見出し画像

ハイステ(東京の陣)感想おぼえがき

「ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー!! ”東京の陣”」のめも/大阪(19/4/5ソワレ、4/6ソワレ)・東京公演(5/4マチネ、5/5ソワレ、5/6マチソワ)/レポではありません愛の叫びのまとめ

 ハイステ、最強の挑戦者を見ました。

 なんだこれ……最高じゃないか…………

 最強の場所を経て、飛翔も経て、いろんな気持ちを反芻して納得してまた考えて。結局ハイステが好きだという、変わらない事実――むしろ更に愛は増したかもしれない――に落ち着いていたんですけれど、そんな中、観に行くことができなかった最強の挑戦者を見ました。ゲネプロ配信ありがとう、本当にありがとう…………
 やっぱりハイステ、だいすきだった。知ってた。

 演劇ハイキューへのとめどない感謝と愛を述べるのはまた別の場所にして、ずっと眠らせていた、東京の陣の感想を掘り起こそう!!!! の気持ちになったので、まとめます。
 レポではありません。公演当時の感想をまとめただけです。
 この場所は、自分で読み返してニコニコするための場所なので!!!! の気持ちで編集しております。
 一緒に東京の陣の思い出に浸ってくださる方、いらっしゃいましたらどうぞ~~~~


【大阪公演】

◆4/5ソワレ
・ハイステ初日行っておりました、もうとにかく楽しくて最高の初日すぎて嬉しかった……大阪での初日、めちゃくちゃいい……

・冗談じゃなく、初日の開始十分でもっかい見たいって思ってた。まだ十分しか見てないのに。すごい。

・曲が頭を離れないんだな~~もう今すぐサントラがほしいし、開始10分で「はあーーーーーもっかい観たい!!!!」となる(ハイステで言いがちなこと、その37)

・あのいつものテーマで開幕したらどうしよう、って思ってたんだけど、全然違う曲を新たに作ってくれたこと、それによって“東京”のイメージをしっかりと見せつけてくれたこと、すごくよかったと思う……

・研磨くんのブルゾン姿、二次とかでよく見るやつじゃん!!!! やっぱりそのイメージだよね似合うすき!!!! となりました。

・木兎さんのファーコートも最高、そしてオープニングの梟谷が楽しそうすぎてだいすき……一年半越しにまた梟谷のみんなに会えた喜びを噛み締めてしまう……

・カテコが「エンディング」仕様になってたのもよかったな~~今回は途中で客席に出てくる演出ないんだなあと思ってたら、なにあの楽しすぎるラスト、もうライブじゃん……でもファンサとかじゃないの、盛り上げようとしてこちらを見渡してくれてるのがわかるから、嬉しいしハイステが最高だしだいすき

・初日は木葉くんが近くまで来てくれたんですけど、もうめちゃくちゃに楽しくてビックリして自然と笑顔になってたら(多分周りのお客さんもみんなそんな表情だったんだと思う)、こっちの方見た木葉くんと目が合った気がして、更にニコッと嬉しそうに笑ってくれて、わーーーーよかったーーーーー;; となりました……
目が合った気がしたのが嬉しいんじゃなくて、こっちが楽しいって思ってるのを見てもらえた、伝えられた、しかもそれでキャストさんが嬉しそうにしてくれるのが、めちゃくちゃいいなあと思ったのだよね……劇中も含め観客と双方向のハイステ、すきです

・初日木兎さん、わーーっと悔しさを叫ぶシーンのセリフが若干聞き取りづらくて、素で梟谷のみんなに「え、なんて?」「なんて??」って聞き返されてたの、かわいいがすぎた 一生懸命さが新鮮でかわいい木兎さん

・ミカちゃんが出てきた時の、客席のみんなが「わあ……っ」と息を飲む声が聞こえたの、一生忘れないと思う……わかる、出てきてくれたらいいなって思ってたらほんとに来てくれたんだもんね、嬉しいよね……

・いやほんとに、どの席でもオペラグラスなくても楽しいハイステ、最高じゃない!?!?!?

・もう最近ハイステを舞台として呼ぶことにも若干違和感をおぼえてきた、あまりにも枠にあてはめにくい新ジャンルな気がするし、観客は観客でも体育館の観覧席だし、笑いも拍手も、およそ舞台としては似つかわしくないぐらいたくさん起きるし誘われるし、めちゃくちゃ「参加する」もの

・劇中で笑ったり拍手をしたり(礼のところじゃなくて、笑わせてくれたりすごいことをした場面とかで)が、舞台であるならばあまり歓迎されないんじゃないかって考えるひともいるとは思うけれど、ハイキューに関しては、舞台に立つ側のひと達もそれを受け取ってくれるし誘うし、そのコミュニケーションありきで成り立っている気もして。

・客席の反応と言えば、大阪で始まる初日、とっても新鮮でした……
わたしみたいな遠征民もたくさんいるとは思うんだけど、やっぱり地方ごとの空気感ってあるんだよね。
こんなに笑いが起きて拍手が起きて(特に拍手はめちゃくちゃ多かった)客席からの反応がたっくさんある初日、しかもそれを一人じゃなくみんなで起こす作品、そんな初日にはじめて出会いました。

・大阪から初日を迎えるハイステ、実はめちゃくちゃ合っているのでは? 楽しいのでは!? という感じだったな!?

