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あんステ(MoM)トークショーレポ(2/2マチネ・2/3マチネ)

「あんさんぶるスターズ! エクストラ・ステージ ~Memory of Marionette~」トークショーのめも/19/2/2マチネ分・2/3マチネ分/うろおぼえで泣きながら書いてる

 中止となったあんステ大阪公演の、トークショーレポです。思いついたままに箇条書きなので、時系列などは的確ではありません。
 誰が喋っていたか間違っていたりうろ覚えな部分も多々あるかと思いますが、ご容赦ください……!
【追記】レポは友人の記憶やメモも大変参考にさせていただきました、ありがとうございます……!! わたしだけの力じゃないので、ここで感謝を述べさせてもらいます。

 後半は、2/2の昼に現地にいた、わたしの感情の覚え書きになっています。
 なので、なんでもOK・ただの日記でもOKな方以外は非推奨。

 めちゃくちゃ楽しいレポは前半でめいっぱい!!
 覚えている限りでめいっぱい、書きます!!!!
 絶望の淵にいたわたし達を救ってくれた、楽しくて笑って泣いた1時間、あんステMoMを愛する人に届け!!!!

【トークショーレポ】

◆2/2マチネ
・衣装で出てきてくれる!!!! もうそれだけで、たった30分のためにそこまでバッチリ準備してきてくれたことに泣いてしまう

・座長の大輝さん、最初からふわっふわしどろもどろ噛みまくり。思わず客席から笑い声が起きる。
大輝さん「笑ってくれていいですよ、今日は笑っていってください、そのためにやるんで」
めちゃくちゃ優しくでもいつものいたずらっ子みたいな微笑みで、ほんとにさりげなく、そう言ってくれました。その言葉に、笑っていいんだと、楽しんでいいんだと、どれだけ救われたか。

・大輝さん「一応座長をやらせてもらってますけどね、ご覧の通り(みんなわちゃわちゃがやがやしてる)僕一人ではこの人達をまとめられないのでね、この方にお手伝いいただきます!」
君沢さん登場〜〜〜〜!! MCをやってくださる!!!!

・君沢さん「どうも、一人だけ私服のおじさんです」
上下黒のシンプルな出で立ち、スタイルが良すぎて十二分にカッコよかったです……
君沢さん「みなさん、こんなのレアですよ!? もうお客様参加型なんで全力で楽しんでいきましょうね!!!!」
あえてレアと言って会場のみんな(お客さんもそしてきっとキャストさんのことも)を盛り上げてくれる君沢さん、ほんっとに素敵な人;;;;

・君沢さん「みんな(キャストさん達に向けて)こんな機会滅多にないよ!? なんかやりたいことない!? コーレスやりたい奴いないか!?」
ながとくん「はーーーーーーい!!!!」
最年少かわいすぎですながとくん

・ながとくん「僕が『ダッシュダッシュ〜〜』って言うので、みなさんで『ダッシュだぜ!』って返しもらっていいですか?」
みんな「え、なんて????」
「ダッシュ」が多すぎてキャストさんもお客さんも大混乱しました笑

・なつきくん、なぜか「ハ~~~~イッ」っていう、あのなぞのネタオチをコーレスする。笑。お客さんも一緒になって「ハ~~~~イッ」(人差し指ぐるん)をやりました!!

・紅月のターン。ふーくんが、劇中の「俺達紅月は〜〜〜〜(レスポンスもけっこう長い)」を候補に上げてくれるんだけど、
みんな「それちょっと長くない!?!?」

・結局、敬人さんの「度し難い」を、みんなでせーので言いました!!笑

・いつも控えめだからと急に話を振られたたかきくん、fineのみんなに「チャンスだぞ」と囁かれる(主にささもりくんけーしさん)
たかきくん「え、えーとじゃあ……えい、えい、おーでお願いします……」
控えめすぎてかわいい

・君沢さん「稽古場での雰囲気はみんなどんな感じなの? 苦労したところとか」

・ふーくん「紅月は負けず嫌い三人衆って感じですね。でも昨日(るいくんの代役で君沢さんが舞台に立った時)は、君沢さんに乗せられてめちゃくちゃ暑い神崎と蓮巳でしたよね!?」
ゆうくん「(何度もうなずく)」

・紅月、ふーくんが「稽古中はめっちゃ会うけど、プラベでは全然」と言ってしまったがために、
ゆうくん「ちょっと待って、これじゃ仲悪いみたいやん!!!!」

・ダンスがすぐには覚えられない、という話の流れで
大輝さん「僕いっこ、話したかったエピソードがあって。
ヴァルもダンスが難しくて、一日やそこらではとても覚えられないんですけど。いっつもひろきくんが「ああっ」ってなる(眉根を寄せて指先を額に当てる仕草、めちゃくちゃご本人に似てました笑)んですけど、そのときはたまたま、僕が「もう無理、無理っす」って感じで、座り込んじゃったんですよね。そしたらひろきくん、僕のこと指差しながら大爆笑して「大輝が元気ないのめっちゃウケる」って(笑)。でもその数分後、ひろきくんが(彼自身もまたダンスができなくて悔しかったようで)どおん! って床叩いてました(しゃがんで床殴る仕草)」
君沢さん「ほんとにこうやって(同じくしゃがんで床殴る)やってたの!?」

・ながとくん「らびっつの楽屋が一番うるさいと思います!」
大輝さん「ヴァルは静かっすね。『はよざいまーす』『ざいまーす』みたいな。でもたまに一番うるさいです!!!!」
そのうるさいネタ聞きたかった、稽古場で「漫才やってる」と他ユニットから言われるヴァルの二人、たまにめちゃくちゃうるさくなりそうなの容易に想像つくんだけど、大輝さん本人のいないところでその人の話すること、すごく気にしてくれる人だからなあ……笑

・君沢さん、らびっつに話題振ろうとして
「なんだっけ、ロビン??」
全員「ちがうらびっつ!!!!」
君沢さん「だって俺、今日(出会って)2日目会だから!!!!」
いやほんとにそれでも夜に電話を受けて翌日のソワレに立つという決断をしてくれた

