『天気の子』を観た

おもしろかったです。そんで、切実な心を表現してて、いまの時代も反映しているなと思いました。

まず、作品内の状況と、今の現実世界の長い梅雨がリンクしているのがすごい。新海誠、持ってるな、という感じです。

あと、貧困も描いていて、それも今っぽいなと。アニメ映画の主人公たちとしては、かなり切実に貧困な生活を送っている設定なのではないかと思う。でも、陽菜の部屋の描写はすごくきらめいていた。

食べ物の描写が非常においしそうに描かれているもの特筆ですね。すべてが美味そうに見える。

そして、池袋のラブホでの晩餐のシーンは、とてもよいシーン。ほんとに切実すぎる帆高の思いが胸に迫る。

反対にこの映画で主人公たちに敵対するのは警察。特にリーゼントの警官は感じが悪く描かれている。これも今後の現実世界の日本の予感だったとしたら嫌だな。(歌舞伎町のスカウト?でさえ、一瞬奥さんと赤ちゃんと一緒にいるシーンが映ったのに)

そして終盤の「そして3年後…」からの展開。これは日本の将来を暗示する予感か。

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