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【城プロRE】七星の招城符で取りたい城娘の話(8周年編)

当記事について

・7周年時の記事はこちら
・あくまで個人的な体感を語る記事です。
・攻撃的なコメントは削除する場合がございますのであらかじめご了承ください。
・公開から一定期間後に有料記事へと移行する場合がございます。
・有料記事へと移行した場合、後日複数記事をセット販売する可能性もございます。
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はじめに

 昨年に引き続き、恒常の星7城娘から1体選択して入手が出来る、七星の招城符が配布されました。

 そこで去年同様に「一体どれがオススメなのか」について書いていこうかと思うのですが、前回はあくまで七周年の招城符までで入手出来る全恒常城娘から選ぶならという形で紹介していました。

 が、現在はゲーム開始時に過去の周年で配布されたものと同内容の招城符が合計で4種類配布されるため、それらとの兼ね合いも重要になってきます。

 正直な話、よく分からないなら塩漬けがベストではあるのですが、それこそ1体、2体確保するだけで、それ以降の招城の取捨選択がかなり楽になる城娘が存在することも確かで、その辺りをさっくりと解説していきたいと思います。

 なお、解説に関しては「初心者が楽に攻略を進めるため」という視点を重要視する他、筆者はあくまで高難易度を全て攻略しているわけではない(一応地獄の5層17審議まではほぼ全て攻略済)という点に関してはあらかじめご了承ください。

七星の招城符(8周年記念)で交換するべき城娘は?

 まずは分かりやすく結論からいきましょう。今回配布された招城符で最も交換するべき城娘はずばり、小早川城です。

 正直誰に聞いてもオススメしてくると思いますし、今更言うまでもないとは思いますが、一応念のために。

 性能に関する詳しい話は後述しますが、正直先日実装された[雪華]古河城小早川城の2体で、季節系の絶壱絶弐程度なら地形を無視しても簡単に攻略出来るはずです。

 それ以外でも、適当なマルチアタッカーと組ませることでも効力を発揮します。低難易度から高難易度まで幅広く活躍し、いるといないとでは大きな差です。

 一応四代目江戸城[正月]四代目江戸城を所有していれば、季節イベントの絶壱絶弐程度であればそちらでも十分代用出来るため、その他の城娘にするという選択肢もあるにはあります。

 が、この小早川城は現状全難易度で最適解になる編成を多く有している上に、高難易度でもこちらの方が必要となる場面があるため、長い間の活躍を考えるのであればそれでも取ってしまった方がいいのではないか、というのが個人的な意見です。

 後でも少し触れますが、城プロに限らずこの手のゲームは単純アタッカーが一番インフレに飲まれやすいため、その可能性が低いことも、小早川城の魅力の一つで、すり抜けなどによる被りを気にしないのであれば即決です。

地形別交換オススメ城娘

 とまあ、それだけでは味気ないので、ここからはその他の選択肢についても触れていきます。

 まずは単純に、今回配布された招城符で交換できる城娘の中から、地形別に一番オススメ出来る城娘を1体づつ紹介していきます。ちなみに当然複合属性の城娘は両方の地形でカウントします。

平城

四代目江戸城

依然として強力な星7陣貝城娘・四代目江戸城

 説明不要の強力な陣貝城娘です。そもそもの話として陣貝という武器種自体が、巨大化に気を用いず、なおかつ強力なバフをかけられるという点に置いて唯一無二なところがあるのですが、その中でも、四代目江戸城は特に強力。

 このゲーム、城娘を配置するにも巨大化するにも計略を使用するにも基本的に「気」というコストが必要となり、高難易度となればなるほど、この取り回しに苦労するのが常なのですが、この四代目江戸城は、そのうち、射程内に存在する城娘の巨大化気を軽減してくれるという特技を持ちます。