・fineの開演前の円陣。実演してくれることに。全員のおでこ押してスイッチを入れるささもり英智さん。
4人で肩を組みながら、英智さんが一人一人に言葉を投げかけていく。
英智さん「(なにごとか前口上を述べてから)渉?」
渉「fine!!」
英智さん「(同じくなにか言って)桃李?」
とーりくん「fine!」
英智さん「(同じく)弓弦?」
弓弦「fine」
英智さん「(急にささもりさんに戻ったぐらいの感じで)っしゃいくぞおあーーーーー!!!!!!!!!」
fineのみんな「おえーい!!!!!」
めっちゃ体育会系、ハイタッチしまくる。

・大輝くん「絶対やってないでしょ!!!!」
君沢さん、他ユニット含めそれまでのみんなを色々見て
「意外と裏ではみんな肉体系なの?」

・けーしさん、稽古で難しかったことの話で、
「声がね、難しくて。何度やっても、あの……白と紫のデスボールのひとになっちゃうんですよ」(ドラゴンボールのフリーザのことらしい……笑)
大輝さん「え、ちょっとそれでやってみて(楽しそう)」
けーしさん「アメ↑イ↓ジ↑ング↓」
あまりにもフリーザで会場キャストさん大爆笑。

・君沢さん「今日はお客さん参加型だからね! ガンガンおいで!!」
なんせあまりにも急遽でノープランすぎたため、お客さんから自由にリクエストや質問を受け付けていくスタイルにする模様。

・お客さんから、「好きなセリフは?」という質問が出たらしい。
君沢さん「うーんでもそれはネタバレとかもあって難しそうだから、ここは演じているキャラクターで愛の告白を披露する、なんてどうかな?」
お客さん拍手喝采、一方縮こまって黙り込むキャストのみんな。
君沢さん「お前ら急に静かになったな!!!!」

・ずっとキャラクターの座り方をしてくれてる人達がいっぱいいた……わたしが覚えてるだけでも、宗さん(足組み)、英智さん(足組んだり片足だけ折って片足投げ出したり)、とーりくん(ほんとにずっと内股だった)

・愛の告白、誰からいく〜〜〜〜? となって、真っ先に指名され「はいっ!!」とめちゃくちゃ元気に手を挙げるささもり英智さん
そして、「ちょっとスイッチ入れて」と確かけーしさんの前でおでこを突き出して見せて、ピッと何らかのボタンを押してもらってた。(以下、fineは全員このスイッチ押して役に入る流れになります)

・スイッチ押してもらって役に入ったと思ったらそこでまた考え始めちゃって、もっかい! とスイッチ押してもらいに行くfineの子達見ながら、
大輝さん「あのスイッチ効力短えな」

・英智さん「この間の告白の返事はまだかな? あまり待たせると、君をミートパイにしちゃうよ」
そこで一旦、悲鳴(??)が上がるのだけど、「まだ続きがあるから」って感じで手で制止する英智さん。その後の甘めの言葉にも節目で歓声が上がりそうになるが、3回ぐらい同じく手で制止してお客さんを黙らせる。笑
英智さん「(色んな言葉の後で)君と僕のデュエット(たぶんデュエットではなかったんだけどそんな感じの横文字の言葉!!!!笑)を響かせよう」
言った後で投げチュー!

・その後、やってほしい子の名前をお客さんに叫んでもらうが、いかんせんみんな思い思いの名前を叫ぶので誰の名前もはっきり聞こえない。笑
君沢さん「じゃあ、渉!」
けーしさん「僕ですか? 絶対(呼ばれてるの)僕じゃないと思うんですけど?」
君沢さん「うん、俺も君じゃないと思うけど(いい笑顔)」
そんなことないよけーしひびわたさんのも聞きたいよ!!!!!!笑

・けーしひびわたさんやる流れに。
けーしさん「愛の告白ではないんですが、ゲーム内のセリフを言ってもいいですか?」
詳しい言葉忘れてしまったけど、「響き渡らせましょう」と言っていた……! ひびきわたる!!!!笑

・友也くんの告白「この気持ち、受け取ってください!」(なぞにキレッキレの動きでハート差し出すキメポーズ)

・なずなくん「に〜ちゃんはっ、みんなの応援団だからな!!」
ほんと男らしいなずなくんの解釈素敵だよなつきくん〜〜〜〜!!!!;;

・宗さんもやることに。
大輝さん、「こういうのほんと無理っすよ!」と言いながらも、スイッチをなずなくんに押してもらって宗さんを下ろしてくる。(ほんと彼の切り替えは見ていてぞっとするぐらい)

・宗さん「仁兎! ああ仁兎っ!! 儚くも美しい、僕のマリオネット!!(しおらしくする芝居に入るなずなくん)(これは開幕すぐの宗さんのセリフです)(まだ続きそうだった)」
みんな慌てて「それネタバレだから!!!!」と止める

・宗さん「フン、僕への愛は仁兎にしか向いていないのだよ」
その後、素の大輝さんに戻った後で
「まあ影片にも(宗さんの愛は)向いているんですけどね」

・君沢さん「みんな、大阪で何かこんなことした! とかある?」
大輝さん「USJとか行きましたねえ。あと串カツ……」
ながとくん「ミラノ風ドリア食べた!!!!」
なつきくん「大阪着いてらびっつがまず最初に行ったのは、サイゼリアです」
君沢さん「それはどうなの? せめて銀だことかさあ……」
みんな「いや銀だこもどうなの!?」
チェーンだもんね、でもサイゼも銀だこもいいよね(ニコニコ)

・君沢さん「自分が女の子だとしてさあ、恋人にするなら誰がいいとかある?」
みんな唸り首を捻る。
大輝さん「いやあ、なんというか、みんな難ありっすからねえ……。でも僕、みかです」
みんな「ええそうなの!?!?」(会場も嬉しそうな声が上がる)
大輝さん「いや、あの感じね、みかは守ってあげたくなるじゃないですか……(女の子目線で考えてるのにそこなの????笑)。あと、正直、一番、難がない」
みんなそれはないだろー!! って反応でした。笑

