春と風と雨と
2022/04/04/令和4年4月4日
数字好きとしては、書かずにいられない日にち。
個人的な環境で感じ入ることがあり、今年のオスカーはとても興味深い。
もう少し何度も梅が楽しめるかな?と思ってたら予想外のバタバタで日々が過ぎ、あっという間に桜の季節へ。
職場に向かう道すがら出会う桜に挨拶をしながら、桜で霞む景色を眺める。
春ならではの過ごし方だ。
近くで見ると写真を撮りまくったりしてテンションが上がる。
遠くの景色の中に桜霞が見えるとうっとりする。
毎年、見ていた景色の中に、あるべき桜霞が見えなかったことに気がつくと、悲しく喪失の気持ちを感じる。
ある年は、駅に向かう道すがらで線路の向こうにいつも見えていた桜。
ある年は、とある駅のホームに見えていた桜。
私には何の権利もなく、何の責務を果たしてもいない以上、何も言えず、そして、さようならも言えず、ただいなくなってしまったことをいなくなってから知るということ。
もっと触れていれば良かったな、目端に見えたら正面から眺める時間を持てば良かったな、何も何時間もじゃなくていい、数秒だっていい。
そんな風にして、桜が咲くとあいにいきたい桜がたくさん。
日々を年月を重ねる毎に増えてゆく。
今年も咲いてくれた桜の花たち。
樹木は変わらないけれど、花は毎年はじめましての違う花が咲いているんだな、そんなことを改めて感じる年だった。
今年しか咲かない花。
もう少し、長く、よりたくさんの桜に会いに行く予定だった。
けれど、今年は見に行く算段をしていた昨日と今日は雨と風がずーっと降って吹いている天候だった。
家の窓から見えた桜は、霞が少し弱くなっていたな。
今週末にかけて、もう少し楽しめるといいのだけれど。
写真は2022年、神社の境内で撮影した桜