ただのVALORANTファンによる、VCT Pacific ピック率分析

試合数→134(全試合。Show Match含)
競技シーンの内容を分析しながらランクとかで役立つ分析を。

⚠️注意⚠️
筆者はただのファンであり、プレイヤーでもなければ(PCと回線が弱くてできない)、アナリストでも選手でもコーチでもないです。一個人の意見として見ていただきたいです。(できるだけデータに基づいた内容を心がけております)



エージェント部門

・ジェット-69%
エージェント中で最高ピック率。ほぼ7割というもはや恐怖である。
アセント(決勝戦でPRXがレイズレイナというとんでもない構成をしたため100%ではなくなった)、パールでのピック率はなんと100%である。一方で、フラクチャー、スプリット、バインドではレイズの方が高いピック率。

・キルジョイ-68%
ジェットとほとんど変わらないピック率。他のセンチネルのピック率が低い中、ナーフされても未だに強いセンチネル。
ピック率の低いマップはフラクチャー(63%)、スプリット(3%)、バインド(0%)である。
逆に、これ以外のマップではピック率が80%を超えている。迷ったらこの子を使おう。

・スカイ-46%
上記2人から大きく下がるピック率。スプリットでは97%、バインドでは95%のピック率。一方、ヘイブンやフラクチャーでは15%、アセントでは5%であり、差の激しいエージェントと言える。

・オーメン-42%
コントローラー枠ではオーメンが最上位。最もピックされているのはアセント(90%)、その次はヘイブン(87%)、ロータス(79%)。しかし、それ以外のマップではあまり採用されていない(10%前後)。スプリットではアストラ、フラクチャーはブリム、パール・バインド・アイスボックスではヴァイパー&ハーバーの2モクが多いからであろう。ただフルパじゃないと2モクはムズいからデュオとかならもっとピック率は上げていい。

・レイズ-42%
ジェットとどちらが多いかという感じ。スプリット、バインド、フラクチャーでは8割超え、しかしそれ以外では30%以下。特にアセントとパールではほぼ0%(皆ジェットを使用)。ブームボットの弱体化が思ったより効いているか。

・ヴァイパー-37%
このキャラもかなり局在化している。基本的にほかのコントローラーと2モクになることがほとんどで、アイスボックス(100% withハーバー)、スプリット(81% withアストラ)、バインド(68% withハーバー)といった具合。他マップは40%前後だが、ヘイブンとアセントはオーメンに全て取られてしまい2%、5%となっている。

・ブリーチ-37%
他イニシエーターがナーフされたために上位に。フラクチャーで93%、ヘイブンで87%である。高い。その下はロータス29%で、それより下はなんと10%ほどまで。うーん、ステージに依存しすぎや。

・ソーヴァ-32%
アセント86%、ヘイブン83%、アイボ63%、それ以外は10%前後。壁が多いか少ないかって感じだなぁ…

・KAY/O-30%
チェンバーが居なくなって抑制が不要になり必然的にピック率も減った。アセントでは93%(にしても高い)だけど、それ以外は30%だったり7%だったり。

・アストラ-24%
スプリットではなんと97%、パールも50%であるが、それ以外は10%以下。やっぱスター増やして欲しいね。

・ハーバー-20%
出た当初は弱いって言われてたけど3月にあった大会で強チームが使い始めて各国が2モクとして利用。バインド、アイスボックス、パールでは60%前後のピック率である。他は10前後だから曲者。

・ブリムストーン-16%
フラクチャー78%、バインド32%、それ以外は0%なんだコイツ

・フェイド-12%
プラウラー弱体化が効いてしまい、フラクチャーパールの26%が最高値。他も10~20%で、半分のマップで0%である。なんでこんなに弱くなってしまった…

・サイファー-7%
一部のサイファーファンがキルジョイの代わりに使う程度。最高ピックはフラクチャーの17%、他は10%程度。ブリーズ復帰待ってます。

・セージ-6%
自己ヒールが30しか回復しなくなってしまいいよいよピックされなくなった。そのことを逆手に取りピックするチームがある。それくらい。
アイボでは高ピックだったがアイボはしっかり消えてしまい、ますます減るだろう。。。

・ゲッコ—-4%
まだ研究不足なのがありそうかなと。ほとんど0%で稀にあるみたいな。
ただほかと違うのは、バインドでは32%と高ピック率。これからが楽しみである。

・ネオン-4%
フラクチャー、ロータスでネオンファンが使い22%、3%、それ以外は0%
APEXやりたい人には向いてる

・フェニックス-2%
パールで16%、他0%
Jingggゲーミング

・ヨル-1%
---俺がやる---
バインド復活でピック率上がるのだろうか

・レイナ-1%
フィジカル化け物が使ってパーティーしてるだけなので何も気にするな

・チェンバー-0%
範囲外だ
本当に減った。0。lock//in(少し前にあった大会)ではロータスでのピックなどが目立ったが、本当に姿を消してしまった。
(余談:Showmatchで使われました。ネタ。)


マップ部門

ここでは、競技シーンでの採用度の高い構成を載せた。

アセント

ジェット ソーヴァ KAY/O オーメン キルジョイ

アセントは研究が進み過ぎていることもあり、ほとんどのチームが同じ構成であった。一部のチームではアストラやヴァイパーハーバーの2モク、フェイドやセージの採用も見られたが、競技シーンでもランクでもこの構成が無難に強いだろう。