・話を振られたそえじまとーりくん、かわいく「会長!♡」って答える!!笑
彼は最初から最後まで、ずっととーりくんでいてくれたのだよなあ。トークショーだから素でいてもいいんだろうけど、トークショーというものに慣れていないというのもあっただろう一方で、それぐらい憧れの舞台だったし、とーりくんのことを愛したいし愛してるんだろうなあと思いました。そえじーくんめちゃくちゃ応援したい。

・お客さんの誰かが、「マド姉連れてきて!」と言う。
みんな「マド姉!?」「えっどうするの!?」
袖を見やる大輝さん、どうやら衣装スタイルのマド姉いるらしい!!!!笑
マド姉を迎えに大輝さんが袖にはける。
君沢さん「あいつ帰ったんじゃねえか?」
(このはける時の大輝さん、既に歩き方が片手を後ろに回す宗さんの歩き方で、ほんとにスイッチの切り替えようと切り替えてくれるところに感動してしまった)

・マド姉連れてきた大輝宗さん、連れてきたはいいが何を言っていいかわからず、一言二言で思わず笑い声が混じってしまう
大輝さん「いやこうなるでしょ!!!!笑」

・誰か腹話術上手いやついないか〜〜ってことで駆り出されたのがけーしさんだったんだけど、けーしさん、作中でも思ったけれど声を自在に操れすぎて女の子の声真似がめちゃくちゃ上手い……笑いが起きずに感嘆の声が上がった……

・大輝さんがマド姉を袖に連れ返す時、お客さんが「ばきゅんやって!」と誰宛にかわからないけれど言っていて、それに応えて(スイッチの入った舞台宗さんだったら絶対見られない)ちょっと照れた笑みでで控えめに「ばきゅんばきゅん」って撃ってくれる大輝宗さん

・どこかで、座席コーレスのようなものが入りました。(どの流れだったかは忘れた!!!!)
みんな「3階席〜〜!!」
(たぶん一人のお客さんがめっちゃおっきな声で)「 聞こえてるよーーーー!!!!」
キャストさんの誰か「めっちゃ元気じゃん!!!!笑」
みんな「じゃあ、2階席〜〜!!」
2階席のお客さん達みんな「聞こえてるよーーーーーーーー!!!!!!」 
君沢さん「なんかアリーナみたいになってんぞ!!笑」
先週は2階席すら埋まっていなかった、それが3階まで人が入っていたというだけで、もう幸せすぎるし苦しすぎる

・まさかのシンギン、歌ってくれる!!!!;;;;;;
レクチャーあります。るいくんの代わりになつきくんがやってくれる。
大輝くん「ほんとは僕がやれればいいんでしょうけど、僕(レクチャーは)さっぱりなんで、この方たち(レクチャー組)にお任せします!」

・ひだりーみぎーひだりーみぎ、の振り付けができただけで、
「みなさん素晴らしいです完璧です」と優しく褒めちぎってくれちゃうたかきくん。
大輝さん「あいつ甘いぞ」

・ぽんぽこりん、の振り付けを忘れちゃうながとくん
「ここなんて言ってたっけ!?!?」

・シンギン入る前の声かけ
宗さん「僕たちの芸術を堪能したまえ」
なずなくん「準備はいいいかーーーー!?!?」×3
みかくんの役どころ、なずなくんがやってくれるんだね……;; うれしい、ありがとうありがとうね

・シンギンの最後の最後で、君沢さんも出てきてくださいました。
それがすごくすごく、嬉しかった。もうあなただって、十分すぎるぐらいこのカンパニーを支えてくれて、一員なんだと伝えたくなってしまった。
◆2/3マチネ
・大輝さん「昨日は君沢さんが素晴らしくMCを務めてくださったくださったんですけどね、今日はMCいませーん!! なのでね、僭越ながら僕が頑張ろうと思います。あっ、ペンライトかちかちしたりしていいからね。僕は支離滅裂なんで、ちゃんとできるか不安ですけど。
(公演について)まだ福岡もありますし、宮城もね、あと、ブルーレイもね!! ありますんで!!!!」
みんな「おいおい宣伝!!!!」
既に滅裂感というかかわいさゆるふわさが出ているけれど、そんな座長大輝さんがみんなだいすきなので受け入れ態勢は万全だよ!!!!笑
今日もよろしくね!!!!

・2/2マチネではみんな椅子に座ってたんだけど、今日はなぜか後ろに4脚ずつぐらい(確か後ろ向きに)並べてあるだけで、ずっと立ってお喋りをしてくれてました。

・基本的に大輝さんが仕切っていくんだけど、わりと序盤で、
「えっとね、……次何話すんだっけ(懐からまあまあおっきな紙取り出す)。ああそうそう、これは言った、これも話した、……ああこれだ!!」
カンペガン見進行、嫌いじゃないです。笑

・最初の方、斜め上、2階席の誰かと目が合ったのか、そちらに向かって控えめに手を振ってはにかむささもりさんを目撃してしまいました。流れ弾でした……キュンとしてしまった……

・みんな話してるうちに、なぜかだんだん後ろに下がっていっちゃう。また下がっちゃってる、前に出ようってなった2回目で、
なつきくん「みんなこの線な!! この線に並んで立つように!!」

・ふーくん「僕ね、この稽古場でババア呼ばわりされてるんですよ」
客席「!?」
ふーくん「るいが呼び始めたんですけど。前ちゃんは美魔女って呼ばれてて、ゆづくんはいい女って呼ばれてたらしいんですけど、ババアって」
ゆうくん「こいつ、動きがババアなんですよ」
大輝さん「うちのひろきもそう呼んでますね」
ふーくんのお話で笑い声が上がっていたの、わたしはとても嬉しかったよ……

・台詞の覚えは早いか、という話。(大輝さんがメモから拾ってテーマを言ってくれる)
たかきくん、話を振られます。
「ダンスはね、みんなで確認してたら、覚えましたよ」(あのふわふわっとした調子でそうおっしゃった)
大輝さん「サラッと覚えましたね!?」

・話を振られると、正面(お客さん側)ではなく、ついつい話してるうちに内側(fineのキャストさん達)の方向いてっちゃうたかきくん。やっぱりfine メンツに「チャンスだぞ」とささやきまくられる。笑
ささもりさん・けーしさん「俺たちが頼もしいからだな!!(こっちを向いちゃう理由)」
そう言ってハイタッチする、ノリがよくて最高なお二人~~~~!!!! 頼もしいよ!!!!

