ウーバーイーツがすげえ理由
今流行りのウーバーイーツについての個人的見解を。
ウーバーイーツのここがスゴイ
1. 参入障壁の低さ
2. BtoC、toの強み
3. コスト削減モデル
1.参入障壁の低さ
第一に参入障壁の低さです。
自転車や原付といった一般に普及している既存のモビリティを活用している点が挙げれます。
例えば物流の川上で考えると大型トラックを運転するための大型免許であったりと様々な制約が伴います。
ウーバー(イーツ)がおこしたイノベーションって何かなと考えると「チャリの資本化」だなという結論にたどり着きました。
このように、誰しも所有しているようなツールを使う事でより多くのサービス提供者を囲うことができます。
また、参入障壁が下がることによってこれまでの「宅配」や「出前」の概念を変えたといってもいいと思います。
僕が考えるウーバーイーツとは「物流の最川下」です。
今回、一連の感染症の影響でより顕著にみられるようになりましたが、この「物流の最川下」の強化は今までに無いサービスだなと感じました。
2.BtoC、toの強み
次にtoの強みについてです。
toとは、BtoCのtoの事です。最近ではDtoCなども話題なようですが、物理的にtoってBusinessにもCustomerにもアプローチできるし強いなと。
個人店舗や宅配機能が無い店舗などのBusiness面で考えると新たな販売チャネルに繋がり、利益が出るのであれば参入すると考えるのが一般的です。
また、現在のウーバーの規模感を考えると、逆に参入しないほうが店舗側にとってみれば機会損失になりうるとも考えられます。
ここまでは提供者側について書いてきましたが、Customer面である消費者は「店舗に行ってモノを買い帰ってくる」というサービスをお金で購入することができるというメリットがあります。(コロナ下では感染リスクを下げる点も考えられます。)
ウーバーは消費者の「めんどくさい」を請け負い利益を得ているのです。
ウーバーの二面性のあるこのビジネス構造を深掘りしてみました。
ウーバーは消費者の「めんどくさい」を請け負わせて利益を得ているのでは無いか?
俯瞰してみると、実態は人材派遣会社のようなもので
仕組みづくりを行なっている
という表現が適正なのでは無いかと考えました。
3.コスト削減モデル
最後にコスト削減モデルについて少々。
仕組みづくりといったシステムの構築費用やランニングコストはもちろん必要ですが、社員を抱える必要がなく固定費がかからないうえ、時給ではない距離や手数料に基づくいわば現代版歩合制労働モデル。
動くものには報酬が出るし、動かないものには出ない。
ウーバーにとっては効率的に人的資源を利用し、効率的にサービスを提供させることができるんですね。
また、前述の二面性という観点から考えるとウーバーの広告もおもしろいです。
ウーバーが出している広告をみてみると分かります。
この広告を例にみてみると、
「ウーバーイーツを利用したい」と感じる人もいれば、
「ウーバーイーツで配達をしてみたい」という人もいます。
仕組みづくりがしっかりしていると、このようなCMもサービスの発信的機能のみならず求人募集的な機能も果たしていることが分かります。
まとめ
一見すると食事を届ける出前・宅配ビジネスに見えるウーバーイーツですが、店舗から消費者へのモノとお金の流れをシステム化し、人を動かすことによって稼ぐ手数料ビジネスであると考えました。
あっ、だらだらと書きましたが僕自身、ウーバーを未だに使ったこと無いんですね。
この機に利用してみようかな。
読み切りあざっした。
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