 それに加えて計略で、攻撃速度バフと隙短縮を高い数字でかけられるのも魅力的で、編成にいるかいないかで大分差があります。

 難点としては陣貝は基本的に部隊に1体しか編成出来ない点。一応七周年の際にも触れた通り、現状代替要員となるのが自身の正月verで、それも使い分けにはなるとは思うのですが、地形を意識しない場合は後述の小早川城との席の奪い合いになるなど、絶対安泰と言い切れないことは確かです。

 ただ、そんなことを言いつつ一年が経過しているので、平城の強化を行いたい際には真っ先に候補に挙がる城娘だと思います。

平山城

小早川城

限定を含めても採用率上位間違いなしの城娘

 上述の通り、全恒常城娘の中からでも選ぶとなれば、地形別でも登場します。要するに最優先です。

 星7の陣貝であるという点だけでもまずプラスなのですが、小早川城はそれに加えて複数地形なのが良い。マップによっては地形を気にしなくてよい場合もありますが、地形でまとめることを求められる際に、2つの地形で使用できるのは大きなメリットです。

 加えて性能。上記の四代目江戸城でも触れたことですが、このゲームでは「気」をどれだけ稼ぎ、消費を抑えるかが重要な要素となりがちです。

 その点に置いてこの小早川城は射程内にアタッカーを置き、その城娘を最大化(例えば後述のアラゴネーゼ城など)し、敵を倒しているだけで気がどんどん増えていきます。

 これだけでも強いのですが、陣貝特有のバフ効果に加えて、計略で自らのバフを強化しつつ、射程内の城娘の射程にもバフをかけます。

 従って、アタッカーの射程と攻撃力が伸び、敵を倒し、気を稼ぎ、その稼いだ気で配置した他の城娘もまた気を稼ぐ……という好循環が出来上がるのです。

 現状低難易度から高難易度までほぼ全てのマップに採用され、地形を無視してでも投入することすらあるレベルの城娘で、弱点らしい弱点は「審議で出禁を食らったらどうしようもない」という部分くらいなのですが、強いて上げるのであれば「別verが未実装」という点。

 完全上位互換になるとは思いませんが、併用となる可能性もあり、千狐珠などの兼ね合いで、そちらを取って、招城符は別の城娘を取るほうが戦力的にプラスになる、という可能性はあります。

 とはいえ気になる点はそれと、恒常の全城娘に言える「ぽろっとすり抜けたら無駄になる」という点くらい。平山の戦力を強化したい際、持ってないならこれ、と断言出来るレベルの城娘だと思います。

山城

アラゴネーゼ城

未だにオールラウンダーな活躍を見せる城娘
素の状態でも計略のCTが短いのがポイント

 既に登場からそれなりの期間が経ちますが、未だにオススメの1体です。上述の小早川城同様、山城と水城の2地形に対応する点、それから、計略の空白期間、クールタイム(以下CT)が素の状態でも短いというのが大きなポイントになります。

 アタッカーとして強い城娘は他にも様々いますが、「取り合えず計略をかけて最大化しておけばいい」というキャラは少なく、その点に置いてもオススメがしやすい城娘になります。

 また、この手の初心者に使いやすい性能をしているにも関わらず、高難易度でも十分出番があり、最初から最後まで活躍の場があるのもオススメしやすいポイントになります。

水城

小早川城

複合属性もひとつの強み

 二度目の登場です。複合地形の強みが出てるといえるでしょう。

 ちなみに、競合相手としてはモン・サン=ミッシェルが存在します。あちらには小早川城にないひとつのメリットとして、恒常落ちをしているため、絢爛や地獄の招城からぽろっとすり抜けることがないという点があります。

 そのため、招城符で交換しておかないと入手が難しいのですが、ぶっちゃけた話、モン・サン=ミッシェルが欲しい場合は、今回配られた招城符ではなく、スタートダッシュパックの方を用いる方が適切ではあります。

 が、それを考慮しないとしても、モン・サン=ミッシェルの売りのひとつであるCTクールタイム短縮を持つ[雪華]古河城が登場したこともあり、若干優先度は落ちる印象があります。