・紅月は、ゆうくん「セリフ覚えはるいが一番早いです」
るいくんもほんと何者……いちいち天才肌多スキルすぎる……

・大輝さんの台詞覚えの話。
「僕はね、もう反復ですよ。で、いつもはうろ覚えでも現場に行っちゃうんですけど、あ、なんかすいません(なぜかこの場で謝る)、今回はね、仁兎が最初喋らないから、自分が喋れないと進まなくて」
なつきくん「俺も助けてあげたくても、助けてあげられないんだよ」
大輝さん「そうそう。(宗さんは)一人でずっと喋ってるシーンも多いしね、まあ今(この瞬間)もそんな感じですけど」
一回しゃべりだすと、マイワールド繰り広げながら止まらなくなっちゃう大輝さん。笑

・ことあるごとに、大輝さんがいのさんのことを「うちのひろき」って呼ぶのがめちゃくちゃ刺さったしすきだった(泣いてしまう

・ユニットごとの気合入れなどの話。
大輝さん「うちは特にそういうのないんですけどね、全体稽古の最初、全員で歌って踊ってをするんですけど、最後に寄り添って立つ決めポーズがあって。そこでなんとなく、こう、そって(横に手を差し出す仕草)お互いにお互いのお尻を触ってます。笑 一回、それを2人っきりしかいない稽古場でやっちゃって、『俺らやべえヤツだな!?』ってなりました」
キス魔に定評のあるいのさん、おもしろがってやってる可能性あるぞ、やりかねない

・fineの円陣の話も、今日も出てました!笑
おでこのスイッチネタも健在。

・らびっつの気合入れ。
お尻叩き合うのが恒例で、昨日のソワレでもその話が出たらしいんだけど、
大輝さん「……気のせいかな、この流れ昨日も見た気がするんだけど。おれまだお尻の傷が痛むんだけど!!」
とか言いつつ、なんだかんだなぜか宗さんがお尻叩かれる流れに。笑
ただ、らびっつちゃん達に比べて宗さんだけ身長が高いせいで、中腰にさせられたり、足はこう! って開いて立たされたり、されるがままでした。(4人のちっちゃめな子達に取り囲まれて中腰の青年がお尻叩かれようとしてるのを見るという、異様な図)

・いざ叩くと思ったら、みんなでぺちぺち撫でるように叩いただけだったので、
大輝さん「優しいな!!」

・らびっつの男気じゃんけんの話。
らびっつ「あれ、毎回ガチです。打ち合わせなしです」
なつきくん「そう、だから、毎回誰が来るかわかんなくてこわいんだよ~~!」
かいとくん「僕、じゃんけんめちゃくちゃ弱くて、大阪に来るまで、やったことなかったんですよ、自分の(に~ちゃんが男かどうか確かめる)シーン」
ながとくん「(おもむろに)僕、誰が何出すかわかるんですよ。だからたぶん、かいとを勝たせることもできます」
みんな「ええっ」
大輝さん「じゃあ、ちょっとどんな感じかやってもらっていい? めっちゃ気になる(ほんとにただただ気になるから見たいって感じでちょう楽しそうな顔してた)」
(このタイミングだったか忘れちゃったしひょっとしたら2/2マチネだったかもしれないけれど、相方のいない大輝宗さんが、そわそわとらびっつの後ろに立って話聞いて混ざりたそうにしてたの、めちゃくちゃかわいかった(けれど流れ的に宗さんが混ざると世界観がまずくなる(笑)話の流れだった))

・そしていざじゃんけんをすると。かいとくん勝利。キャストさん達に広がる動揺。
かいとくん「こわい…………」
大輝さん「メンタリストじゃん、読まれてるじゃん」
ながとくん、最年少でいたずらっ子に見せかけて一体何者なんだ!?!?笑

・なのくん「ちなみにこの悪魔のじゃんけんは、いのひろき発案です」
もうーーーーーーーいのさんほんとそういうとこーーーーーーー!!!!!!!(だいすき

・稽古の最初の最初、円陣の掛け声をどうしようかと思って、なぜか
大輝さん「ノン!! だめ!! いくぞ!! オー!」
と言ってたらしい。笑笑 ノンなのかゴーなのかどっちや!!!!笑
今は、僕たちの芸術を堪能したまえ、みたいな感じに落ち着いてるそうです。笑

・なつきくん「今回のカンパニーは、空き時間、場所の使い方が上手いなって思います。稽古場の端でもそれぞれ練習したりしていて、
俺たち邪魔かな? みたいになっちゃったりとか笑」
今回、なつきくんがすごくまじめに語ってくれることが多くて。ずっとあんステを見てきたからの、彼の言葉なのかもなあと思ったりもしました。

・稽古場で一番力持ちなのは? というトークテーマ。
真っ先に挙手するささもりくん。みんな「ええ????」って空気になる。笑

・ささもりくん「僕ね、けっこう力あるんですよ!(そう言う間、けーしさんが二の腕や太ももをむにむにしてなにやら確かめている。笑) でも、病弱そうって言われるんですよ。儚いっていうか。ほらね、こうすると(すっと表情を消して佇む)、すごい病弱っぽいって」
確かその流れだったと思うのだけれど、「でも英智は一番人間っぽいんじゃないかと思って」と話してくれました。その解釈から生まれたのがあの英智さん、すごくすきだしわたしはドンピシャだったよ……生きたいと輝きたいともがく、赤ん坊のようにわがままで純粋な人。

・その後、ほかの人が話してる中突如
とーりくんを抱き上げるささもりさん!!!!笑
下ろしてもらった後に、ぎゅっとはぐして握手するそえじーとーりくん~~~~!!;; 最高に愛しいし、やっぱり今日もできるだけキャラクターを徹底しようとしてくれたなあ……

