読書感想文って嫌だったよな。の日記 7/26

読書感想文って普通の家庭でそれなりに暮らしていた小中学生の「普通」へのコンプレックスを刺激しすぎる。

読書感想文の入選作品がまとめられたような冊子を読んで参考にしようみたいになっても、結局なにか人生にとっかかりがある子たちの文章ばかりで、そこから学べる物といえば、印象に残るエピソードがまず存在している人がその後に本を読んで上手くお話しすれば評価されるんだろうな…くらいの諦めだった。
今読めば違く見えるんだろうか

小学校の後半くらいから、良いエピソードを書けば良いってちゃんと分かってたけど、大好きな猫が死んだ話とかそれっぽいエピソードを軽率に書けるような性格でもなくて、先生が好きそうな選書をして先生から褒められる方向を狙っていた。塩狩峠とか人間失格で書いていた。公立中の先生は生徒がちょっと古い本を読んでいると喜んでくれがち。

自分がしっかり感想を書きたいと思った程の本なのになんでその本をダシにして自分の話を長々と出来るんだよ…。と本気で思っていて、それは今考えると違うって分かるけど今もやっぱり少しだけ思っている。

自分はこの本のこのシーンが自分のこのような心に響いて〜みたいな話をして欲しい。

自殺しそうな友達とか、今連絡取れないけど元気でいて欲しい友達のこととか読書感想文で書くとなんか嫌だからやっぱり今読書感想文を書こうとしても自分がその本のどこを好きだったか書くんだと思う。

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