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地方創生から開疎化へ

 ステイホーム週間となり、GWがSHになり、いよいよ自分のお店も厳しいを通り越して、危ない状態に近づいてきた。もちろん、簡単には倒れるわけにはいかない。自分には、家族もいるし、うちのお店で働きながら、生計を立てている沢山の仲間が居る。

 今日は一日、これからの時代を生き抜くために、いろいろなインプットを行ったので、ここでアウトプットする。

<Weekly OCHIAI>

 まずは、最近とってもはまっているNews PicksのWeekly OCHIAI。落合陽一さんの事を知ったのは、日本再興計画だ。随分前に買って、読んでても、落合さんの言葉が中々頭に入ってこない。1年ほどたった数か月前に、今一度読んでみようと思って読んでみると、1年前に自分に無かった視点が、ちゃんと自分に揃っていて、どんどん吸収することが出来た。良く分からなくても、やっぱり毎日毎日様々なインプットを続けること、分からない言葉があれば、ググる事、そして、機会があれば、それらをアウトプットすることがとっても大切であることを再認識した。アウトプット先は、うちの社員だったりするので、もしかしたら、大迷惑をかけているかもしれないが、、、そこは愛嬌ということで。

 ちょっと余談だが、Weekly OCHIAIは、見ても途中で、ここから先は、有料コンテンツですということで、中々ポチれなくて、先が見れてなかった。「地方創生」の話が、やっぱりとっても気になって、1カ月契約でけちくさいが、今日、ポチった。結果めちゃめちゃ勉強になった。1カ月1600円安い!次は、お得な1年契約にしようと思う。

 さて中身に関して。今、一般的な世の中は、アフターコロナを待ちわびていると思うが、実はWithコロナの世界が少なくとも1-2年は続くだろう、更に言うと、今回の事で、Withコロナより先の世界は、一極集中であった今までの都市集中化の時代から、開疎化に進むだろうという話し。この開疎化という言葉は慶應義塾大学の安宅和人教授が言われている言葉で、まだ、すんなり「かいそか」と打っても変換されない。これからは閉から開に、密から疎に切り替えなければならない。ソーシャルディスタンスが当たり前な世界が来るという提言だ。そう都会から地方へ、という意味ともとらえられる。こんな形で、自分が目指していた、人の流れを「都会⇒地方」ということが、メジャーな話しとなってくるとは思ってもみなかった。その前から、通信インフラさえ整えば、地方でも都会と同じ質の仕事が出来る、更には、生活の質は格段に上がる、ということは聞いていたので、全く予想していない事では無かったものの、コロナがそれを!という状況である。そもそも今の時代においても、都会の中で幸せになれるのは、一部の高学歴なインテリだけで、平均的な国民は、年収400万円でも十分な生活が送れる地方で暮らす方が圧倒的に幸せになれるらしい。もちろん価値観はそれぞれなので、一概には言えないと思うし、やっぱり都会にあこがれる世代にとっては、おそらくピンとこないところもあると思う。ただ、都会を経験している自分にとっては心から良く分かる事である。朝の満員電車が無いだけでも、十分に生活の質は上がる。今まで、都会でしか受けられなかった教育も、今はオンラインで受ける事が出来る様になるし、先進的な医療も、田舎にいながらリモートで、診療や手術を受ける事が出来る様になる。きっと会議なんかも今はZoomだけど、そのうちグラスウェアを付けて、リアルに周りに参加者がいるかの様な形での議論も出来る様になるのであろう。朝から、サーフィンをしてから会議に出れば良いし、朝から雪山に行って1-2本滑ってから、セッションに参加することも出来るだろう。やはりそっちの方が、絶対的にヘルシーだ。Withコロナを考える時に、①数週間、②1-2年、③その先、という3段階くらいのフェーズを考えて、自分たちの生活プラットフォームの再設計をする必要があるということ。不謹慎と怒られそうだが、なんだかワクワクする自分が居る。

<自治体の組長の持つ力がキーとなる時代>

 また、政治という観点で行くと、これからは各自治体を任せられている組長(知事)の力が非常に重要になってくる。国とのパワーバランスが変わるという事だ。地域から出していく国会議員とのパワーバランスも変わってくるだろう。今回のコロナの件で、各組長の能力や行動力、判断力がより鮮明に見えてくる。組長は、住民投票の選挙によって選ばれるわけなので、その地域の住民が、本気で考えて、この人をリーダーにしようと思える人を選び、自分たちの地域の事に関する決断を任せていくというイメージを持って進むべきだという話。選挙に興味を持とう。幸運ながら、愛媛県の組長である中村さんはとても行動力があり、冷静な判断が出来る人である。そうでない自治体は大変である。グローカル、グローバルとローカルが繋がる時代。自分の想いあこがれる世界が、また、一つの言葉として、つながってきている。

<これからの飲食店>

 最後に、これからの飲食店。僕にとっては、一番、身近で、今一番しんどい話題だ。Withコロナという時代において、今までの様に、密になりワイワイやりながら、ウィルスを飛沫させながらやる食事会、いわゆる飲み会の形も変わってくるのか?レストランで、対面に座って、お互い馬鹿話をして、笑いあえる時代は終わるのか?居酒屋で、ソーシャルディスタンスを取りながら、飲み会をしたら、どうなるのだろうか?近くて遠い存在、何となくZoom等画面を通してでも、近くに相手の顔があるオンラインでやってる方が近くに感じられるのかもしれない。店の構造自体も、今のままではダメになる。ほとんどの飲食店が、運営方法を再設計しなおさないといけなくなるということだ。個人のお店であれば、費用負担の面さへ整えば、自分の判断で再設計出来るが、全国チェーン店など、ある一定のルールで動いている、今の設計だからこそチェーン展開出来たところなんかは、いきなりの方向転換は大きな痛みを伴うだろう。そもそも、今の時点で、家賃が、、、雇用が、、、と言っているのに、もし、この状態が、半年続いた段階で、ほとんどの飲食店が立ち行かなくなる。世界に誇る日本の食が、どういう変化を必要とされ、どう変われるのか?自分のところも含めて、とても大きく、難しく、そして、とても重要な判断になるだろうと思う。今のままでとりあえず、なんてやっているところは、きっと淘汰されていくことになるだろう。

<ニューノーマルへの変化を受け入れられるか?>

慶應義塾大学の宮田裕章教授が「ニューノーマル」という言葉を使っていた。新しいノーマル、新しい常識、そういう時代が目の前に迫っている。聞けば簡単そうだが、実際、今の常識の真逆かもしれない。今までの常識で生きてきた自分たちの目の前に、いきなり新しい180度回転した新しい新常識が現れたとき、本当に受け入れられるのか?いつの時代も、変化することが出来る生き物、会社、組織が生き残ってきた。地球を汚す人間はウィルスで、そのウィルスを駆逐するコロナはワクチンである、という視点を、何かで読んだのであろう、自分の仲間が教えてくれた。見方変われば、憎いコロナの見え方も変わる。ニューノーマルが、いきなり自分の目の前に現れる事が無い様に、組織のリーダーとして、勉強していかねばならない。

今は、最先端の情報がネットを介して手に入る。自らその情報を取り、変化し、新時代の波を乗りこなせられる力をつけていこう。一瞬たりとも、気の抜けない時代に居るからこそ、生き甲斐があるというもの。それを、楽しみたいと思う。幸せは深刻を嫌う。楽しむしかない♪

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