・カテコ①
めちゃくちゃ目潤ませてるしょーりさん、こめかみぎゅーっと押して涙を堪えようとしてるたかとくん。でも口開いてみたら完全な涙声で、ずーっとその調子でみんな微笑ましく見守ってました……

・カテコ②
トリカテ!!!!
もう想像してた通りの二人が出てくる、すっごい楽しそうなんだけど、今度はしょーりさんが泣いてしまってるのをびっと指差して、「バカみたいに泣いてるよコイツ!!!!」ってキラッキラの笑顔で大声で報告するたかとくん。さっきまで君も泣いてたやん!!笑

・カテコ③
トリカテ登場時、ひらひらと手を振って現れたしょーりさん。だけど、隣に来るはずのたかとくんが見当たらない。
「あれっ、たかとどこ行った????」
たかとくん、まさかの後方セットの2階から登場。笑 ニコニコしながら、自分を探すしょーりさんを見てました。

・カテコ④
今回の東京の陣は、実は「烏野、復活!」の時から話が出ていて、その時からずっとやりたいやりたいと言っていたそう。そんな時から、ねこまのはじまりから話が出ていたんだなあ。有言実行してくれるハイステ、願いを叶えてくれるハイステに、感謝しかないです……

・カテコ⑤
たかとくん「ところでずっと気になってたんだけどさあ、なんで“東京の陣”なのに大阪なの??」
しょーりさん「タブーだよそれは!!!!」
勝敗の2部開幕ネタじゃないか~~やりとり思い出して懐かしくて泣けてしまう!!!!

・カテコ⑥
たかとくん「大阪の“東京の陣”ってことは、東京に行ったら、東京の“大阪の陣”になるってこと?」
しょーりさん「いやそれちがうやつになっちゃうから! 史実のやつ!!」
たかとくん「真田のやつね」
しょーりさん「そうそう真田……あれ、豊臣だよね? 豊臣じゃなかったっけ? あれっどっちだっけ、豊臣だよね? ねえ?(ラフに客席に問いかける)」
お客さん、戸惑って笑いながらも、なんとか各々反応しようとする。
しょーりさん「(その反応を見て)あっどっちも? どっちもか! じゃあ俺ら両方とも正解じゃん」
その後、うぇーいって言ってたかとくんとハイタッチ。ほんとなかよしでノリノリのお二人……カテコが安心な漫才すぎる……(つ⊂)笑

・カテコ⑦
クワカテです、スタオベを見てもらえた嬉しかったーーーーーー
そのまましばらくトークした後で、
しょーりさん「みなさんどうぞ座ってください、足疲れちゃうんでね。……これ一回言ってみたかってん」
たかと「それ俺(座長)が言うやつじゃん!!!! (客席に向かって)みなさんどうぞ座ってくださいね、疲れちゃうんで」
誰一人として座ろうとしない客席を見て、
しょーりさん「いや誰も座らんやん!!!!!! さっき対応早いって褒めたのに!!!!」
だって座りたくなかったんだもんという客席の意思を感じた。

・カテコ⑧
劇中で手拍子をする場面があるのだけど、初めて見るお客さんがすぐ手拍子してたことについて、「みなさん対応が早いっすね!」って褒めてくれていたのだよね。「wo~」のところで手を上下にする仕草もやってほしいって、たかとくんが言っていました。
◆4/6ソワレ
・牽制日替わり、研磨くんが「えーい」って突撃しちゃって思わず笑っちゃってて、「笑うなよ!!!」って猛虎さんに突っ込まれてたのめちゃくちゃたかとくんだったし、ちょいちょい辛い体勢をいじられるリエーフくん、なかよし空間でした。

・客降りはリエーフくんが来てくれました、おっきい……控えめな笑顔かわいい……

・楽しそうに観客にサービス(?)していってくれて踊りながら帰っていく猛虎さんとか、ぴっと一人のお客さんロックオンしてた研磨くんとか、もうどこ見ても楽しいしかないし、相変わらずどの席でも楽しいハイステ……

・クロさんが急に「盛り上がれーーーー!!!!」って叫んでたの、めちゃくちゃテンションが上がったな!!!!
しょーりさん地元で初日からやれるの嬉しいだろうなあ、気合いも入るよなあと思って勝手にニコニコしてしまった(と思ったらその後の公演で定番化していて更に幸せになってしまった)。

・カテコ①
ライビュのお知らせをするんだけど、かみかみなしょーりさん「舌回ってないんすよ!」
しょーりさん「全国の映画館で、大千秋楽の僕達の状況? を……」
みんな「状況????」
どこかでたけしなおきさんが笑いすぎて、一人崩れ落ちてたのが印象的でした。笑

・各チーム一人ぐらい、そうやって崩れ落ちちゃう子がいるイメージなんだけど、烏野は特にそういう子が多かった気がする、ノリがよくて須賀くんの言葉を借りるならみんなおバカさんで、愛しい;; いのさんとか須賀くんとか、よく全身で笑ってたなあ~~って。