 最も、あちらは複合属性で、モン・サン=ミッシェルは単属性というところに違いがあるのでどちらも使う場面はあるにはあるのですが、あくまで最適解となる場面の多さで、もし1体選ぶなら小早川城かなぁという印象です。

交換範囲別オススメ城娘

 次に上記で挙げた城娘以外でオススメ出来ると自分が感じている城娘を交換範囲別に紹介していきます。

七星の招城符(8周年)

 まずは今回配布された招城符で新たに交換対象となった城娘から何体かオススメを紹介していきます。ちなみにこれでしか交換できない城娘は帆船 鳳凰丸からチットールガル城まで。

ポエナリ城(山城)

トークン強化というオリジナリティもあるが…

 現状唯一の星7山陣貝城娘になります。陣貝は部隊に1体しか編成が出来ず、強力なバフ効果を持っていることもあり、星7の陣貝というだけでも有用であることは確かです。

 一方で、小早川城の撃破気増加や、四代目江戸城の巨大化気軽減のような分かりやすい強力な効果を持ち合わせていない他、トークン自体も単純なアタッカー兼デバッファーというもので、現状の立ち位置は割と「星7の陣貝である」という部分に支えられているところも少なくない為、小早川城四代目江戸城ほど優先度が高いかと言われるとそこまでではない印象です。

 高難易度をがっつりとやる際には必要になる盤面もあるとは思いますが、地獄の6層までを10審議で埋める程度ではいないとどうにもならないという感じはなく、通常のマップであればなおさらで、高難度最後の一押しに招城符を使うかどうかという個人の考え方次第でしょうか。

 他の交換対象を持っていてという場合もありますが、ポエナリ城以外を全て所有しているとかでもない限りはその場合保留がベストかと思われます。

天一閣(平城/水城)

移動速度低下無効をすり抜けられるが、対策は時間の問題か?

 複合属性の法術城娘です。一応CTクールタイム短縮も持ち合わせていますが、この城娘のストロングポイント計略にあります。

 改築後であればかなりの広範囲に移動速度0の完全停止と、攻撃及び防御のデバフをまくという強力なものです。効果時間が20秒でCTが40秒と長めですが、自身のCT短縮と合わせることで実に6秒間隔で完全行動停止をかけることが出来るというわけです。

 後退効果や行動速度低下に対しての無効は多いものの、行動の完全停止に対しては審議を含めて無効は無く、特に高難度で輝く性能と言えるでしょう。

 難点強みがほぼ計略依存な所。審議を含め何らかの形で無効化されれば一気に強みを失ってしまいます。

 また、そもそも完全行動停止を行っているだけでダメージリソースは別に用意する必要性がある点や、法術自体が審議などで出禁を食らいやすいなど、どちらかといえば「他の戦力が整っている人向け」の城娘と言えると思います。ちなみに自分は所持していませんが、一応交換候補でした。

九龍城砦(平城)

最大火力は全体でもトップクラスに入る

 九回巨大化出来るという他の城娘には無い特徴を持ったアタッカーです。自身の特技や計略による自バフもそうなのですが、そもそも巨大化回数が多いため、素のステータスが高いのが大きな特徴となります。それを存分に生かした特殊攻撃と計略による火力で敵を殲滅する……という性能になります。

 難点巨大化回数が多いため、それをサポート出来るだけの手持ちが無いと活かしにくいという点。そのため、単騎で無双できる性能ではあるものの、初心者には若干オススメしにくい城娘ではあります。

 城プロに限った話では無いですが、アタッカーというポジションは基本的に一番インフレの波にのまれやすく、その意味でも上記の天一閣がオススメされることが多いです。

 ただし、九龍城砦は、シナリオ上の要件で巨大化回数が多く、独自性という意味では今後出てこないレベルの可能性もあります。

 純粋な耐久が2万近くまで上がるため、他の城娘ならば一発大破の攻撃も耐えきることが出来るのも一つの利点になります。

 そんなこともあり、自分は今回この九龍城砦を交換しました。ただし、この項目内で名前をあげた内、所有していないのは九龍城砦天一閣だけで、そもそもの選択肢が少ないというのもありますが。