・そして突如大輝さんを持ち上げようとするなつきくん。周囲が絶対無理だろ! となっている空気の中、らびっつ達を呼び寄せるなつきくん(そういうとこがめちゃくちゃらびっつですき~~~~! 一人じゃかなわないけど、団結して頑張って輝けるらびっつ)。
最後、4人がかりで大輝さん持ち上げることに成功してました! 大輝さん、ゆるい感じで「いえ~い」ってピースをする。

・力持ちの流れで、腕相撲の話に。一番強いのはけーしさん、そしてるいくん。

・ゲームでも今回の舞台でも、好きなセリフは? というトークテーマ。
なつきくん「俺はやっぱり、みんなを笑顔にするアイドルになりたい、っていう台詞が好きです!」
ささもりくん「えっなつきくんその流れ非常に言いにくい……僕の好きな台詞、ミートパイなんだけど……」

・ささもりくん「あのね、ながとがめちゃくちゃいじってくるんですよ! こう、歩いてて、角曲がってぶつかりそうになった時に、『ミートパイにされちゃう~~!!』って逃げるんですよ!!」
なつきくん「俺も、急に、『なつき!……くん! 呼び捨てにしたと思った?』ってからかわれる」
大輝さん「僕もね、ながとくんにおもちゃにされたことがあって。ダンスの決めポーズがあるんですけど、その手と腰の動きを、こうやって目の前で真似してくるんですよ」
天真爛漫いたずらっ子なながとくん。笑

・大輝さん「あのねえ、ゲームセリフ甘いんだよ~~~~今回(今現在ゲームでやっているイベントにヴァルが出ているので)のゲームの方のストーリーでもね、影片が前で踊っているのを見るのも悪くない、みたいに(宗さんが)言うんですよ……」
というかもう大輝さんそこまでイベント進めてるの、そこまで読もうと思ったらけっこうまじめにイベント取り組まなかんで!?笑

・たかきくん、どっかのタイミングでそえじーの肩の上に手を置きながら喋りかけるんだけど、妙に距離が空いてたせいでピーンとと腕が伸びていたの、じわじわ微笑ましくきてました笑

・お話の流れは忘れちゃったけど、わりと唐突に
けーしさん「19時にログインするとね」
みんな「19時???? あっゲームの話ね!!笑」
けーしさん「そうそう、19時ごろにね、ログインしたら、渉さんに『夜更かしさんですね』って言われたんですよ。……早すぎませんか渉さん!?」

・何かの拍子に、いいことを言ったつもりがあまり評価されなかったそえじーとーりくん、fineの3年生ズに肩ポンのフォローを受けてました。それをお喋りを思った大輝さん
「そこ、なにかしゃべってます?」
fineの子達、柔らかくにこにこしながら「いいえ」

・そえじーとーりくん、英語いっぱいしゃべってくれる!! さすが!!
彼の口から「Shoe must go on!」と聞いたとき、泣きそうになってしまった

・大輝さん「そろそろシンギンに行きたいんですけどね(場の進行が苦手なので早く終わりたいらしい正直すぎる笑笑)、えーと……シンギンスター」
みんな「……ん? シンギンスター……? ちがうよシャシンだよ!!!!」
大輝さん「あっそうかまちがえた、歌詞の方が出てきちゃった」
天然かわいいです

・シンギン振り付け講座、一回そえじーとーりくんが腕を逆に振っちゃってて、「あああ間違えたどうしよう!!」みたいな感じですぐ後ろのしののんに絡んでたの、かわいいがすぎました。

・シンギンの1番サビの振り、振り間違えちゃう宗さん(1回目なのにワイアンドワイやっちゃう)、めちゃくちゃレアでかわいかった!!!!

・Bメロ「見つめる勇気は仲間がくれたよ」のところで、いつもはみかくんとなずなくんが肩組みながら出てくる。今日も昨日もなずなくんは宗さんを誘ったのだけれど、宗さんは来てくれず。昨日は一人でなずなくんがセンターに出てきてくれたんだけど、今日は確か端っこの方で光くんと肩を組んでました!

・ダブカテ、そして拍手に答えてトリカテまで出てきてくれました。

・お客さんに「ばきゅんやって!」とリクエストされ、
銃のスタイルでかわいい感じに「ばきゅん!」をしてくれるゆうくんけーとさん(ちゃんと「今言ったのどのお客さん?」って確かめてくれてた)

・確かお客さんからだったと思うけれど、大輝さんに「ノン!」って言って! とリクエストがされ、「えっいきなり言うのは無理でしょ!?」と大輝さんがうろたえていたら、
ささもりくん「(唐突に)ばーかばーかばーか!」
大輝宗さん「ノン!!!!!!!!」
このあと、なつきくんにもなにか仕掛けられてノン! って言わされてた気がする……そしてささもり英智さんの語彙力()

・大輝さん「リクエストコーナーみたいになっちゃってるから!!」
2/2マチネは完全にリクエスト方式だったものね……笑

・ダブカテの〆をふられたなのくん。
「それじゃあ、悔しい気持ちとか、全部まとめてたこやきにして、食べちゃいましょう! パン!(手を合わせてたこやきを作る(?)) ぱっ(なぜか手を離しちゃう) ぱくっ(両手でそれを口につめこむ仕草)で!!」
大輝さん「それ(手を開く)じゃたこ焼きはできねえ気がするけどなあ」

・トリカテまでやってくれたんだけど、大輝さん
「いやー正直ね、嬉しいんだけど苦しい!!笑 何やろうってなる!!」
そういうの素直に言ってくれるところが愛せる……もう出てくることを決めて拍手に応えて顔を見せてくれただけで十分だよ。

・なつきくん「初日は空席もあって、2階も(誰もいなくて)、でも今日は2階や3階まで人がいてくれて、ほんとうに嬉しいです。ありがとうございます!」
この言葉でめちゃくちゃむせび泣いてしまった。こういうことストレートに言ってくれるなつきくん、すごく勇気がいったことだと思うのに、嬉しかった。やっぱり見えていたよね。でも、たとえ公演じゃなくても、2階席3階席に人がいる梅芸を、見せてあげることができてよかった。

