見出し画像

バースセイバーを遊んだ所感

はじめに


3分で描いたアバター

 粗雑です。キャラ創作ゲームをよくあそんでいます。
 遍歴としては「英雄クロニクル」「CardWirth」「定期更新ゲーム(AP制ブラウザゲーム)」などがあり、前者二つについては触れなくなって久しいのですが、英雄クロニクルの同社から「バースセイバー」というタイトルが出たのを把握していました。
 アカウントだけ取って放ったらかしにしていたところを、去年の暮れぐらいに遊び始めてみたら「英クロから良くなってる部分がいっぱいあるな~」とたまげた次第です。

 たまげついでに、自分のようなキャラ創作ゲームユーザーに向けて、「バースセイバーってどんなゲーム?」かまったくの個人的な好みに基づいてご紹介したいと思います。


概要


 バースセイバーとはSUCCESSが提供しているWebブラウザゲームです。
 Androidアプリ版があって、iOSアプリ版はなし。
 スマートフォンやタブレットPC上での動作は保証されてないので、Androidを持っていない場合はPC用のゲームと見たほうがよさそうですね。

 未検証ですが、Chromeリモートデスクトップを利用すればiPhone等でもプレイできるという情報があります。

おすすめできる点


キャラをいっぱい作れる

右端まで埋められる

 マイキャラを無課金で10名まで作れます。
 最近20名まで増やせるようになりました。そんなに。
 CardWirthやWizardryのようにパーティー単位でキャラを考えるのが好きな人には特に向いています。
 もちろん少数のキャラだけでも、他のプレイヤーの作ったキャラや公式キャラと一緒に戦えるので問題ありません。

設定できる項目が豊富

バトル画面。前衛にいる左から4人がマイキャラ
キャラクターシート。菱形マークの部分が編集できる

 マイキャラに様々な画像を設定できます。
 低HP時に基本グラフィックを変えたり、攻撃時や防御時だけ画像を変えたりもできて、こだわりたい意欲にかなり応えてくれると感じました。

こんな感じに

 もちろんカットインも。

カットインは最大1280×720pxで画面全体に大きく出せる
エフェクトも設定可能

 とくに良いと思ったのは「セリフリンク」機能。
 別キャラのセリフが出た後に発生するセリフを作れる機能であり、要するにキャラ同士の掛け合いが作れます。
 セリフリンクを受け付けるかどうかもセリフ単位で設定可能で、このへんのインフラ整備は細やかだと感じました。

上のセリフ(筆者のキャラ)の後に下のセリフ(他PLさんのキャラ)を出すといった設定ができる

ボイス設定が楽しい

定型文のボイスを選択するタイプ

 キャラクターがセリフを出した時にボイスを設定できます。
 ガチャ産キャラを消費して定型のセリフをストックする形式。もちろん設定しないことも可能。

 これがなかなか楽しく、少年少女から若者まで男女の汎用的なボイスが豊富なパターンで揃っていて、自分のキャラに合った声を探したり、逆にボイスから連想してキャラを考えるのが面白い。
 あまり特徴的な口調まではカバーされておらず、老人口調なども少なめですが、関西弁や京風口調などの低レアキャラクターが今後新しく実装される予定のようです。(ダーザイン所属エージェントイラスト公募

 とりわけ驚いたのが、釘宮理恵とか井上和彦とか小清水とか有名声優のキャラがけっこういること。つまりそのボイスも使えるわけで、「うちのキャラのCVはミキシンだぜ」と言い張ることも可能。
 最高レアキャラのボイスもイベントで集まる☆1万能ルーツという交換アイテムで取得できるため、実装の敷居はさほど高くないです。

交流がのんびり

通常BBSは掲示板型のデザインで会話ツリー機能なし
ひとことBBSはSNS風で気軽に発言できる
「ロビー」「談話室」「食堂」「展望台」「会議室」などの種類あり

 よくも悪くも(現状)ユーザー交流がおとなしく、気が急くことなく自分のペースで漂えます。
 デイリーミッションなどの継続的なプレイを求められる要素もあるのですが、個人的には報酬の重みも強すぎず、スルーしても気になりません。

クロスオーバーしやすい

メインストーリーの一幕。様々な異世界のキャラが集結

 表題にもなっている「バースセイバー」とは、多元世界を脅かす“災厄”に対応する組織「ダーザイン」の構成員を指します。
 ゲームそのものが複数の異世界を題材としており、いろいろな創作世界のキャラクターをクロスオーバーさせやすい世界観になっています。スーパーうちの子大戦がしやすい。