 こちらの場合「ストーリー上のボスが味方になる」という部分が好きというのが大きいかもしれません。単純性能なら多分天一閣の方が楽になる気がする。

スタートダッシュパック4

 次に七周年の招城符と範囲が同じスタートダッシュパック4についてオススメの城娘を上げていきます。範囲はこちら

 ちなみに自分は昨年、紅白パックも含めてこの範囲の招城符を3枚入手しましたが、うち2枚をプレットヤマ城オリュンポス宮殿の交換に使い、後1枚は塩漬け状態となっています。

プレットヤマ城(山城)

高難度で猛威を振るうが、やや癖あり

 大破するごとに足止め数が増えていくという一風変わった鎌城娘です。最大の強みはその足止めに加えて大破から再配置までの時間が短い点。その為、足止め→大破→大破特技で足止め→再配置というループが出来るのが最大の強みとなります。

 難点はそのループを再現する難易度が高めな点。限界突破しなければ装備出来ない施設による再配置時間短縮や、限定城娘のタルタロスが所有する奈落の深紅鎌を用いるなど、条件がかなり厳しめ。

再出撃時間短縮20%がとにかく貴重

 それらが完全に揃わなくとも十分すぎるほどの性能ではありますが、真価を発揮するためにはひと手間あるということは交換する前に確認しておきたいところ。

 また、後述のオリュンポス宮殿とは違い、攻撃対象はあくまで1体なので、単体で攻略とはいきづらく、どちらかといえば高難易度向けで、初心者の交換対象としてはオススメしづらいです。

 ただし、条件を満たせば様々な盤面で猛威を振るうのは間違いなく、交換して損が無いのも事実ではあります。存分に性能を発揮することを考える場合、限界突破も必要になってくる為、1体くらいならばぽろっとすり抜けで被っても無駄になりにくいのもポイント。

吉野城(山城)

強みの発揮にはマルチ攻撃可能な武器が必要

 妖怪に強い星7山法術の城娘です。法術は敵の移動速度を下げることが出来るのですが、その分弱点があります。それは攻撃対象が基本的に1体なため、物量に対応出来ないこと。

 その点、この吉野城攻撃した敵以外に、周囲の敵に対してもダメージを与えることが出来る計略を持っており、物量に対しても対応が出来るようになっています。

 正直なことを言えば、上記でオススメしたアラゴネーゼ城よりも対応範囲は広く、高難易度での出番も多い印象なのですが、ではなぜこの位置での紹介かといえば、この巻き込み攻撃の範囲を純粋に増やすことが出来る、現状唯一の武器である星詠の天球儀【黒】がアイギスコラボでしか入手できないという部分が大きいです。

2体攻撃の法術は未だにこれだけ

 もちろん、これが無かったとしても巻き込みはおきます。ただ、その対象はあくまで法術の攻撃対象である1体のみ。従って、複数の進軍ルートを対応するみたいな活躍は恐らく見込みにくくなり、そうなるとアラゴネーゼ城の方が盤面を選ばないだろうという考えです。

 とはいえ、アイギスコラボの武器なので、定期的に復刻するのは間違いないですし、どの難易度でも活躍出来るマルチな性能なのは確かです。去年の段階では唯一の星7山城法術という優位性があったのですが、それが無くなってもなお使用頻度は変わらないので、自身の別ver以外にはとってかわられないという点もオススメしやすいポイントになります。

ヘレンキームゼー城(平城/水城)