・猪年メンツに今年の抱負を語ってもらう。なのくん、なつきくん、ゆうくん。
大輝さん「あっ俺もか!!!!(忘れてたらしい)」

・なつきくん「こいつ(ゆうくん)、よく俺の家に来て、台詞合わせしたり、勝手にダンスしたりしてて」
ゆうくん「なんかその言い方だと、俺ただの迷惑なヤツじゃん!!」

・猪年の話から、厄年の話になった時
そえじー「でもね、厄年って、『役が付く』から、役者にはいいんだよ!」

・(なのくんかなつきくんか大輝さん)「うちのカンパニーにはね、(宗さんの横をエアで指し示しながら)猪の字を冠するいのひろきがいますから」
なつきくん「猪突猛進いのひろき」
大輝さん「おっ、名言が生まれたなあ」

・大輝さん「大阪も色々大変だったけれど、最後は最高だぜベイベー! って感じで、終われたらいいですね」

・トリカテの最後は、みんなで手をつないでお辞儀をしてくれる。
大輝さん「じゃあ僕は、(ここにいのさんがいると思って、エアで)
お尻撫でときますね(そっと手を差し出しておく)」
紅月の二人とらびっつの間、不自然なくらいスペースが空いている。るいくんの分。
紅月の2人「あいつ(るいくん)手足長いんすよ!」

・幕が下りる時、真っ先にしゃがんで最後までめいっぱい手を振ってくれるささもりくん、そしてマグロ釣る仕草してたかいとくん。笑

 ほんとうに。ほんとうに、しあわせな時間でした。きっとたくさん考えて交渉もしてくれたのだと思う。状況はわからないけれど、もし急病というのがインフルだったとしたら、キャスト内で流行ってしまう可能性もある中で、トークショーという形を選んで、シンギンまでやってくれたこと(そして、『トークショー』だから客降りはしないでくれた、そういうちゃんとした線引きも)、たくさん笑っていいと言ってくれたこと。30分程度と言っていたのに、2/2マチネは45分、2/3マチネは1時間もやってくれた。
 苦しすぎて梅芸になんかもう行けないんじゃないかと思っていたけれど、間違いなく行ってよかった。本当に、本当に、ありがとうございました。
 
 さて、ここから以下は自分の感情を残しておくために書いておくことなので、レポだけ読みたい方はバックしてくださいね!
 あんステMoMに出ている人を応援していたわたしの、2/2に起こったことの話です。


【2/2に起こったこと】

 2/2マチネ。わたしはその日、地元を出発し、開演1時間前、大阪駅にいました。
 その日は、一緒に観て欲しいとお願いして、はじめてあんステを見る友人と入る公演でした。先に友人に会場には行ってもらっていて、誘っておきながら待たせている、急がなければと、会場に向かおうとしていたその時でした。
 別の友人から、LINEをもらいました。「ついった、見た?」と。
 慌てて、ついったを開きました。そこで、公式からのお知らせを見て、頭が真っ白になりました。
 目に飛び込んで焼き付いたのは、「猪野広樹」「公演中止」の文字。その2つが、どうしても、理解できなくて、信じるもなにもなくて、ただただ、声にならない声で、「え?」と、つぶやくことしかできませんでした。

 わたしは、猪野広樹さんを応援している人間でした。
 あんステMoMを観ようと思ったのも、彼がきっかけでした。彼が出ると知ってはじめて、あんステに触れて、みかくんを知って、ああ、いのさんなら絶対にこの子をぴったりに素敵に演じてくれると、絶対そう思えるから観に行こうと、決めた人間でした。
 それまでに起こっていたこと。友人の話や、ついったでの様子から、きっと一部しかわかってないけれど、ある程度把握はしているつもりでした。そして、そのタイミングでいのさんというひとが起用されたことに、思うところがなかったわけでは、ありませんでした。
 でも、彼の演じるみかくんが見てみたかった。わたしは、いのさんのお芝居がとても好きな人間でした。彼のお芝居で、絶対にこの子を大好きになってしまうし、またきっといのさんのことも好きになる。難しいことが起こっているのはわかっている、簡単に飛び込んでいい世界ではないのかもしれない、そう思いつつも、本当に、ただ「見たい」の一心が勝ってしまって、あんステに、行くことを決めました。
 結果、自分の色々考えていたことが砂上の楼閣として消え去ったのを、一回目で感じました。なんて浅はかな考えしかなかったのだろうと。そこにはただ『作品』があって、Valkyrieがいて、その周りのみんなが生きてそこにいるだけだったのに、一体どんな邪念で、目を曇らせていたのかと思いました。
 Valkyrieに、圧倒されました。いのさんがやっているからじゃない、ただ、そこにいるヴァルというユニットに、圧倒されて、飲み込まれて、もっともっと見たい、もっともっと彼らを「知りたい」と、そういった気持ちが、あんステへの入口になりました。
 東京公演を見、大阪も初日から3公演を観ました。そして大阪千秋楽も、とりました。地方の初日と千秋楽が観られる。そしてだいすきなひとが、だいすきになった素晴らしい作品に出ている。そんなしあわせな経験、もうなかなかできるものではないと、大阪に向かいました。
 1月の大阪初日、劇場1階ロビーに入ってすぐ、2階席が封鎖されていることに気づきました。赤いテープで、締め切られているのを見ました。
 もうその時点で座り込んでしまいそうで、声も出なくなりそうで、客席から、2階に誰も座っていないのを見て、友人と2人で泣きました。
 わたしは去年の11月、別の作品でこの梅芸に来たばかりで、まだその記憶も新しく、初めて挑戦した初日の当日券は抽選になりなんとかもぎ取り、3階席から大阪楽を観ました。普段は全員のキャストさんになかなか見てもらえないスタオベを、全員の方に見てもらうことができました。
 そんな記憶がある中で、そして、自分がこんなにだいすきになった作品の、席が埋まっていない。実際入ってみれば、2階どころか、1階ですら空席は目立っていました。
 それならばと、2階なんてキャストさんが見えないぐらい応援しようと、1階から、全力で反応してペンライトを振ってうちわを掲げようと、友人と話して、公演に臨みました。
 その、2階席が封鎖されていた大阪初日。まさかの、いのさんが、日替わりでその空席をいじり、ネタに変え、笑いに変えてくれました。
 正直、最初は笑えませんでした。ああ、やっぱり2階も見えてしまっているんだと、1階からの応援だけでは足りないのかと、その一瞬は、また涙が出てきそうになりました。
 でも、12月に、いのさんのイベントに行った時のことを思い出して。ああ、彼はそういう人だったと、「今目の前にいるひと」を楽しませることに全力を注いでくれるひとだと、そんなひとが、それを笑いに変えてくれて、実際会場はみんな笑っていて、(そこまで慮っていなかったとしても、)わたしやわたしの友人のように、そしてもしかしたら他にも、悲しんで泣いていたひと達を救ってくれたんだと、感じました。
 終演後、その話もしながら、「来週の大阪楽は、絶対2階も埋まると信じよう」と、友人と話しました。

