が存在していなかったとは、簡単に信じられませんが。
それを何度も何度も繰り返し、奇跡講座の中でイエスは言ってきたのです。





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