・カテコ②
トリカテ!!!!
なぜか一人で出てきて、お決まりの拍手の締め「ぱん、ぱぱぱん!」をやるたかとくん。あっそういえばと言って、もっかいやって? とこちらに問いかけるので、もっかいやると、「ぱん!」のタイミングで「にゃあ!」って言って跳び上がる。かわいい。

・カテコ③
その後しょーりさんが登場。なぜかゆったり後方から出てくるんだけど、「なんか後ろから出たくなって」ってたかとくんに言い訳してるのかわいかった……
その後、さっきの拍手の締めのことを、「烏野の二人がやってたやつ! ぴょーんって!」と嬉しそうに、拍手してほしそうにするしょーりさん。

・カテコ④
それを受けて、お客さん喜んでまた拍手するよ~~!
ぱん、ぱぱぱん! で2人とも「にゃあー」ってジャンプするんだけど、タイミングが揃わない。
「え、ここで『にゃあー』でしょ」「ちがうよ、ここで『にゃあー』だって!」と打ち合わせを始めるの、あまりにもお二人すぎた。

・ここの「にゃあー」のポーズ、2人とも全然違ってて個性が出てて、とってもよかったな……
ゆるーく控えめに手を構えるたかとくんに対し、ビジュアル撮影とかみたいにきゅっと手を縮めてねこポーズとって跳躍するしょーりさん、とってもかわいくて様になっていてきゅんとしました……

・カテコ⑤
今公演について、「みなさんの声があったから実現できた」、と話してくれました。やっぱりただ続いていくものだと絶対に思ってはいけない、わたし達の声は届くし届けるべきだし、続きを、そして東京戦を望む声がたくさんあったんだなあって、噛みしめました。

・最後の「ありがとうございました!」を言う時、2人は手を繋いで上に上げて礼をしてくれるんだけど、めちゃくちゃ彼ららしいなあと思ったし、腕まっすぐに上げてるたかとくんと腕も足も広げてるしょーりさん、それぞれ「ぽいなあ」と感じたし、2人とも、空いてる方の腕も閉じたりせずにしっかり広げているの、袖にいるみんなと手を繋いでる気分なのかなあって、そんなあったかい2人がまただいすきになりました……
2日目もトリカテやってくれるの、嬉しいしご本人達も喜んでくれてたらいいなあって、思います。

・2回目の方が、色んな場面でじんわり涙が滲んでしまったのだけど、メール画面で「日向翔陽」って文字を見た時に、ああこのメールは須賀くんの日向には届かないんだなあって、思っちゃったのダメダメのダメだった
◆感想いろいろ
・研磨が、たかとくんが座長なんだと感じた瞬間。聞いたことのない「本日は、ありがとうございました!!」の掛け声が響いた時、そして彼がはける時、1人になって頭を下げた後で、ふとまた研磨のスイッチを入れて、袖に入る前にひらひらっと手を振るのを見た時。

・須賀日向くんがはける前にジャンプしてたのを踏襲して、研磨くんらしいアピール(手をひらひらっと振る)ではけていってくれるの、めちゃくちゃぐっときました……そしてほんとに研磨くんぽくてよい。あとかわいい。たかとくんの研磨はほんとにドキッとする……頭を振る仕草、それで派手に髪が揺れるの、すごく好きです。

・今回、木葉くんがピックアップされてるのが嬉しくて(まず梟谷のみんなの関係性がより丁寧に見えてくるのが嬉しい)、ほんとにどんどん好きになっていっちゃうし、そうさせられている感がすごいのですけれど!!!! やたら投げキッスしますし!!!!

・木葉くんが繋いだボールを、「チャンスボーーーール!!!!」って叫ぶ声が、巨人の木兎さんを彷彿とさせる頼もしさと力強さがあって、ドキッとしちゃうんだよなあ。かっこいいのだよ、とても。たくみくんも「木葉くん」も、成長したなあって思う。

・らばくんの木兎くんはめーーーーーちゃくちゃかわいいです、あどけなさのある木兎さん!!!! 爽やか!!!! あとおっきい!!!!
でも笑い声はみんな楽しそうで、「ああみんな1人の『木兎さん』だなあ」って感じて。もう既にだいすきです。

・こう言っていいのかわからないんだけど、3人の木兎さんを見られて、しかもどの人もすっごく素敵に、でもそれぞれ個性がある1人の役を演じてくれて、とってもしあわせだなあって思うのだよね……そう思った時、たくさんのプレッシャーの中繋いでくれたたくみくんには頭が上がらないし、巨人でたくみくんが立ってくれることが決まった時の、「ああ、彼なら安心だ、絶対任せられる」ってみんなが言っていたあのあったかい空気を、思い出して噛みしめてしまうんだなあ。ほんとに、こうきさんでよかったしたくみくんでよかったし、らばくんでよかった。

・東京の陣女の子チーム、すごいかわいいんだよーーーーーあかねちゃんちっちゃくても大活躍だし、アリサさんもかわいすぎて「すき……」ってなっちゃう。かわいくて綺麗で淑やかなんだけどちゃんとハイキューの一員で、とっても素敵なんだ~~~~

・ねこまのアドリブシーン、ガチのアドリブっぽくて、これぞハイステって感じ……烏野も、須賀くん塩さん中心にこういうシーン楽しそうだったし、キャラクターご本人どっちも感じられるの上手だったなあと思うし、色んなところにハイステのメソッドが引き継がれているのを実感する