 そんな中での、今回の発表でした。開演1時間前。心の準備は万端で、一週間頑張ってきたこと。今大阪までやってきていること。そして、噂で、2階席にも人が入るようだと聞いていたこと。色んな友人に、(普段はものを勧めるなんてほとんどできないのに、)今回の大阪公演を勧めて、観ることを決めてくれた子達がいたこと。やっと、いのさんをはじめとしたみんなに、梅芸の2階の、空席じゃない客席を見せてあげられると思っていたこと。
 前日に書いてきた、いのさんへのお手紙に、短くしようと思っても結局できずに、ただこの間の「笑顔に変えてくれてありがとう」だけで6枚も書いてきてしまったこと。
 そういった全部が、頭の中を白い水がさらっていって、端に強く押し付けられました。座ったまま、立てなくなって、表情の作り方も忘れて、何度も何度もその白地に黒の文字が浮かび上がった画面を、読み返しました。
 よりにもよって。このタイミングで。
 誰も悪くないからこそ、ただただ悔しくて、悲しくて、何のために自分がここにいるのかもわからなくなりました。舞台に立てなかったいのさんの思い、るいくんの思い、そして他のみんなの思い。その2人が、急病とは言えど一体なんなのか、無事なのかということ。梅芸の2階を、見せて上げられなかったこと。どうしようもなくて、とりあえず先に行ってくれていた友人に中止の旨と、今混乱していて落ち着くまで会うのを待って欲しいということを伝え、LINEをくれた、一緒にいのさんを応援していた友人と少し、どうしても話したくて電話をしました。けれど、会話にはならず、お互いずっと泣いていました。たくさんの人が通るルクアのベンチで、ひと目もはばからず、ぼろぼろ泣きながら、まともにしゃべることもできず、ただ携帯を耳に当てていました。
 そろそろ友人を待たせすぎているからと、なんとか笑顔を作らなきゃ、せめて人前では今だけでも元気に戻らなきゃねと、電話を切り上げようとしていたところ、電話先の友人が、「まって」と言いました。

「まって。大輝くんが、『ちょっと待ってろよ』って言ってるよ。他のみんなも、まってて、帰らないでって、言ってるよ」

 ついったで、キャストさん達が、そういったことをつぶやいていてくれているようでした。
 電話をしながらそれを確認できなかったわたしは、「とにかく行って、絶対素敵なことがあるよ、大丈夫だよ」と言ってくれた友人の言葉で、走って梅芸まで行きました。劇場のクロークに預ける予定だったスーツケースは引っ張ったまま、人ごみをごめんなさいと言ってかき分けて、もう行けないと思っていた劇場の前に来ました。走りながら、一緒に行くはずで待たせていた友人に電話で事情を説明し、「キャストさん達が待っててって言ってるの、一緒に待ってくれる?」と涙声でわがままを言いました。劇場に着いて、友人と合流した時、時刻は、本来の開演の13時になろうとしていました。
 人がたくさんいました。みんな、物販だけが行われている劇場にはほとんど入らず、ただ、劇場の入口前につめかけていました。自分のように、泣いている人があまりいなかったことに少し安心しながら、多くを聞かずにぎゅっと腕を掴ませてくれる優しい友人と共に、周りの方達と一緒に、ただ、梅芸の前に立っていました。
 スタッフの方は何人もいましたが、アナウンスもなければ、ここは邪魔だからと、追い返されることもありませんでした。みんな、公式からは何の発表もなくとも、キャストさん達の「まってて」を信じて、ただ劇場を見上げて、「なにか」を待っていました。
 開演時間を45分ほど過ぎた頃、一人のスタッフさんが出てきて、なにやら叫び始めました。拡声器を通さない生の声は、人の波を超えてくることはなく、何を言っているかはまるで聞き取れませんでした。
 なに、なんなんだろうと、半泣きで必死に聞こうとしていると、近くにいた方が、「トークショーをやることになったみたいですよ。ついったでも発表がされました」と、教えてくださいました。

 わたしはずるい人間で、自己中な人間だった。だから、それを聞いたとき、真っ先に、「よかった」と、崩れ落ちてしまいそうになりました。

 よくよく考えれば、もしいのさんとるいくんの「急病」がインフルエンザだったとするなら、既にキャスト内で流行しているかもしれない時にトークショーをやるなんて、かなり危険な試みでした。
 それでも、わたしは、ここまで来て、待って、信じて、「何かをやりたい」ときっとかけあって考えて交渉してくれたキャストさん達の気持ちを、リスクはあったのかもしれない、それでもやろうと決断してくれた方達の気持ちを、大事にさせてほしいなあと、思ってしまいました。

