普通の男になるのは難しい
他人の書いたものをネタにとやかく言うのはあまり良い趣味ではないと思うが(特にアマチュアが書いたものに対しては)、この記事は大変興味深かった(良い意味で)ので、メモを記しておきたい。
女子の求める普通とは何か? この記事では以下の項目が挙げられている。
・清潔感がある
・挨拶やお礼がちゃんとできる
・常識があり、人の目が気になるようなことはしない
・素直である
・人に気が使える
・計画性があり、全体のことを考えられる
・男尊女卑ではない
・話し合いができる
・尊敬できるところがある
・コンプレックスが強くない
・金銭感覚が合う
これを読んで、なぜ僕がモテないのか(断言するが、そこそこ長い人生においてモテたことなど、一瞬たりともない)、良く分かった気がしたよ。ありがとう。
さて、書く前から結果は分かり切っているようだが、僕がどの程度普通の男なのか、もしくはそうでないのか、そしてなぜモテないのかを、いくつかの項目に添ってチェックしてみよう。
・清潔感がある ⇒ ない
服を脱ぎ捨てて放置するのは日常茶飯事だが、そもそも毎日風呂に入らない、歯を磨かずに寝ることもよくある、夏以外は毎日同じ服を着て会社に行く、靴下も5日間履き続ける、一応履き替えるようにしているが、実はパンツも替えなくても大して気にはならない、つい先日は平日の夜に餃子の王将で餃子を2皿食べ、翌日ニンニク臭を盛大に漂わせて会社に行き、帰ってから妻に注意されて初めて気づく、という感じ。完全に不合格。
・常識があり、人の目が気になるようなことはしない ⇒ 威張ったり酒癖が悪かったりはしないが、常識は多分ない
・素直である ⇒ ない
・人に気が使える ⇒ 使えない
日常茶飯事的に妻に注意されているポイント。
・計画性があり、全体のことを考えられる ⇒ これは Yes
ただし、自分から主体的にお出かけの計画を練って提案したりはしないので、いつも妻に注意されている。
・男尊女卑ではない ⇒ ではないけれども…
ではないけれども、反対に極端な女尊男卑であり、差別主義者という点では変わりがない。
僕はある種の女性を(残念ながらすべての女性ではない)聖なるもの、人間よりも高いレベルにある存在と認識して崇める一方、男性社会は好きではない。
・尊敬できるところがある ⇒ ないと思うな…(1,000万人に一人くらいはあるかも)
・コンプレックスが強くない ⇒ 強かったけど、さすがに弱くなってきた
身長、体型、学歴、身体能力、頭脳の明晰さ、性格、すべてにおいてコンプレックスが強かったが、さすがに年と共に弱くなってきた。まあ、今のままでも良いかな、と。(鈍感力逓増の法則)
・金銭感覚が合う ⇒ 1,000万人に一人くらいは合うかも
宵越しの金は持たない人を好きな人限定。後先は一切考えない。
ということで、予定通り「人としてどうかと思う」レベルなのだが、まあそれが故に「モテない」(これまでも、これからも)ということですね。分かりやすい。
ただまあ、完全に負け惜しみだと認識しつつ言わせてもらえば、実は「モテたい」と思った時点で負け、だと思う。
村上龍の金言。
いつもキラキラしていろ、他人をわかろうとしたり、何かをしてあげようとしたり他人からわかって貰おうとしたり何かしてもらおうとしたりするな、自分がキラキラと輝いている時が何よりも大切なのだ、それさえわかっていれば美しい女とおいしいビールは向こうからやって来る。
(村上龍「テニスボーイの憂鬱」)
次はこの素晴らしい言葉を僕に教えてくれた乾貴美子嬢について書こう(多分、いつか)。