・今回なんだかときめいてしまう子が非常に多いのですけれど(梟は木葉くん、蛇は大将くんなど)、黒尾さんがめちゃくちゃやばいです……今までふざけたりおちょくったりする姿が多かったからか、ねこまの中で見せる、優しくフォローしてくれる主将の姿にぐっと心つかまれる……

(・ハイステあるあるその38、ご本人と役が融合しすぎてたまに一方の名前をど忘れしてしまったり、役について話しているつもりなのに自然とご本人の名前で呼んじゃうこと)(しょーりさんとクロのこと、どう呼べばいいかちょっと戸惑った)

・のへびを悪く言う人達にかましてやる姿も大変カッコいいし、その後でちっちゃくバーンと大将くんを撃ち抜くの、あまりにもすきだ!!!! 初日はアドリブなのかなって笑ってしまったけれど、2日目もやってて、2人の友情が柔らかく現れてしまった場面でもあったらいいなって。
しょうがないなあって感じで笑いながらぐっと胸をおさえる大将くんの仕草も、とってもいいんだよね……

・大将くん、とにっかくダンスがやばくて、蛇で踊っていると自然と視線が吸い込まれてしまうふしぎ 足の動きとかストップモーションがなめらかすぎて魅入っちゃって、プロなんだもの……

・一方であの独特なハスキーボイスもとても味があって、アニメがまだやっていない中、彼を含めたのへびの子達は、ある種彼らがのへびの「イメージ」になるんだなあって思ったら、それってすごいことなのでは……って

・ゲネの編集がよい……特に最後の、研磨くん中心にクロの声流れてくるのいいなあって思う、研磨くんがこの作品の主演なんだって、実感する。

・あの情緒的な幕開けからの、ぱっと光に照らされて3チームが見えた瞬間のぞわぞわ、何度だって体験したい

・ねこまとのへび、ジャンルのちがうダンス対決って構図が作れていいよな~~~~! 気になってた7番先島くん役の子、アクロバットめちゃすごいと思ってたら世界大会……どうりで……

・今回すえられている音楽のテーマ、「ああこれが東京のイメージ、宮城じゃない場所での世界を作るイメージ」って感じたし、パンフを読んでそれを確信しました。

・へのび戦後半のねこまの「繋ぐ」ダンス(ひとりひとりダンスパフォーマンスをバトンのようにつないでいくダンス)、曲とあいまってほんとに美しくてつい息を飲んで見てしまうんだけど、あの表現方法、とってもすきです

・冒頭の二人のシーンも、シルエットだけでものすごく情感が伝わってくるの、そして席にかかわらずはっきり影の輪郭が見えるの、ウォーリーさん天才か……? と唸ってしまった

・ふと、巨人バクステで急に「みんな何型???」ってなる烏野思い出した ほんとの烏合の衆だったしうるさかったし強いひと多かったし、まさに烏野だったんだなあ

・ハイステの信頼できるところ、役者さんとキャラクターの同一視にはならないのに、「この人だからこの役だったんだ」と思えるお芝居の作り方とキャスティングをしてくれること。だから、キャラクターに関わらずみんなだいすきになっちゃうしご本人も応援したくなっちゃうんだなあ

・のへびの子達がそろってアクスタあげてるのなんなの……かわいい……(すっかりミニアクスタのとりこです

・結局何を並べ立てたって、好きな作品に出てたそのひとがすきなんじゃないか、って、そんなの当然なんだよなあと思った。好きな作品に好きなひとが出てくれる、好きな役をやってくれる、その作品で好きになる。
だって人柄を売る仕事じゃない、物語ありき作品ありきのひとたちで、わたしたちは作品を観に行ってるわけだから、作品ごと好きになるしかない、好きになってしまう、その作品に出てたそのひとが好きって思ってしまうのは、至極当然のことなんだなあって。
難しいことは必要なくて、周りのひとも関係なくて、ただ自分の心が動く場所がどこだったか、何だったのか、必要とされるのはそういう事実だけなんだなあって思った。

・パンフレットの古舘せんせのイラストをめちゃくちゃに喜んでいるみんなを見たとき、この作品をすきになってまちがいなかった、そういう気持ちで作ってくれてるんだって、すごくすごく熱い気持ちになった。一方で、自分の体力を鑑みて技術的にお芝居を調整しようとするプロの仕事に、ため息が出た。

・すごいなあ、すごい作品をすきになった。そしてそんな作品に初演で出会えて追ってこられたこと、「3年間」を噛み締めて聞けること、“お芝居”に出会ったのもこの作品であったこと、勝手に嬉しさしかないなあ

・はじまりの巨人以降、スガさんのなおきさんが目にとまってしまって、かっこいいなあすきだなあとどんどん気になっていく一方で、不思議といのさんと被る場面があって、それに付随して、ハイキューのオーディションを3回受けていたというこばくんの話を思い出して。
“キャスティング”ってそういうことなんだ、お芝居ができる役がこなせる似合うというだけじゃなくって、その役の「イメージ」「雰囲気」というものが、その人と合うかどうかを見ているんだなあって。
だから、一見全然違うタイプに見える二人のスガさんにも、確かに共通の空気感があったし、今まではだめだったとしても、こばくんは潜くんという役で受かった。そういうことなんだなあって、ちょっとすとんときた。

