寂しさというデバフ
そいういえば、この前の正月に実家に帰省して、それからまた一人暮らしのこの家に戻ってきた。
その後、なぜか普段よりもやる気と気力にあふれる状態が続き、
「あれ、なんか今年はいい調子の年なのかな?」
などと思っていたら、数日でその効果は消失。元の状態に戻ることになる。
その違いを内観してみると「これは寂しさだな」と思った。そして、寂しさって「デバフ」に似てるなと気づいた。
デバフというのはロールプレイングゲーム用語で、状態異常や防御力低下など、自分の能力がマイナスになる効果のことで、麻痺や毒、ヘヴィなどのことだ。
寂しさはけっこう強力なデバフで、気力をガンガン削ってくる。なにもしなくてもエネルギーが減っていき、ガス欠になる。休日でもやる気がなくなり、なんとなくベッドでだらだらと過ごしてしまいがちになる。
もともと一人耐性は強い方であったと思う。なので、いい歳になる今まで一人暮らしだ。それが楽でもあったのだが、寄る年波には勝てず、ここ数年、特に寂しさが募ってくるようになった。やはり人は一人では生きていけない。生きていきづらい。
そして、家族持ちの皆さん。いろいろ大変なことや不満なことはあるでしょうが、側になにげなく他人がいる生活というのはよいものですよ。デバフにかからず気力も削られないのでいいなぁと思うと同時に、そういった人たちと伍していかなければならない自分の身の大変さも思うのである。
以上、愚痴でした。
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