The Electric FlagのA Long Time Comin'を聴いた
The Electric FlagのA Long Time Comin'を聴きました。
Electric Flagというバンドは、アメリカのブルースロックバンドらしい。アルバムは初めて聴く。ジャケが安い。ジャケがかっこ悪い。ジャケが怖い。このバンドのザ・傑作らしい。
以下、好きになった曲について述べます。
1.Killing Floor
ラッパがパッパラ鳴っていてとても明るい。ギターうまい。ジミヘンで同名曲があるなあと思ったら、原曲の作者はハウリン・ウルフだそう。ググったら顔と手が嘘みたいに大きいおじさん出てきた。原曲もいい。この後ジミヘンを聴いたら完全に別の曲で笑った。
3.Over-Lovin' You
昭和のアニメのOPみたいな不穏な音で始まる。感動的なメロディーのサビになる。一番いい。曲が短いのが悔しい。
5.Wine
なんかロカビリーっぽい。ボーカルの人がアーオとか言わない。常に先の展開が予想できるような曲だけど演奏がキレキレでかっこいい。ギターうまい。しぶい。
9.Another Country
何か似たような曲が続いて、この曲も前半はそんな感じでフーンと聞いているといきなり頭おかしい間奏が始まる(バイオリンがギャンギャンいったりおっさんがぼそぼそ喋ったり)その後全然別の曲が始まって、これが超かっこいい。ジャズ調でギターが弾きまくる。途中でラッパが入ってきてノリノリになる。いきなり元の曲に戻って終わる。聴いた後なんだったの…ってなる。
12.Mystery
明るいがお別れ的なムードを感じる哀愁がただよう。すごくいい曲。ラッパの音の向こうに夕日が見える。ベースがキレキレに動いていてかっこいい。
まとめ
ブルースロックといえばクリームとかテイストとかのバンドをイメージしていたが、このバンドは正にアメリカのブルースロックといった感じで、ブラスやオルガンが入っていてとにかく明るく、ロックンロールやファンクっぽい感じで、後のハードロックに繋がるような音ではない。だけど演奏が本当に上手くリズム的にキレッキレであり、たまに見せるすごい不穏でサイケな雰囲気はビーチ・ボーイズみたいな凄みを感じる。このバンドかなり好きになりました。
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