筆者の部隊のキャラクターたち、中世~未来世界の出身者が集まる

 所属フリーのキャラクターを作るのも自由であり、部隊の所属をロールプレイ的に決める「部署」というシステムもあります。

人を選びそうな点


周回ゲーである

 同じステージを周回してキャラを強化するゲームです。
 そういうのもう飽きたよ~って人にはつらいかも。

 スキップチケット(ステージパス)はありますが、最大効率で稼ぐにはしばしば手動攻略かオート放置が必要になります。
 いわゆる日課についても非スキップでクリアする必要あり。

 FGOなどで周回最速編成を組むのが楽しいタイプなら向いてるかも。

テキストにクセがある

メインストーリー3章のバックログ

 《ゲート》、《パス》、《ホール》、《法則》、《世界》、VS能力、中央汎人類ジェネリック観測者オブザーバー感染源インフェクター変異体ミューテイト……
 こんな具合の特殊なルビを振った用語がストーリー上で跋扈し、解説だけで10クリックぐらい喋ってるなんてことがわりとあります。
 設定の考証が好きな人には良いものの、好みが分かれそうなところ。

 イベントストーリーの質もけっこうバラつきがある印象ですが、なかなか良い読後感の話もあります。

交流がのんびり

 よくも悪くも(現状)ユーザー交流がおとなしく、活気のあるパブリックな交流スペースも少ないため、能動的によその部隊BBSに書き込むなどして関わりにいかないとキャラクター交流が生まれにくいようです。
 ブラウザゲームやPBWでチャット的な文脈に慣れたユーザーには物足りないかもしれません。

文章検閲機能に難あり

どこがNGワードかな? 探してみよう!

 過激な表現には警告が入って送信できなくなるのですが、このNGワード対象が非常に幅広く、また警告時にNG箇所をガイドしてくれないため、特に長いテキストだと要修正箇所の把握に時間が掛かります。
 ゲーム内でSSを発表したい場合などには結構困った仕様です。

クイズの答え:「せびっちゃおうかな」の“びっち”

  • 追記

 2023年10月3日の定期メンテナンスで制限ワードが緩和されました。
 お知らせに仕様の調整として告知されています。
 NG箇所の表示がないのは依然そのままですが、とりあえず上記のケースで弾かれることは無くなったようです。

ゴールがない

 開催期間のあるゲームやロールプレイ人狼などでは当然遊べる期間が定まっていますが、バースセイバーは運営される限りゲームが続きます。
 交流に区切りがないのは人によっては留意点になろうかと思います。

 仮に放置することになっても、アップロードした画像やBBSの発言などが削除されることは現状ないため、その点は安心。

 約3ヶ月ごとにシーズン更新があり、引き継ぎを行わなければ「未更新」として実質の休止状態となるため、十分遊んだらシーズンを一区切りにすることもできます。

その他の情報


 ここから下は「やってみようかな」と思った人向けの事前に知っておくと役立ちそうな情報です。

画像様式

  • アイコン:128×128 pixel

  • カード画像(バトルグラフィック):288×400 pixel

  • フリーサイズ画像(カットイン、立ち絵など):最大1280×720 pixel

アップローダー上限は初期状態で10,000KB
無償石で90,000KBまで拡張可能。その後も有償石で拡張できる

AI生成画像は使用不可

 ゲーム内アップローダーの規定でAI生成画像は削除対象となります。
 一方、いわゆる着せ替え系ジェネレータの画像は権利元を明記すれば使えるケースが多いようです。
 詳しくはアップロード画面にある規約を確認してみてください。

 性的表現で引っかかる肌感は以下のような感じです。参考程度に。
 ⭕ ビキニぐらいの露出、ぴっちりスーツなど
 ❌ 局所の形が浮き出ていたり形状のわかる表現

なんで2周年キャンペーンが終わった後にこんな記事書いてるんですか?


 🙇‍♂️すいません。

2021/8/10(火)サービス開始のバースセイバーは
2ndアニバーサリーを迎えた後も配信中!

おわりに


 筆者は部隊ID11rl「ブレイクウォーター」でマイペースに遊んでいます。
 ゲーム内で見かけたら「いるな~」とか思ってみてください。
 読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?