元・広告代理店の人間が、身をもって感じたfreeeのカルチャー

元・広告代理店の人間が、身をもって感じたfreeeのカルチャー

■この記事で何が知れるか
・最近入社した人間から見た・体感したfreeeのカルチャー(メイン)
・freeeの価値基準とその浸透方法(サブ)

■ご挨拶
初めまして!freeeのムーブメント研究所(人事・総務機能を持っている部署)のsotaroです。2022年2月1日に入社し、前職は広告代理店で日本とマレーシアでお仕事をしておりました。

そんな私が入社1ヶ月でfreeeの価値基準記念日である「アウトプット→思考」記念日を担当した時の話をここで出来ればと思います。

はい、人によっては、この時点でよく分からない言葉が沢山出てきたと思うので、簡単に説明をさせてください。

■価値基準とは
freeeが大事にしている価値観の事で、≒ Valuesです。
全体がどうなっているか気になる方はこちらを見てみてください。
(この価値基準が元広告代理店の人間からすると非常に興味深かったのですが、それはまたの機会に。)

■価値基準記念日とは
価値基準を社内にリマインド・浸透させる事を目的に制定されたもので、それぞれの価値基準に縁のある日に、その価値基準に沿った内容で年間で7回(!!)催されます。
イベントによっては全員必須参加だったり、かなりの人数が参加。
それだけのコストを払ってでも実施する施策で、freeeがどれだけ価値基準を大切にしているかの、本気度が感じ取れると思います。

■アウトプット→思考とは
まず、アウトプットする。そして考え、改善する。という考え方で
「うだうだ議論してないで、アウトプットを世に出して、フィードバックをもらった方が結果的に早く・良いものが出来るんじゃない?」
という趣旨の価値基準です。

■記念日イベント運営を通して感じたfreeeのカルチャー

入社1ヶ月で右も左もわからない状態で社内イベントの企画・運営をやってみるという事自体が、freeeの価値基準である「アウトプット→思考」の価値基準を正に表しているなぁと思います。
イベントの詳細についてではなく、このイベント運営を通して感じたfreeeの文化について共有出来ればと思います。

・情報のオープンさとフラットさ

殆どの会議の議事録が記録されていて、それらがオープンにされています。
CEOを含めた経営陣の発言内容なども至る所で発見できます。関わりがあまりない部署の人がどんな内容の打ち合わせをしているかなど、比較的簡単にわかります。前職はクライアントとの守秘義務もあり、基本的に情報はクローズになっていたので、これがまず衝撃でした。もちろんセンシティブな情報は隠されているんでしょうけど、「え、これも公開してるの?」とか「隠されてる情報なんてあるのか?」と思うほどオープンです。

・助け合う文化

入社1ヶ月で社内イベントのオーナーをやると、まぁ分からないことだらけです。ただ、「この事が分からん、誰か助けてー!」と言える場所(Facebookの企業版、WorkPlaceがメインのコミュニケーション手段として使われてます。)があるのと、助けを求めれば忙しい人でも助けてくれました。
すぐに解決策が欲しい時は、直接答えの場所を教えてくれる人もいれば、時間をかけて簡単なプログラミングのやり方まで教えてくれる方もいて、自分もfreeersを助けられる存在になりたいなと感じました。

・アウトプット→思考

時間やコストをあまりかけずに修正出来るものなら、ウダウダ議論を続けるよりも、先にアウトプットを出して、ターゲットに触れさせて、Feedbackを貰った方が良いものが結果的に早く出来る、freeeはそう信じています。

私は広告代理店でタレントを起用したTVCMやグラフィック広告を制作する事が多かったのですが、例えばTVCM。私が担当していたクライアントさんの多くが15秒の動画を作るのに9ヶ月程度の時間をかけていました。

それだけ多くの議論を重ねる理由はいくつかあるのですが、理由の一つが「作り直しが(ほぼ)出来ない」というポイント。TVCMの撮影・編集・オンエアには非常に大きなコストが掛かります。また、タレントを起用していると忙しい方が多く、オンエアに間に合う日程で再撮影出来る保証はありません。その為、長い期間を議論に費やして、細かい点までクライアントと代理店の間でブラッシュアップしていきます。

同じような話を、プロダクトデザインをしている方から聞いたことがあります。白物家電など、世に出るまで数年を費やすと。理由はTVCMと似ていて、「ハードウェアは作り直しが(ほぼ)出来ないから」ということでした。

一方、freeeはソフトウェアの会社です。それ故、ハードウェアよりも修正は比較的楽にできます。それであれば、さっさとアウトプットを出して、ユーザーに評価してもらおうと。そういう価値基準になります。

「アウトプット」は人によりけりで、人によってはプロダクトかもしれませんし、企画書だったり、戦略だったり、芸術・音楽作品かもしれません。内容の詳細は省きますが、この価値基準記念日イベントは、私のfreeeでの初の「アウトプット→思考」となり、良かったこと・悪かったことへのFeedbackを沢山得る事ができました。今後のイベントの企画に活かせます。

もしアウトプットしてFeedbackを得た後にすぐに修正が出来る類のものであれば、完璧主義は一度捨てて、一度「アウトプット→思考」をしてみては。


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