・のへびめちゃくちゃ好きになってしまう ただバレーが大好きで勝ってもっと試合したいだけの彼らに泣いてしまう

・カテコのたかとくん、楽しそうだったな~~~~もうにっこにこなんだもん、ゆうくんもピンポイントファンサしまくるし表情も穏やかだしで 相変わらずこっそりピースしてるのもかわいいずるい(頭の上でぴょこぴょこだったり後ろ手にぴょこぴょこだったりしました


【東京公演】

◆5/4マチネ
・音駒3年生日替わり
海さん「キリンの飲み物は?」
クロ「キリンレモン、午後の紅茶!」
夜久さん「……(そう来るか、って感じで微妙に焦りの笑み浮かべながら考えてる)……」
クロ「5、4、3、2、1……ブッブー! 生茶がありますぅー!」

・牽制日替わり①
お前すぐ机になるなあ、と言われて、なります、と答えつつも、かがむ姿勢が辛いのか、足押さえて思わず「昨日の机の痛みが……」と言ってしまうリエーフくん。
「昨日の練習だよな!? なっ!?」と慌ててフォロー入れる猛虎さん。

・牽制日替わり②
その後、研磨くんが突き飛ばして妨害するんだけど、めちゃくちゃ笑ってしまってるたかと研磨くん。めっちゃ笑ってるやん!! と突っ込まれるので、すごすごと鏡の裏に消えていってしまう。
クロ「あいつ暗黒界行ったんだけど大丈夫か?」

・牽制日替わり③
研磨くん帰ってくるけど、鏡裏のぼくとさん巻き込みがてら出て来るので、鏡の隙間から「うがーっ」って感じで威嚇してくるぼくとさん。笑
ほんとにその場のノリなんだろうな楽しい。

・客降り
ぼくとくん大将くんチャレンジ。
この日はガチジャンケンからのあっち向いてホイでした。ジャンケンがちょう高速。笑
大将くんが勝ってぼくとさんをあっち向いてホイさせるんだけど、なぜか最後怒ってパアン! とぼくとさんの手を叩いて解散していきました。なかよしなごむ

・カテコ①
ライビュのお知らせはしゅんごくん! 「誰やってない?」「ごーくんじゃない?」「ごーくんごーくん!」ってみんなに呼ばれてたのかわいかった~~
しゅんごくん「なんと! なんと!……なんと!!」
みんな「えっなに?? ぼくと??」
しゅんごくん「……ぼくと!!」
らばくん「えっ俺????」
つい身を乗り出しちゃうらばくん、そして穏やかに笑ってるたくみくんの向こう3人が、何やらこっそり話し合っている。

・カテコ②
気を取り直してしゅんごくんが告知しようとすると、なぜか畠山くんが後ろに立っている。
みんな「なんでお前来たの!!」
畠山くん「だから言ったじゃんもーーーー!!!!」って感じで定位置に戻っていく。
せらじゅんさんまつなみさんあたりに行けとそそのかされたらしい……笑

・カテコ③
その後、ちゃんと大楽ライビュの告知を終えたしゅんごくんが定位置に戻ると、
しょーりさん「えーとね、全国の映画館で……大千秋楽の……(フリーズ)」
みんな「どうした????」
しょーりさん「いや、これさっき(しゅんごくんが)言うたなと思って」

・カテコ④
ラストの挨拶、たかとくんが締めようとするんですが、
たかとくん「(息吸う)……ふふっ(なぜか笑う)(隣のしょーりさんに)ねえちょっとやばくない!?」
しょーりさん「えっ何が!?!?」
みんな「何なの早くして!?」
たかとくん「まいいや後でね、(ニコニコしながら)それではー!」

・カテコ⑤ トリカテ
音駒の二人、もうお決まりといった感じで拍手を求める。
二人「せーのっ、(ぱん、ぱぱぱん!)にゃあー(猫ポーズでジャンプ)」
たかとくん「なんかすっかり浸透してきたね」
最初はなんとなくでやり始めてたのに、にゃあーもすっかり板についてて感動(?)しました

・カテコ⑥
カテコでたかとくんが何か間違えたらしい話。
たかとくん「あのねさっきやばくてさあ!!」
しょーりさん「おう笑」
たかとくん「礼するじゃん、あの時にね、俺こっちのカーテンコールと間違えて、一人でこう(両手を横に出す)やっちゃったの」
両手繋いで上げるやつ、やろうとしてしまったらしい。笑 

・こっちのラストの締めでは、ちゃんとぴっと二人で手を出してつないで上げてたんだけど、しょーりさんがぴーん! と腕も指先も伸ばしてるのに対し、その指先をむんずとつかんで真上に腕上げてるたかとくんが対照的でした。


【大千秋楽後】

・こんなに泣くと思わなかった、みんなみんなやってくれて真剣にやってくれて、ありがとう。
出れてよかったとか楽しかったとか、そういう言葉を聞けてとっても嬉しかった。わたし達も出てくれてよかったし楽しかったよ、このメンバーじゃなきゃこんな作品になるなんて思えなかったよ。