 そして、始まったトークショー。大輝さんが最初に、本当にさりげなく、「どんどん笑ってください、そのために今日はあるんです」と言ってくれたことが、本当に本当に嬉しかった。そして、たった30分のために、あの衣装に身を包んで、姿を整えてきてくれたことが、なんでそこまでと、その姿を見ただけで泣きそうになってしまった。
 トークの間、ずっと笑っていました。そして、この機会がなかったら聞けなかった話もたくさんあった。もちろん公演ができるのが一番だった、でも、決して無駄にはならない、「来てよかった」という気持ちを変わらず持たせて帰らせてくれたこと、みんなも、きっと悔しい思いもあっただろうけどずっと笑って楽しそうに喋って盛り上げてくれていたこと、何もかもが素敵な、良い思い出になりました。
 初めてこのキャストを見るはずで、まだ内容も見れていない友人が、隣でたくさん笑ってくれていたのが嬉しかった。最後のシンギンで、わけもわからず泣いていてくれたことが嬉しかった。この公演、見たくなったなあと、言ってくれたことが嬉しかった。
 そして、電話をしていた友人が、わたしの言葉やみんなのレポなどを見て、そしてキャストさん達の思いを見て、2/3、遠くからこの30分のためだけに大阪まで来てくれたことが、本当に本当に嬉しかった。彼女が2階席にいる一人であったことも、とてもとても、嬉しかった。
 気持ちはどんどんつながる。新しいしあわせなものを連れてきてくれる。苦しいものだって、強く焦がれるほどの願いに変わることもある。
 2/3、公演でもないのに拍手に応えてトリカテまでやってくれたこと、そして、なつきくんが席について触れてくれたこと。わたしはそのあたりで何度も何度も泣きました。トークイベントでは、スタオベはない。やっぱり、「舞台」の上から、梅芸を見せてあげたかった。2階を、3階を、スタオベを、キャストのみんな全員に、見てほしかった。そして、ここに、一番2階席を見て欲しかったひとに、いてほしかった。
 それでも、今回は本当に、ありがとうの気持ちがどれだけあっても抱えきれません。ただただ、今回のトークショーを決めてくれたキャストさん、スタッフさん達に、ありがとうを何度も何度も、声で届くのならつぶれるまで、伝えたいです。

 2/2、トークショーが決まり、劇場に入った時に、プレゼントコーナーがあるのを見つけました。プレゼントって受け取ってもらえますかと小さな声で尋ねると、はいとスタッフの方が答えてくださった。わたしは、いのさん宛の手紙を取り出しました。
「猪野広樹さんに」
 そう言って手紙を手渡すと、いつもは事務的なスタッフの方が、少し、いたわるような色を含んだ目で、「はい」と言って受け取ってくださいました。
 手紙を渡すべきではなかったのかもしれない。わざわざ今日の日付を入れてしまった手紙を、今日のために一週間頑張れましたなんて誇らしげに書いた手紙を、先週の、2階席に誰もいないことを笑顔に変えてくれたことへの感謝をつづったものを、あまりにも皮肉で残酷で、渡すべきではなかったのかもしれない。
 けれどこれはわたしのエゴだ。次会う時まで、あの梅芸初日の涙と感謝を、伝えられないままで、その手紙をいつ読んでくれるかはわからないけれど、知られないままでいるのは嫌だった。残酷な面も絶対にある、でももしひとかけらでも励みや望みになるのなら、早く彼の手元に届いてほしかった。そして何より、大事に抱えてきたこの手紙を、渡せないというのが、自分にとってつらかっただけなのだ。


 トークショーなんかやったって、お通夜状態なんじゃないのかと言っている人もいたそうです。
 こんなに次から次へと難しいことが降りかかってきて、不幸な作品だと言っている人も。

 決して不幸なんかじゃない、幸せな舞台で作品でした。たくさんのひとに愛されて、たくさんのひとが応援してくれていた。君沢さん、今まで出てくれていたひと達、そして何より演じてくれているご本人達が、大切に大事に、育てて守ろうとしてくれた。「人を楽しませる」、演劇のその本髄を、壊さないように、そっとその旗を立ててみんなで支えてくれた。
 きっとその旗はわたし達だけじゃない、色んなひとに届いているし見えている。いのさんやるいくんにも。
 まずは何よりも、2人が元気に回復してくれること、そしてできれば心穏やかに過ごしてくれていること、わたし達の、応援する気持ちが伝わって糧にでもなんでもしてくれていること。それを願います。

 そしてその願いが届くのならば、わたしは今福岡に行くことを真剣に検討しています。無理は絶対にしてほしくない、でも、みんながやると言ってくれるのなら。リアルな話ですが、こんな素敵なものを開催してくれても払い戻しをしてくれるのだから、その分を返したい。わたしが行けるのなら、一つでも席を埋めたい。そして何より、自分のわがままで、まだ来週観れるからと、見納めるつもりがないまま終わってしまった自分のあんステを、あと一度でいいから、観たい。
 作品的に、もういのさんがこのMoM以外であんステの「舞台」に立つことはないのだろうなと思っています。それも悔しくて。そして、「次がある」なんてこと、「明日も観られる」なんてことが、当たり前ではないことを、改めて思い知らされました。どんな理由でも、彼らに「絶対」を押しつける権利も理由も、わたし達は持っていない。

 なぜそうまでして同じ作品を何度も観るのと、尋ねてくるひとに、わたしは正しくこの感情を伝える術を持っていません。
 でも、これがわたしの選んだ生き方だし、わたしのだいすきな生き方で、わたしの人生だから。いつ死ぬかもわからない、いつどんな出会いがあるかもわからない、いつ、自分のだいすきなひとがいなくなってもおかしくない。これは、もちろん趣味の世界に限らず。
 そういう世界だからこそ、必死になって生きるし、大事なものを抱えて守ろうとするし、生きることってなんて眩しいんだろうなあと思います。きっと誰にでも今もしくはいつか出会うそういう感情が、たまたま、わたしは舞台にいのさんに動かされたというだけです。

 なんだか話がだいぶ壮大になってしまいましたが!
 こんな感情に出会えたのも、悲しいし悔しいけれど、今回の公演中止とトークショーがあったからこそです。まだまだ、わたしはこんなにも感情の動く、中身のある人間だったのだと、またしても驚きと発見の連続です。舞台を好きになったはずなのに、自分の人間性も愛したくなってしまう。未来の光もくれる。やっぱり素敵な世界を知ったなあと思います。
 どうか、前半のれぽだけでも、たくさんのひとが救われるものになっていますように!!!!
 そしてあんステMoM、どうかどうか、無事に最後まで全員で、走り抜けられますように!!!!!! それまで全力で、わたしにできる範囲で、応援をします!


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