2020年6月1日

2020年、社会がやばすぎるまま6月になってしまったので日記をはじめてみる。
故人の本を編んだ時、歴史を参照するのに年表など時系列が重要と感じたので、自分と社会の繋がりの時系列を整理していくために。


朝昼、卵サンド。
オンラインで新しい本の打ち合わせ。whereby、LINE、zoomとオンライン会話ツールを使ってきて、Skypeがめちゃくちゃ使いやすいということを忘れていた。

千葉幕張で小屋の本屋 lighthouseを営む関口竜平さん発行の雑誌『灯台より』特別号「怒りの火を、希望の灯へ」が発売。関口さんから「「怒りの火」が「希望の灯」に変わっていく様子、あるいは繋がってる様子を表現してほしい」と依頼が来て、表紙をデザインした。5月8日(金)にふたつのラフを提案して方向性が決まっていたけど、5月9日(土)からツイッターで「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグを通して今まで以上にたくさんの抗議の声や不信や怒りが可視化されたのに触れ、もうちょっと怒りの火がでかいかも、と思い新しくラフを描いてそれが採用された(という流れが巻末にまとまってます)。

本屋 lighthouseのオンラインショップでPDF版と紙版の2形態で発売中。
https://lighthouse24.thebase.in

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タバブックスからは『夢を描く女性たち イラスト偉人伝』が発売。
http://tababooks.com/books/yumeoegaku

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韓国のフェミニズム出版社 ボムアラム発行の『夢を描く女性たち イラスト偉人伝』日本版。原本は韓国のイラストレーター陣が歴史上の女性の偉人を描いていて、日本版追補で6人の日本人イラストレーターが参加。タバブックスの宮川さんに好きな人選んでと言われて、『何かが首のまわりに』(河出文庫)を読んでいたので、ナイジェリアの作家、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェを選んで描いた。描くのが決まってから『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』(河出書房新社)を読む。アメリカで起きてる黒人差別への抗議を受けて、アディーチェ の『アメリカーナ』(河出書房新社)も読まないとと思う。

『夢を描く女性たち イラスト偉人伝』には黒人差別の歴史のなかで戦ってきた黒人女性、ローザ・パークス(人権運動家)とキャサリン・ジョンソン(数学者)も描かれている。キャサリン・ジョンソンは映画『ドリーム』(原題 “Hidden Figures”)のモデル。
韓国で抗日運動をしていた女性も描かれているけど、日本で伝えられてきた戦争の被害の歴史のなかにはもちろん加害もあって、外側からの視点の歴史を知ること、それも踏まえて日韓で女性の歴史を紡げたことは、意義があるのではないかと思う。歴史を現在地から振り返らないまま差別や偏見に鈍感でいるのをやめたい。

夜、そろそろやばそうなありものを全て炒めて濃い味にしたもの、豆腐。


日本でも日本在住の外国人に対して警察の差別的な暴力が起きてる。
「警官に押さえ込まれけが」渋谷署前で200人が抗議デモ
クルド人訴えに共鳴(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200530/k00/00m/040/179000c


経済産業省中小企業庁が持続化給付金の給付のため、電通やパソナが設立した一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」に769億円を払って業務委託。給付金を必要な人の生活や状況を想像できてなさすぎるしこの後に及んで大企業に凄まじい額のお金まわしてるのやばすぎる…
給付遅れるコロナ「持続化給付金」769億円で受託した法人の不透明な実態
(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/31661?rct=economics


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