・今回のハイキュー、初日から大千秋楽まで、すごくすごくあったかい作品だった。たぶんキャストさん達もわたし達もどちらも不安だった、それが、受け入れてもらえた今度もだいすきだって、どっちの気持ちもあったかく混ざり合った1ヶ月だったよ。本当に素敵な時間でした、ありがとう;;

・前楽までは毎回楽しかったって終えられたのに、もう笑顔作るような気力もないし燃え尽きて既に落ち込んでいる 。本当に素敵な作品だったんだ、1ヶ月なんてもったいなくて終わってほしくなかったんだ

・お客さんと作る、まさにそういう作品だったんだと思う。反応の1つ1つが大事で、お芝居の1つ1つを愛して、”コミュニケーションがとれている“感じ、演劇として正統派ではないのかもしれないけれどわたしはやっぱりこの作品がすき。人を好きになる前に、この作品が大きすぎてだいすき。

・のへびにもう会えないの、やだ

・のへびの子達、今までのどの学校よりもきっと原作での描写が少なくて、でも舞台の彼らはあまりにも一人一人が鮮やかで初めて見る異質さで、まるでダンサー集団をそのまま連れてきたような、でもちゃんとバレーが大好きな男の子達で、すごく不思議で魅力的で素敵なチームだった。

・いやほんとこれ不思議、現在でもたくさんは描かれていなくて、自分自身大阪東京間で一回読み返せただけだったのだけど、一人一人の子が「のへびのバレー部男子だ」って思えて名前もどんどん覚えられていって、勝つことに全力で必死でバレーばっかやってるって言われるような子達、すごくすごく素敵だった。

・そして何より、笑顔を浮かべているわけでもないのに「やってるのが楽しい」って伝わってくるの、ほんとにビックリした。何もないところで涙が出てくるの。きっと楽しそうなのが伝わってきてだったのね。

・ずっと出たかった憧れてた大好きだった、どの言葉も胸に沁みていくらでも反芻できてしまう。わたし達も嬉しいし、よかったねって言いたくなるし、良かったよって伝えたい。すごくすごく、素敵なバレーチームだったよ。

・モブくんやってる時のみんな、動きがとにかく「かわいい」に尽きて、ふざけてるのも、ダンスが上手いからこそできる適度な力の抜け具合も、走る時はちょこまか歩幅が小さめなのも、かわいいモブくん達でした。

・梟谷もめちゃくちゃすきだーーーーーーっ 木兎さんを盛り立てるチーム、まさにそうだなって思ったし、仲良くテンポよくチーム感が強くて。あと一番表情豊かだったなあ。ユニフォームで公式戦でという彼らが見られたこと、ほんとにほんとに嬉しかった;;

・木兎さん、みんなに支えられて盛り上げられるんだけどスイッチが入ると空気を変えるエースになる、まさにその通りで、いつも全力で天真爛漫な木兎さんだった……かわいいかわいい言ってたけどもちろん決めてくれるところはカッコいいのです、最高の木兎さんでした。

・そして木葉くん!!!! 君は好きになりすぎてダメだ!!!!!! すごく表情豊かで気持ちに繊細で、でもめちゃくちゃかっこいいんだよね……Mr.器用貧乏だいすきだよ、今回序盤からめっちゃボール拾って活躍してたね……あと気を抜くとすぐバーンする

・ハイキュー、「体の動かし方がすき」という子が毎公演現れてしまうんですが、たくみくんの木葉くんはまさにそれでした……大振りで全力、でも雑じゃないし頼りになる背中や仕草が大好きでした、まだまだまだ見たかった……リエーフくんのガーンになぜか自分も影響されてたのかわいかったですいつも全力

・最終日現地、休憩の間に広尾くんのブロマイドがまさかの売り切れになりまして(最初から数量限定のもの以外、ほぼ売り切れは出ないイメージのハイステで)、のへびの缶バッジもかなり出ていたし最終日にパーカーも売り切れるし、とってもニコニコしちゃったよね ふふん

・でも続いてくれて嬉しいよ、たけしなおきさんも言ってたけどやっぱり当たり前じゃないもの。当たり前じゃないことを当たり前であるようにと、望んで声を上げてしまうのがファンだけれど、とにかくとにかくわたしはきちんと繋がっていってくれてることが嬉しい。次もあるんだって、思えるのが嬉しい。

・今回のカテコ、みんな素直な気持ちを話してくれる子が多かったなあって思って。それはようやくプレッシャーから解放されたからなのかもしれないけれど、きっとあの笑いで受け止めてくれる、たかとくんが座長だったからというのもあるのかなあって。安心するし、元気をもらえるよね。

・ゆーなちゃん、めちゃくちゃ不安いっぱいだったと思う、少ない女の子キャストで登場シーンのいきなりでメガホンを持って盛り上げる役で。でもその姿にいつも元気もらってたよ、かっこよくてバレーがだいすきなかわいいあかねちゃんだったよ。

・ノアくんも、「全部喋っちゃうんだなあ~~苦笑」という感じだったけれど、だからこそ嘘のない言葉が聞けたと思ったし、全員が全員楽しくてやり切って終わるわけじゃない、それを知る機会があったこと、わたしは嬉しかったなあ。もちろん仕事でいる場所はあくまで板の上で、なんだけど、そういう、本人の言葉を、本当の気持ちを聞けてよかったなあって。
みんな笑って見守ってた、きっとノアくんの成長を一番間近で感じてた。だからちゃんと聞きたいって思えた。今回楽しかったって、そしてまたやりたいが最後残ってて今ここに立ってくれているならって、気持ちを聞けてよかった。

