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クジ砂ステレポ

「舞台 クジラの子らは砂上に歌う」(再演)の自分用れぽ/東京公演マチネ(18/01/28)/いつもよりは語彙力がある

べったー移行分。18/3/1にあげていたものです。あえて何もいじらずそのままの状態で移行しています。どうしてもつけたしたかったものだけ《》書きで書いています。

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*いつもみたいな箇条書きではなく、全体について感じたことをまとめてみました。なのでれぽというより感想
*後半はちょこっとだけキャストさんの話

 円盤ぜったいほしい!!!! ぜったいもう1公演行きたい!!!! とかではないんだけど、なんというか、すごくいい舞台だったなあ、いい作品だったなあと爽やかな観後感(読後感的な)に包まれる作品でした。
 キャストさんに、スタッフさんに、お客さんに、そしておそらく原作者さんに、とってもとっても愛されてる作られた作品なのだなあと思った。
 愛されてるのがわかるし、きっと原作がもっとすきになるし、再演されたのも納得の作品でした。

 この間やっていたアニメで内容は予習していったのだけど、正直アニメではボリュームも展開も膨大だしめまぐるしいと感じました。この内容をどう2時間の舞台に収めるんだろうっていう。
 結論から言うと、音楽とキャストさんの演技の力がとんでもなかった。
 早足になってしまったりテンポが難しいところ、どうしても削らなければならなかった隙間など、そういうものが全部それらで埋められて縫い合わされていた。

 そしてものすごく不思議だったのが、きっと原作で大切にされてあるだろうセリフ、強調されているのであろうセリフが、ちゃんとそれだとわかるということです。(アニメで言うと、各話タイトルになっていたようなセリフ)
 特にエコーやバックミュージックの消去などの音響操作があったわけでもなく、キャストさんの演技としても、ぐっと「さあ今から決め台詞だぞ!!!」みたいな雰囲気があるわけでもなく。ごく自然に、その場面でそのキャラクターから出たセリフが、ちゃんと響いて聞こえる。これが、目に見えない脚本の力なのかなと感じました。

 すごく難しかったと思うんだよね、あの長く濃いお話を、しっかりと緩急のついた、ひともたくさん亡くなったりする容赦のないハイファンタジーをたった2時間の脚本にするというのは。
 でもそれを感じさせず、ずっと暗い気持ちになったり、退屈だなあと次の展開を待ったり、一方でついていけずに置いていかれたりということが一切なかった。演出も脚本も、たくさん愛されて考えて作られたのだなと思いました。
 それはキャストさんについても然りで、しっかりとそのキャラクターを「生きる」ということにスポットが当てられているように感じました。解釈する、なりきる、ふりをする、どれも違っていて、「生きる」であり「生かす」。これが一番しっくりくると思います。
 それに感じるのはやっぱり作品とキャラクター、そして舞台としてのこの作品への愛情で、大好きだからこそ、そこにその世界に彼らを生かすことにこだわってくれたのかなと思いました。

ここから以下は少しだけ、キャストさん達についての語彙力のない所感なので、なんでもおっけーな方だけご覧ください〜〜〜〜

・ありさわさん(シュアン)
 雰囲気に合っていてよかったなあ、やはりお声がすきなのだよね。朗々と響く声とか、飄々とした仕草がぴったり来る気がしました。
 初めて拝見したのがハイステだったのだけど、特にその時は「合ってるなあ」以外の印象を抱かず(自分自身が2.5というものにはじめて触れた場所だからなのもあると思う)、そしてその後も、一昨年のらぶフェスまで拝見することはなかったのだけど、刀ミュで大きく成長できたというのは本当なんだろうなあと思いました。
 今回、クジステは彼目当てがきっかけだったのだけど、脚長い〜〜〜〜ということばかり考えていてすみませんでした……

・伊崎さん(リョダリ)
 リョダリだ〜〜〜〜こわいよ声のひっくり返る感じとかめちゃくちゃ狂ってる感出てるよこわい〜〜〜〜という、素晴らしいお芝居でした。
 アニメで先に山下さんの演技を拝聴してたのもあったけれど、アニメのリョダリにたまにこわいぐらい重なる瞬間もあり、かと思えばいきなり体を投げ出す仕草にリアルさを感じたり、ほんとにすごいお芝居でした……

・高橋さん(サミ)、大野さん(ネリ)、小市さん(ギンシュ)
 まとめてしまってごめんなさい、とにかくもう女の子チームがかわいすぎる!!!! お名前あげてない方も含めみんなかわいかった。
 実はこれだけ女の子が出る2.5を見るのがはじめてだったんだけど、ほんとにそれしか言えなかったですかわいい。
 ネリ役の大野さんの声がめちゃくちゃ澄んでいてとても綺麗で聞き惚れてしまった……
 小市さんのギンシュ姐さんは、ほんとに「姐さん!!!!」って感じでついていきたくなるかっこよさでした。
 そしてサミ役高橋果鈴ちゃん、ちょうどわたしの行った公演(東京前楽)での挨拶担当だったのだけど、初々しい感じがほんとにかわいかった、「最後まで精一杯死んできます!」ってなに……一生懸命で応援したくなってしまう……作中のサミも、砂の海で一生懸命ひとを好きになって一生懸命生きている素敵な子でした。再演からの参加で不安もあっただろうけど、すごく頑張ってくれたのが伝わってきました。

 お名前や所感挙げきれないけど、他の役者さんもほんとに素敵な演技をされる方ばかりでした〜〜〜〜公式ついったさんもしばらく追っていたのだけど、座組の愛やなかよしが伝わってくる、ほんとに素敵なチームなのだなと感じました。
 確か小道具はロウ役の平野さんが、アクションはアラフニ役の船木さんが、ダンスはギンシュの小市さんが担当されたということで、キャストさんも積極的に支える仕事をして成り立つ舞台、いいなあと思いました……
(書くタイミングを失ってしまってたんだけど、サイミヤの演出を白い衣装の女性で表現するというの、オリジナリティもあり表現としてもわかりやすくて、すごくよかったなあと思いました。何よりうつくしかった……)

やはり愛にあふれた作品を観させてもらえるのはすごく楽しい、素敵な作品をありがとうございました〜〜〜〜

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 こちらを観に行ったの、もうちょうど一年前ぐらいになるんだ!? と思っておののいていました。一年の過ぎ去り方やばい。
 2018年、わたしにとってはすごくしあわせな一年でした。やっぱり文章に残すと、なにかしらそういうことを再確認できるきっかけになるね。

 次からハイステラッシュに戻ります! 一発目はキャス変に関する自分の感情の記録なので、なんでも読める方はどうぞ~~~~

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