パール

ジェット スカイ ヴァイパー ハーバー キルジョイ

パールはチームによる差があるが、最も多くのチームが採用している構成はこれであろう。今回の大会では、DRX, T1, ZETA, TLN, DFMが採用していた。2モクは競技シーンでないと厳しいためランクでの運用は難しいだろう。その場合は、GESの使用していた
ジェット KAY/O フェイド アストラ キルジョイ
が無難か。他の構成でもほとんどが(アストラ)+(ヴァイパーorハーバー)の
2モクであり、いずれにせよ、このマップは競技シーンでは2モクであることがほとんどである。
余談だが、筆者の推しであるPRXは全て2デュエであり、フェニックスを採用していた。Jingggであり、PRXであるから許されるのだ。

ヘイブン

ジェット ソーヴァ ブリーチ オーメン キルジョイ

こちらもいくらかばらつきはあるが、この構成が最も多かった。DRX, T1, ZETA, Gen.G, DFMが採用している。デュエリストはレイズでも良く、これは個人の判断になりつつある。イニシエーターは索敵とフラッシュが1人は欲しいためスカイor ソーヴァブリーチ という状況。イニシエーターの人数によってオーメンかアストラの1モクにするか、ヴァイパーやハーバーを足して2モクにするかといった具合である。
なおPRXはヨルサイファー
????

フラクチャー

レイズ ブリーチ ブリムストーン キルジョイ(サイファー) 自由枠

自由枠には ジェットを入れればT1、フェイドを入れればDRXやZETA、ネオンを入れればPRXといった具合。他にもスカイやKAY/Oも選択肢の一つである。主にGen.Gが採用している2モクでは、(オーメンorアストラ)&ヴァイパーが主流。このマップではキルジョイの代わりにサイファーを使用するチームも多かった。

スプリット

レイズ スカイ ヴァイパー アストラ 自由枠

自由枠に多かったのは、ジェット(T1, TS, DRX, PRX)、KAY/O(DRX, ZETA)、セージ(Gen.G, GES)といったところ。2モクとなりランク運用は厳しそう。

ロータス

ジェット キルジョイ + 自由×3
研究が進んでおらず、チーム毎に様々な構成が見られて非常に面白い。それゆえに統一した表記ができないので、自由枠の例をいくつか記すことにする。

・T1 → スカイ ヴァイパー ハーバー
2モク構成。他のマップでも通用するため、ブレを出さないような構成かと。隠したい場所は多いため、安定した立ち回りができる。2モクであり、ランク向きではない。
・TS → ブリーチ ソーヴァ オーメン
索敵と妨害を的確に行える。余談だが、このマップはアストラよりもオーメンの方が高い採用率にある。
・Gen.G → KAY/O フェイド オーメン
索敵と妨害、どちらもをうまく行えるイニシエーターを2人採用している。

バインド

レイズ スカイ ヴァイパー ハーバー 自由枠

まずそもそも7試合しかデータがないのでなんとも言えないことを断っておきます。
自由枠はジェットでもKAY/OでもセージでもそしてゲッコーでもOK。ランクの場合は2モクがきついので、ブリムストーンを採用して他のイニシエーターを増やすのが手かと。

今後:パッチ6.11による影響考察

チェンバー

トレードマークの範囲拡大、ランデヴーの後隙が0秒、ultの連射速度が15%上昇と、前回のパッチでかなりのナーフを受けてから使用率が著しく低かったチェンバーが、ついに復活するのか。
私の推察は、「ほとんど増えない」である。
もちろん、強くなったということはある程度の使用率にはなるだろう。しかし、他エージェントに影響を及ぼすとはあまり思えない。
まず、トレードマークの索敵範囲がいくら広がったとしても、自身との距離に制限がある。ランデヴーも前回の弱体化によりやはり行動範囲が制限されてしまい、過去にあった「ラーク」「デュエリストのような動き」は非常におこないにくい。ultも、この強化が大きく影響するとは思えない。中途半端にデュエリストとセンチネルの間をとるくらいなら、キルジョイを使った方が良いだろう。
一方で、「2デュエ0センチ」が主流であったマップでは、採用される可能性は十分ある。そう、バインドだ。このマップであれば、
レイズ スカイ ヴァイパー ハーバー チェンバー
といった構成をとるチームが現れるかもしれない。チェンバーを競技シーンで見たいという方は、バインドに期待してみてはどうだろうか。

パール

パールのBに変更がされた。簡潔に言うと、B攻めが難しくなった。これと後述する理由により、パールで主流となっていたヴァイパーハーバーの2モク編成は、変わる可能性が十分ある。

ヴァイパー

ヴァイパーは、毒素の回復にかかる時間が増えるというナーフを受けた。ヴァイパーとハーバーを同時採用すると、実質無限カーテンができることが、Riotにはあまり良いとされていないようだ。
これにより、ヴァイパーハーバーでの2モク構成は難しくなるだろう。バインドではブリムストーン、パールではアストラの数が増えるのではないだろうか。

余談 ショーティーと推し

このパッチで一番弱くなったのは、ヴァイパーではない。ショーティーだ。
ショーティーといわれて何を思い浮かべるだろうか。私の場合は、1ラウンド目でショーティーを使い4キルをとった友達、2022 Masters Reykjavík Group Stage ZETA vs NIP でのSugerZ3ro選手のタワーでの連キル、そして、このVCT Pacific でのsomething選手である。PRX推しとしては、彼のジェットwithショーティーがあまり見れなくなると考えるとかなり悲しい。(ビザ問題も悲しい)

終わりに

こんなに語っておいてだが、このゲームは想像以上にPSなところがあるので頑張って全弾頭に当てましょう。私は以前からこのようなゲームで理想編成を考えるのが好きなのでこのようなことをしただけです。
良きVALORANTライフを。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?