様々な効果を持ち合わせる平/水歌舞城娘

 招城符に登場してから一年が経ちましたが、立ち位置はそこまで変わっていないどころか、若干良くなった気配すらあります。

 と、いうのも、そもそも平の星7歌舞がそこまで数がおらず、しかも大阪城の限定に偏っているため、必然的に選択肢に上がってくるというのがまず大きな点。

 加えて、ヘレンキームゼー城の射程内には限りますが、撃破気増加、自身を含めた射程バフ。防御無視など、有用な効果を複数備えており、平の歌舞となると現状一番手と言ってもいい気がします。絢爛の大阪城を持っていないのでそれとの比較は出来ませんが。

 難点は若干「強い平の歌舞」という立ち位置に採用率が依存している点。割合での防御無視は最近比較的よく見る効果で、数字も相まって上書きされるようになる可能性があります。

 それ以外でも撃破気はあくまで「ヘレンキームゼー城の射程内に存在している敵」という制約があるなど、厳密に全てのベクトルが噛み合って強いわけでもなく、あくまで「色んなことが出来る星7平城歌舞」という部分が評価の比較的多くを占めている節もあります。

 従って、後発の城娘との兼ね合いあっさりスポット参戦的な使い方になる可能性もあれば、数年後も元気に第一線という可能性もあるのが難しいところ。ただ、個人的な使用頻度で言えば、特殊な編成での使用を除いても高く、戦力増につながることは確かです。

黒船サスケハナ(水城)

軍船だが、地上でも十分活躍の場あり

 軍船は基本水上マスありきの設計が多く、その点でオススメしづらいのですが、この黒船サスケハナは大きくふたつのオススメ出来るポイントがあります。

 まずひとつは射程デバフ。軍船の比較的長射程で40%の射程デバフがかけられるのが特徴です。これ以外では、地獄の交換所で入手可能な[裏]伊勢長島城が35%のデバフを持ちますが、それよりも上。40%ともなれば、計略無しならば破壊されていた蔵や、攻撃されていた遠隔城娘に対して敵の攻撃が届かなくなるということもしばしば起こるレベルで、非常に有用な効果となります。

 そしてもうひとつは同じく計略の攻撃1.7倍という数字。海外城娘が対象と範囲は狭いですが、その中には上述のアラゴネーゼ城や、[絢爛]アラゴネーゼ城があります。しかもこの2体はいずれも攻撃の割合バフを持っていない為、すこぶる相性がよく、その点もオススメ出来るポイントと言えるでしょう。

 生放送で公開された「スタートダッシュパックの交換対象ランキング」(記事の最後におまけでまとめております)ではそれなりに上位に食い込んでおり、自分としても意外ではあったものの、振り返ってみると確かにまあまあ編成に組み込んでいるので、持っていないと苦戦する盤面があるのは確かなようです。ちなみに水上マスでの特技が活きた場面はほぼありません。船とは。

スタートダッシュパック3

 6周年時に配布されたものと同じ範囲のもの。範囲はこちら

鷹城(平山城)

低コストの槍らしさを研ぎ澄ませた性能

 敵の後退効果を持つ城娘です。自身の計略で射程を伸ばしつつ、敵に後退効果をかけ、近寄らせないようにして倒すという性能をしています。計略には射程内の敵の移動速度を50%も低下させる効果もあり、そのあたりも方向性が整っているところもプラスポイントです。

 ただし、槍という武器種である都合上、攻撃対象は基本的に1体であるため、性能を最大限発揮するためには、敵が一直線に進軍してくる進軍先に配置する必要があり、その点で性能をフルに発揮させようと考える場合、若干マップを選ぶには選びます。

 一応、槍ということもあり攻撃速度はそれなりで、あまりにも大量でなければ、場所を意識せずともそれなりに対応はしてくれる印象です。実際高難易度でも使用されているケースも少なくなく、その点でも最初から最後まで起用出来るというのもオススメ出来るポイントのひとつです。

 それ以外では、後述の平城京同様に獲得金上昇の所持特技を持つ点。平城京よりもパーセンテージは劣りますが、それでも30%は二番目の高水準。

 平城京よりも場面を選ばない能力なので、獲得金関連の所持特技持ちがいない場合、ひとつの選択肢になるのではないかと思います。自分の使用頻度時折引っ張り出すという感じ。立ち上がりが早く、後退効果を無効化されないマップであれば、高難易度でも輝くのは確かです。

