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気づいた!ドラクエだ!

こんばんんは。こんにちは。

<自分の人生の価値とは?>

 先日、認定コーチにして頂いたのだが、更なるコーチングのプロになるために、まずは、自分を知ろうというお題に向き合ってみた。

 その中で、自分の大切にする「価値」を考えてみよう!というもの。それらを導きだすには、実は、自分の過去を洗いざらい思い出し、書き出し、過去の自分を見つめて、それらを導きだすというワークだ。

 自分の考える価値は、今まで、「他人との関わり合いを楽しいものにする」という、聞こえはキレイだが、自分で導き出した価値にも関わらず、自心は大きく揺さぶられることは無かった。ワクワクしない。しているふりをしていた。今までの、自分であれば、多分このキレイなままの価値を、自分のものとして、そのままにして、そのうち忘れてしまっていただろう。もちろん、他人との関わり合いは、楽しいものでありたいという思いは、常々、思っている事なので、完全に自分からなくなる事は無いだろうが、それが自分の人生で、今考えうる事の一番の価値なのか?を、自問自答することも無かったはずだ。

 コロナの影響でステイホームで有る事も手伝って、今日一日をより楽しい一日にするために出来る事は何か?の問いに、自分の価値、才能、好きな事を深堀してみようと取り組んでみた。

 そう自分が好きだったものがあぶり出された。正直、自分の人生の中で、一番熱狂したものだ。そう、「ドラクエ」だ!!!!!その存在を、すっかり忘れていた。自分が中学校の時、ロールプレイングゲームやシミュレーションゲームが、パソコンゲームですでに存在していたが、ファミコンには、まだ、それらしきものが無かった。自分が知らなかっただけかもしれないが、ポートピア殺人事件くらいしか思い浮かばない。いわゆるRPGが、どかーんと爆発したのが、「ドラクエ」だったと記憶している。

<ドラクエの持つ世界観>

 僕は、ドラクエの持つ世界観が大好きだ。勇者として生まれ、自分の知らない世界があって、ある日旅に出る。様々な国の人との出会い、それぞれが抱えている事情を聴きながら解決する。旅の途中で怪物と戦い、経験値を上げ、レベルを上げる。それぞれの戦いの中で、お金を稼ぎ、それらを使って、宿で休んだり、武器や防具、薬を買って、旅を続ける。何よりも人助けが、そのプログラムの中にふんだんに盛り込まれている。「ありがとう」と言われる。最終的には世界を救うという目的もしっかりしていて、進む。そう、今日、この歳になって、気づいた。「あー俺の好きな世界観ってドラクエだ!」と。ドラクエ2の時は、発売直後の4日間は、学校をずる休みして、ドラクエにいそしんだ。親は、仕事だったので、仕事に出かけている間、病気のふりをして、ドラクエにいそしんだ。その時は、まだ、自分の部屋はあったが、テレビが居間にしか無く、始めてしまったら、数時間やらないと進んだ感の無いRPGは、居間で親の居る前でやるゲームではない。友達に古い12インチほどの画面の小さいテレビを借りてきて、自分の部屋の机の後ろに隠して、ドラクエにいそしんだ。あまりに自分の部屋からいきなり出てこなくなったから、おやじがおかしいと気づき、部屋に入ってきて、あえなくばれて、即返却にいかされた。でも、その情熱が伝わったのか、その後は、2時間くらいは、毎日させてもらった様な気がする。自分で言うのもなんだが、基本親の言うことをちゃんと聞く、良い子供だったと思う。でも、ドラクエへの高揚感というか、熱狂度が普段の自分に無いほど異常に高かった。他のゲームも好きだったが、ドラクエの比ではなかった。

<ドラクエって人間の人生に当てはまる>

 いつの間にかゲームなんて、全く興味無くなり、今は携帯ゲームすら一切やらない。ただ、そんなドラクエを思い出した時、ふと思った。あら?俺が今やろうとしてることって、ドラクエの世界観にめちゃめちゃ近いなと。いや、ばっちり当てはまってしまった。幼少期から中学校までは親元で育ち、地元の学校だったが、高校は友達の少ない違う地域の高校に行き、高校卒業後は、当たり前の様に大阪へ。大阪では、バイトをしたり経験を積みながら、自分が楽しいと思うことに時間をささげ、東京で仕事についたら、様々お客様や先輩に人生の歩み方を教えてもらい、壁にぶつかり、Expを貯めた。その内、英語も出来ないくせに、海外に駐在希望を出し、同時に結婚。家族と一緒に初めての海外だ。まさにドラクエ感満載のヨーロッパ文化や建造物を身近に暮らし、Expを溜め、Facebookというキメラの翼を持ち、駐在時に出会った様々な仲間と繋がっている。その会社も辞めて、地元に戻り、独立修行という更なるExpを貯めて、飲食店という自分の城を築いた。でも、それだけでは、何故か全く人生としての達成感は無い。そう、僕にとって、城の城主になることが人生の目的ではない、ということを、ドラクエという世界観から明確に認識することが出来た。自分は勇者で、世界を救うなんていう大それたことを言うつもりはない。今更だ。でも、様々な人と出会い、経験値を溜め、武器を手に入れ、防具を手に入れ、自分の周りに居るひとを幸せにするために強くなり、勉強し、時に助け、時に助けられ、自分の人生が終わりを迎える時に、「様々な人に出会え、助けるべき人を助け、世のためになったなぁ」と思える様になりたい。この事と、ドラクエの世界観が、がっちり握手をしてくれた今日は、更なる確信に変わった。

<コワークスペースは目的ではない>

 僕の直近の目標は、コワークスペースを自分が今住んでいる地元に作る事だ。でも、ドラクエの世界観に当てはめたとき、もちろん、これは、人生の中での過程であり、目的ではない。コワークスペースを作る事で、様々な人と出会い、その方たちと新しい仕事をしたり、遊びを通して学び、また新しい出会いを作る事で、Expを溜め、スキルを学び、更なる冒険というビジネスの展開を拡大する。これは、中々、他の人には伝わらないかもだが、ドラクエの世界観を自分の人生にあてはめるだけで、本当に心からワクワクする。人間、目標を達成させる時に、一番重要な要素は何か?講演家の大島啓介さんは唱える、「ワクワクすることだ」と。今日時点では、3歩目は出ていないが、3歩目を出すために、足は上がったと思う。あとはその足を前に出すだけだ。3歩目出すには、いろいろと目の前のハードルがあるので、それを排除してからになりそうだが、それを出すための足は、もう上がった。「ドラクエの世界観」を、思い出せて良かった!人生を楽しもう!

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