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【2024年最新】歴史の卒論の場合、はじめにの書き方は?

歴史の卒論の場合、はじめにの書き方は?

歴史学を専攻する皆さん、卒業論文の執筆は順調でしょうか。卒論は論文の中核をなす「本論」部分が最も重要ですが、その前段にくる「はじめに」の部分も決して軽視できません。

はじめには、論文全体の問題意識や研究目的、論点を簡潔に示す役割があります。読者に対して論文の方向性を事前に示すための非常に重要な部分なのです。

そこで今回は、歴史の卒論におけるはじめにの書き方について詳しくご説明します。きちんと押さえておけば、より質の高い卒論が書けるはずです。

1.はじめにの位置づけと役割 はじめには、以下の3点を概括的に示すことが求められます。

①研究テーマと問題意識 ②研究目的と意義
③論点と論の構成

つまり、この部分ですべての読者に対して、「この論文では何が問題で、何を目的に、どのように論じるのか」を事前に伝える役割があるわけです。

2.研究テーマと問題意識は? まずは研究テーマと問題意識について簡潔に示します。例えば以下のようになります。

「本論文では、西南戦争期における西郷隆盛の動向について検証する。西郷が新政権に与した影響は一体何だったのか。この問題意識から、西郷の動きを詳らかにしていく。」

このように、研究対象と問題意識を1~2行でまとめます。端的に表現し、読者の関心を惹きつけることが肝心です。

3.研究目的と意義とは?
次に研究目的と意義を明記する必要があります。

「本研究は、西郷の動向を詳細に検証することで、西南戦争への新政権の対応を考察し、明治新政権確立過程の実相に迫ることを目的とする。」

このように、この研究での目標と、学術的な意義を簡潔に示します。歴史研究ならではの新しい知見が得られることを強調するとより好印象です。

4.論点と構成は? 最後に、どのような論点で、どのように論を展開するのかを示します。

「本論では、第1章で西郷の動きを詳述し、第2章で新政権の対応を分析する。そして第3章で、この2つの観点から西南戦争の実相に迫りたい。」

このように、各章の論点と、論の構成をはっきりとさせます。読者が論の流れをあらかじめ把握できるよう心がけましょう。

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