・戸美にも梟谷にもまた会いたい、そして音駒にも会いたいーーーーーー;; たかとくんとしょーりさん、毎回トリカテ楽しそうだったものなあ。
しょーりさんは日向くん影山くんのトリカテをいつも聞いてたって言ってたもんね、毎回楽しそうで嬉しそうで、この時間を大事にしてくれてるなあって思った。

・しょーりさんたかとくんのコンビはほんとに不思議、あの二人はほんとに幼なじみなんじゃないかってぐらい、お互いの空気感が柔らかくはまってたなあ。

・そんな二人でのあのお話、特にたかとくんの「俳優で一番難しい役は親子で、その次が幼なじみだと思ってる」という言葉、聞けて感慨深かった。お芝居についての考えが聞けるのって嬉しいし、なるほど、って思った。そう考える中でしょーりさんという人に出会ったこと、ほんとに運命だったんだろうなあ

・ほんとにほんとに素敵な3校だった、もうみんなめちゃくちゃに誇っていいし最高の作品を作ったんだって胸張っていいし、戸美の子達は自分達が最初に原作を飛び出してブームを巻き起こしたんだって自慢気にしててほしい!!;;

・大千秋楽、収束するタイミングのはずなのに、不思議と拍手が大きくなったタイミングが何度かあって。戸美の子達への拍手とか、トリカテとか。「気持ち」を送りたいんだって、すごく感じた。

・今回、烏野がいなくて新鮮だ、とは一度も思わなくて、ああ、大好きなハイステだ、久しぶりに音駒も梟谷もいる、みたいなふわふわワクワクしたままの気持ちで見て戸美にも出会い更に楽しくなってしまった感じだったから、自分はほんとに作品を好きになってしまったんだなと感じたし、新生烏野の子達を見た時にも、意外とすんなり受け入れられてしまうのかなって、少し考えた。
それで結局、いざ自分の目で見てみたら一度ぺしゃんこになったのが進化の夏だったわけですけれど、もうあの時よりも更に、演劇ハイキュー自体がだいすきになってしまっている

・演劇ハイキューの音楽、気持ちを喚起させるというか、感情を誘導するというか、本当に物語に沿った感情の高まりや落としどころを踏まえているなあって、今回改めて感じた……原作ではたった2巻分、それで2試合。生身の人間で見せるには、感情の流れがきちんと繋がっていることが必要で。
それが綺麗に、鳥肌が立つみたいに自然に気持ちが導かれていくし涙が出てしまうの、おそろしいしすごい技術だ……って思った。

・もう明日には、音駒も梟谷も戸美も夢だったみたいにいなくなってて、これからのみんなが見られない世界なんだということ、受け入れられなくてつらい こんなにあったかく愛されてたのになあ もっともっと愛されててほしかったし誇らしく楽しく思っててほしかったし、そのための時間がほしかった

・前楽、前キャストさんたちが来ていて、プラベだろうに悪いなあと思いながらも、こっそりおすそ分けさせてもらってたんだけど、ラストの客降りで、たかとくんに向けてめっちゃオイオイしてる(動きが大きすぎてめっちゃ目立ってた)の、微笑ましくて。ほんとに演劇ハイキューーーーーーって見てて楽しいよね、それが演者も観客も共有できるしあわせな空間だよなあって、あの渦を噛み締めておりました

・演劇ハイキューの好きなところ、いっぱいあるんだけど、やっているみんなが楽しそうっていうのが、きっと一番大きいんだよね。楽しいとか、嬉しいとか、もちろんしんどいんだろうけどニヤッと笑っちゃうような、まさに試合みたいで。本物の感情を前に、観客が動かされないわけがないんだ

・あとはほぼずっと舞台上にみんながいて、何かしらそのシーンの感情に参加しているという作り方もすき。カンパニーの全員その場その感情に参加する権利がある、その「キャラクター」じゃなくて世界を生きる権利があるって感じがして好きなんだなあ

・また一緒に芝居しようって、どれだけ嬉しくて大きくて重いものなんだろう。それこそ「約束」なんだね。最後の研磨くんの言葉を信じる

・今回、入った公演で下手だったのは1回だけっていう、驚くべき上手率だったんですが、あかねちゃんアリサさん芝山くんのねこまダンスがかわいくてだいすきなので、下手でもっとたくさん見たかったな!!!! っていう心残りがあります

・梟谷の谷上商店のくだり、木兎さん赤葦くんがアイスのやりとりしてる間に、木葉くん小見やん猿杙さんがべちゃーって、座ったお互いの上に寝っ転がったりしてるの、最後の最後で見たんですけど、あれ毎回はやってなかったよね……その場のテンションなのか、ななかよしかわいかったです……

・陽気な音楽とともに、もこもこの木兎さんが担がれてどたどた梟谷の子達が入ってくるところ、毎回その勢いにビックリしてたし、こう、木兎さん中心にみんなが両手両足を反対に振る振付が大好きだったし、SOの時、ジャンプをしつつ両足をばちっとタッチさせる小見やんが好きでした