ヴァイジャヤンタ(平城)

射程内への術ダメージは高難易度向け

 前回候補に上げなかったのにはふたつ理由があります。ひとつは、どこまで言っても自分が所有していない城娘なので、カタログスペックでしか語れない点、そしてふたつめは性能を微妙に勘違いしていた点。

 まあこれに関してもカタログスペックで見ていたという部分が大きいのですが、このヴァイジャヤンタ改築することで江戸城同様に攻撃対象が2増加になります。

 つまり、投剣が初めから3体程度には攻撃することを考えると、合計5体に攻撃し続けることが出来るということになります。勝手に増えないと思ってた。

 ただ、難点もあります。一応バフ能力も持ち合わせていますが、火力はどこまで行っても投剣であること。それから江戸城などとは違い、自身の特技・計略では射程が一切伸びない為、対応範囲が若干狭いこと。

 もちろん、計略を用いることでカバーは可能ですが、江戸城ほどポン置き最大化で対応できる範囲が広くは無いです。

 ただし、射程内術ダメージという、高難易度には御用達の性能も持っているため、最初から最後まできっちりと仕事をする場所があるのも確かです。最も自分は相も変わらず持っていないのでカタログスペックでしか語れませんが。

オリュンポス宮殿(山城)

大破するごとに性能が上がる特性持ち
単純な全敵攻撃をするアタッカーとしても運用可

 去年の紅白パックについてきた招城符で自分が交換した城娘になります。性能としては計略による全敵攻撃が魅力のアタッカーということになるでしょうか。

 上述のプレットヤマ城同様完全体とするには数回の大破が必要となるため、やや癖はありますが、あちらとは違い計略をかけてしまえばただの全敵攻撃が出来るアタッカーになるのが特徴的で、こちらの方が初心者が使うのには接しやすい鎌城娘と言えるでしょう。

 鎌ということもあり、防御の高い敵を、近接物理で対応しなければならない、という場面でも採用しやすく、高難度でもお呼びがかかりやすい城娘です。

スタートダッシュパック2

  5周年時に配布されたものと同じ内容のもの。範囲はこちら

甲府城(平山城)

かつては恒常最強だったこともあるが…

 以前であれば恐らく全恒常の中からピックアップしたほどですが、現状ではそれほどでもないかなというのが個人的な感想です。性能としてはバッファー兼計略によるダメージリソースという感じ。

 敵の被ダメージを増加させる効果は比較的被らない印象ではありますが、それに関しても「甲府城の射程内の敵」に限ります。本の射程はそこまで狭くはないですし、上述の小早川城でバフをかければそれなりにはなりますが、それでも射程内という制約はかかります。

 ダメージ計略もある程度までの難易度ならば敵が溶けていく性能をしているのですが、高難易度ともなると、どっちかというと移動速度デバフにダメージが付いてくるような印象。

 鳴海城と組み合わせることでダメージを出しつつ気を稼ぐという使い方も出来る他、依然として計略を打っているだけでなんとかなる盤面は多いため、初心者にオススメ出来るには出来るのですが、同属性に[威光]多賀城が存在することもあり、選択肢としての優先度はやや落ちる印象です。

 けっして弱くは無いんですけど、編成枠をひとつ割くとなった際にバフの数値にしては攻撃能力が無いのが気になるところでしょうか。季節の絶壱絶弐くらいであれば属性関係無しに活躍してくれるので強いは強いと思うのですが。

カルルシュテイン城(山城)

初動のアシストに適した本城娘

 星七の本城娘というだけで割と強いは強いのですが、その中でも名前が上がりやすいのがこのカルルシュテイン城です。採用理由としては編成特技の初回の計略使用までの時間を短縮するというものと、敵に撃破時の追加獲得気を付与するというちょっと変わったダメージ計略のふたつ。

