気がついたら四月になっていて、外が少し暖かい。
大事にしていたビカクシダが枯れそうになっている。板に水苔で固定して吊るしていたけど、根が切れてしまっているので水苔を巻いてポットに入れて根が再生するのを待つらしい。遮光率50%程の風通しの良い暖かな場所を好むので、寒冷紗を使って自作した檻のようなものの中に入れて日中は外に出し、日が暮れて温度が下がってきたら室内に入れている。囚人の生活のメリハリを省略したら大体こうなるだろうと思う。

元気な時も自分史上類を見ないほど大切にお世話していたけど、弱って枯れるかもしれない今の方がもっと大事にお世話している。
なんでも終わりそうになるともうその物事を諦める素振りをしてしまうけど、最近それしなくなってきてて偉い。大事な人がダメそうな時も諦めた素振りを取らないでいれている。

この草、本当は元気だったんだけど母親が一人暮らしの家に来てカーテン開けた時、カーテンレールに吊るしてたから落ちちゃって、その衝撃で根っこ取れちゃった。

落として根っこ外れてるの見た時に、母親が謝ったりする前になんかこれ弱ってない?と言ってどのみち枯れそうだったみたいな方向に持っていこうとしてて最悪だった。

悔しいから絶対枯らしたくない。
落とされた時に出来た葉っぱの傷がなんかカッコよくて最近は少し気に入っている。

今これを書いてるのは18時23分だからそろそろビカクシダを取り込みに行く。

取り込んだ後に洗濯物を干して料理をしてご飯を食べてお風呂に入ったら、もうnoteを書いていたことを忘れていた。綺麗だと思っていた桜に緑が多くなってきて、春が終わってる〜!と感動してて書き途中だったのに気がついた。


多分1週間くらい開いたけど、ビカクシダは全く良くも悪くもなっていない。

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