・週一で1時間、全曲歌いに行きたいので、ハイステの曲たちをカラオケに入れてください もしくはDJイベントを月一で開催してください踊りに行きますので

・原作読み返してたらやっぱりのへびの子達がただのバレーが大好きな男の子達で、人が避けて通るような手段をあえて取ってでもという、ある種勇気みたいなものさえあって、勝利への貪欲さそして冷静にそれを実行する力、どちらも下手したらダントツなのかもしれないって思って、泣けてきた

・東京の陣、ほんとに夢みたいな期間で、とにかくしあわせで楽しくて、烏野がいないからこそより「この作品がだいすきなんだ」って頭を殴られたし、音駒が作り上げて引き寄せてくれたあのカンパニー、あったかくてだいすきだったんだなあ もう過去形で語るのさえ嫌だよ

・ロスだったキャストさん達が少しずつ前を向かなきゃって顔を上げていくのがあまりにも情緒的な景色で、雨上がりのトンネルみたいな、強く細くまぶしく差す真っ白な光を見上げるようで、心に柔らかく突き刺さったのをおぼえている


 一年前、なんだかすごいロスだったことを思い出しました……たった1ヶ月で終わってしまうの、本当にもったいないと思ったし、寂しくてしょうがなかったもんなあ。
 ハイステ、だいたい「開始10分だけどもう1回観たい」という感情に陥りがちなんですが、特に東京の陣、ダントツにその気持ちがありました。

 さて、東京の陣後、たかとくんの個人イベントに行く機会がありました。

 たかとくんと直接お話しできるのが初めてだったので、どんな感じなんだろう~~~~上手く喋れるといいな〜〜〜〜と、そわそわ挑んだのですけれど、もうめっちゃ喋ってくれて笑った(スタッフさんも全然急かさない)。どちらかというと「もう時間かもしれない」と気にしていたわたしの方が、終始及び腰でした。

 東京の陣がすごく良かったです、ということを最初に伝えていたのだけれど、最後、唐突にこんな問いかけがありました。

たかとくん「東京の陣、何回行ったの?」
わたし「!? え、えーと……6回です!」
たかとくん「すごい、5分の1じゃん!」

 それまで、複数回観に行きましたみたいな話は一切してなくて、本当に唐突な話題だったんだけれど、なんというかそんな問いかけをするたかとくんがやっぱりおもしろいなあと思ったし、何回も足を運んでしまうぐらい大好きな作品だったということを、キャストさんの一人に伝えられてよかったなあ、と思いました……
 そしてたかとくん、ずっとニコニコ楽しそうに喋ってくれて、すごいなあの気持ちと、「舞台上で見る、あのたかとくんだ〜〜〜〜!!」の気持ちで感動していました……また機会があったらお邪魔したいです……

 **

 今回の文章を編集する中で、こんなメモを見つけました。
 東京の陣後、飛翔の発表がされて、新生キャストさん達が次々と出演のツイートをするのを見ていた時のことです。

ああ、新しい子達はずっとうずうずしながらまってたんだ、口を閉ざしたウォームアップゾーンの中で、ワクワクと緊張のフラストレーションをためて。未来には希望も可能性もある、涙が出てきた

 東京の陣はロスだし、いまだ新生公演についてどう受け止めていいかわからなかった頃の言葉なんですが、結果、いろんな気持ちを持って飛翔公演を迎えて、公演期間もいろんなことを考えたり泣いたりして。
(冒頭の演出は確実に泣かせにかかってるし、潔子さんの「託さなくてはならない」がバックテーマに据えられてるの、すごいつくりだなあと思った……)

 飛翔の大千秋楽はライビュで見ていたのですが、隣のお姉さんが、「初演から追いかけているけれど、今回は怖くて一度も現地に行けなかった」とおっしゃっていました。見ている間も、自分と同じタイミングでハンカチを取り出しているのをこっそり察しながら、その気持ちもとてもわかるよ、と、不思議な気持ちになったりもして。
 でも結果、ハイステが大好きだなあというところに落ち着いてしまった。新生のみんなだって、絶対好きになってしまう。ホームなんだよなあ、全てが全て、常に喜ばしく嬉しいことじゃなくても、離れられないんだなあ、と思いました。

 さて、この情勢で、ふとハイキューの概念を借りた自分のそんな言葉を見て。なんか刺さる言葉だなあ、と我ながら思いました。
 今はいろんなところでいろんなひとが、熱意のフラストレーションをためている。それは黙り込むための場所じゃなくて、ウォームアップゾーンにすぎなくて。
 人為的であったり、誰かの悪意で起こったことじゃない。何も奪われたわけじゃない、できるだけの希望を持って前を向き続けたいって、思いました。
 第一に、自分の生活も、ちゃんと頑張りつつ。周りのひとのことも、今後の演劇も、元気をくれる世界も、端っこからでも応援したいなあと思っています。
 好きの気持ちだけでは、なんともならない現実もわかっているけれど!!!! 気持ちを持って、行動していきたいです。楽しい話も、たくさんしながら!

  **

 稲荷崎との戦いを乗り越えた彼らの、ゴミ捨て場の決戦、めっちゃくちゃ楽しみだなーーーーー!!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?