 特に高難易度では初動の早い段階で計略が使えるかどうかがかなり大きな差となる盤面も少なくなくそれらの起動を早めつつ、撃破気の増加で気の取り回しも良くするということで採用されやすくなっています。

 難点としては本らしくサポートに寄っている点。立ち上がりの補助には役立つものの、大物を倒すという観点からすると必ずしもカルルシュテイン城である必要性が無いため、若干場面を選ぶことは確かです。

スタートダッシュパック

 4周年時に配布されたものと同内容のもの。範囲はこちら

モン・サン=ミッシェル(水城)

初期から存在し未だ現役の城娘

 言わずと知れたCTクールタイム短縮持ちの歌舞城娘です。性能以前に、既に恒常落ちしており、絢爛や地獄の招城からぽろっと出てこないという点でもオススメが出来る城娘になります。

 既に登場から大分経ちますが、CTクールタイム短縮という点では未だにトップクラス(一部のコラボキャラを除く)で、水城単属性であるため、審議などで制約が入っても採用しやすい点もポイント。

 ただし、最近では[雪華]古河城が同じパーセンテージのCTクールタイム短縮を持ってくるなど、必ずしもモン・サン=ミッシェルでなければいけない場面は減った印象ですが、そうは言っても水城、しかも単属性の歌舞かつCTクールタイム短縮という強みは顕在で、低難易度から高難易度まで幅広く出番がある点もオススメ。

 属性別では選びませんでしたが、スタートダッシュパックを含めて5体交換できるならば話は別。特に範囲の半分近くが恒常落ちの城娘となっているスタートダッシュパックではこだわりが無い限りはモン・サン=ミッシェルを選ぶのが無難と言えるでしょう。

平城京(平城)

金策の面では地味に恩恵の大きな城娘

 恐らく一般的にはあまりオススメ枠に上がってこないとは思います。平城京。理由は色々あるのですが、平城京を編成に組み込む意義のひとつである、計略が「自分自身にかける計略持ち」と相性が悪いところでしょうか。それこそ、上記の四代目江戸城と併用する際には、四代目江戸城を平城京の計略に巻き込まないように注意する必要があります。

 じゃあなんでオススメに上げるのかといえば、その所持特技にあります。このゲーム。一部のパーセンテージ不文律のようにインフレないし型落ちさせない傾向があります。その一つがこれ、獲得金の上昇。

 上述の鷹城が所持特技で30%となった際に、こちらを35%に上方修正してきたことからも平城京が金の獲得率アップで最大値」という部分を崩さないようにしている節があり、その点を持って「他の城娘では出来ないことが出来る」というのが大きなポイントです。

 ただし、このゲームは金が慢性的に足りないというものでもないので、正直なところ、下位互換の数字となる鷹城山﨑城でも妥協できるのは確かです。

 一報で、強力なバフをまく計略は、無計略や自バフ以外の計略を持つ城娘が多い序盤に光る性能でもあり、高難易度でも出番が無いわけでも無く、つぶしが利きにくいという点では選択の余地はあると思っています。ただし、あくまで「獲得金の上昇」に重きを置く際の選択肢であることは確かです。

肥前名護屋城(平山城)

1.5倍のバフを必要とする場面は確かにある

 小早川城を持っているという場合、平山で候補に挙がるのは個人的には肥前名護屋城だと思っています。先に難点から書いておくと、そもそもこの評価もまた「平山の歌舞という選択肢の中から一人を選ぶ」という条件が付帯します。

 一応、限定を含めれば[絢爛]玉縄城という選択肢が存在し、大体の盤面であればあちらに軍配が上がるのですが、こちらには攻撃力に対する1.5倍(%で言えば50%)という強力なバフを持っており、これを目当てに編成する場面が存在するのが選択肢に入る理由になります。

 とはいえ、高難易度を意識しない場合は[絢爛]玉縄城で事足りる場合が殆どで、そうでもない場合は地形を意識せずに他地形から引っ張ってくるということも考えられる為、あくまで「普段から平山の歌舞として使え、高難度でも替えが利きにくい」という部分を評価した際、選択肢に入るという感じになります。

実際に5枚の招城符を同時に手に入れたならどう交換する?

 ここまで色々とオススメの城娘を紹介してきましたが、最後に「それならお前が5枚を同時に手に入れたらどう交換するんだよ」という実例を紹介しておきます。一応、選択上迷った城娘もいるため、それらについても解説していきます。

 で、まずは5枚の交換対象がこちら。

それぞれで選んだ城娘と選択理由は何?

七星の招城符(8周年)

 交換対象は小早川城です。これはもう言うまでも無いでしょう。ぶっちゃけ、全体でもトップなので迷う理由がないです。この被りをきらう場合はそもそも招城符を使う選択はしてはいけません。全部塩漬けにしましょう。

スタートダッシュパック4

 交換対象は鷹城ないしはアラゴネーゼ城です。範囲としてはスタートダッシュパック3までのキャラと交換することになりますが、個人的にはこの方が対応範囲が広くなるのではないかと思い選択しました。

 プレットヤマ城や、吉野城と迷うところはあるのですが、初動で獲得するにはカタログスペックを発揮するハードルが高すぎる気がします。最終的に旨味が大きいのがこの2体なのは分かっているのですが。

スタートダッシュパック3

 上記と同じです。ちなみに鷹城アラゴネーゼ城のどちらかで選ぶならアラゴネーゼ城です。偉大。

スタートダッシュパック2

 甲府城です。かなり迷いました。序盤を楽にするならば甲府城、最終盤までずっと使えることを優先するならばカルルシュテイン城という印象です。甲府城は似た役割をこなす、属性武器種が全く同じ[威光]多賀城が存在するのも個人的にはマイナスポイント。でも、序盤を楽にするならカルルシュテイン城より甲府城な気がする。

スタートダッシュパック

 モン・サン=ミッシェルです。ここもほぼ一択だと思います。恒常落ちなかでも使用頻度及び範囲が段違いです。

 一応、ヴァルハラ4層を考えて城塞都市カルカソンヌという手もありますが、おおよそ初心者の選択では無いので、今回は選びませんでした。ちなみに自分が塩漬けにしている招城符での交換対象筆頭候補は城塞都市カルカソンヌです。一応。

おわりに

 というわけで、昨年に引き続いて、招城符で交換したい城娘について、でした。

 去年の記事でも触れていますが、交換する対象は本当に手持ちに依存し、それこそ平城京を持っていれば鷹城の交換優先度は落ちますし、星詠の天球儀【黒】を既に持っていればアラゴネーゼ城より吉野城の方が幸せになる場面が多いという可能性も高いです。

 また、去年の記事で紹介しているものの、今年の記事では触れていない城娘も決して弱いわけではないです。

 ただ、ここ一年間で単純なアタッカーは割と新規で出てきた異伝城娘で何とかなるという意識が出てきた関係で、それではカバー出来ない城娘をピックアップした、という形になります。ぶっちゃけ、ここで取り上げた城娘もインフレの波にのまれないという保証はありません。

 その辺りを考慮しても「持ってないなら小早川城にしておけ」というのは恐らく共通見解だと思われるので、特にこだわりが無ければ小早川城を取って、ログインボーナスのススキで改築して、週末任務で溜まったユカリ珠を使ってトゥンカルを手に入れて持たせるのが安牌だと思います。そこに[雪華]古河城が加われば大体のマップはどうにかなる。

 それではまた、来年。気持ちが向けば。

おまけ

 最後におまけとして、先日の生放送で公開された、各種スタートダッシュパックの招城符で交換されている城娘の上位ランキングを貼っておきます。

圧倒的とも言える四代目江戸城
アラゴネーゼ城も盤石

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