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今月観た映画記録vol.4

初めまして、22歳、洋服の仕立て屋で修行中のバンブロンと申します。

私のパートナーとの約束で決めた「月4本以上の映画を観る」。映画の感想を記録していきます。

ここでは前知識なし、映画経験の少ない私が「もう一度みてたいかどうか」という角度で評価していきます。

それではさっそく見ていきましょう。

①ヤァヤァシスターズ

主演サンドラ・ブロック
監督カーリー・クーリ

パートナーが幼い頃母親とミニシアターまで足を運んで見に行ったと聞き観てみようと思いました。
若かりし頃のヴィヴィ - アシュレイ・ジャッドがどこかで見かけた気がすると思ったらHEATでのヴァルキルマーの彼女の役の方でした。HEATの時から表情でさまざまな感情を表現する演技が上手いなっと思っていたのですがこの映画でも健在でした。
もう一度見たい点数は30点です。
ヤァヤァシスターズの儀式やルールについてもっと知りたかったです。小さい子供がそばにいる人にしかわからない想いがたくさん詰まっていると思います。子育てで行き詰まった時にもう一度見ると変わって見えてくるかもしれません。

②イエローハンカチーフ

主演ウィリアム・ハート
クリステン・スチュワート
監督ウダヤン・プラサッド

先日観たのを合わせると合計4回ほど観ているかも知れません。みなさんご存知だと思いますが「幸福の黄色いハンカチ」ハリウッドリメイクの作品になります。私自身、ハリウッドリメイク版とは知らずに初見時は観てしまいました。桃井かおりが印象的な演技をしていたことをきっかけに調べて原作の「幸福の黄色いハンカチ」も観てみました。
僕は今回紹介しているリメイク版の方が好みです。感情が不安定なティーンネイジャーのクリステンと影のあるウィリアム・ハートの演技は秀逸です。
何よりテンポ良く語られる物語と主人公に過去の苦い記憶が原作よりもリメイク版の方が共感できました。
しかし武田鉄矢の強烈なパンチのある演技はハリウッド豪華俳優陣にも優っていました。
もう一度見たい点数は80点です。
原作を知らない同世代の人たちにもおすすめしたいライトで心温まる作品です。

③ブルー・バイユー

主演・監督ジャスティン・チョン

この作品を見終えてから2日。主演のジャスティン・チョン、義理娘役のシドニー・コウォルスケを再び見ると心がしめつけられ苦しいです。初めからそう書いてしまうぐらい、今作では主人公にはどうする事もできない悲劇が降りかかります。最近映画を見て涙することが少なかったのですが過去一番泣いたかも知れません。ここ最近プライベートや私生活の部分でガラッと変化があってそれが主人公の状況にやや似ていたこともあってボロ泣きしてしまいました。この作品に登場してくるキャラクターには理解できない人が存在しなくてそれもリアルに私の心にぐさっと刺さりました。
もう一度見たい点数は5点です。
ラストシーンでの義理娘と主人公が心の内側にあった本当の感情を露わにし、たくさんの人に引き剥がされながらも繋ぐ手…これを描きながらも心が痛くなってきてしまいます。個人的に映画史に残るラストシーンになったのではないでしょうか。まだ引きずっているくらい今作はダメージが大きいのでもう一度見返せる気力が残っていない事もありこの点数にしました。

④ポトフ 美食家と料理人

主演ジュリエット・ビノシュ
監督トラン・アン・ユン

この映画が日本で上映された時にパートナーがラジオでこの映画のことを知り見てみたいって私に伝えてくれたのを思い出しみてみました。
「青いパパイヤの香り」「ノルウェイの森」などの名匠トラン・アン・ユン監督が、料理への情熱で結ばれた美食家と料理人の愛と人生を描き、2023年・第76回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したヒューマンドラマ。
先日「グランメゾン東京」をみていたのですが、同じフランス料理でも全く映像が違うんですよね。「料理器具・材料・切り方・音・湯気・料理人の表情など…」時代が全く違うのもあって比べてしまうのは良くないとは思いますが。今作の料理シーンでは全てがナチュラルに描かれています。長回しのカットが多く昔の料理シーンを存分に堪能することができます。一つ一つの要素に憧れを抱いてしまう私ですが、一番は料理でお互いの思いを伝えているようなシーンです。私もパートナーに自分の好きなことで思いを伝えられたらなっと思ってしまいました。
もう一度見たい点数は70点!!
描かれた時代が19世紀末ということもあり登場人物の服装にもかなり目が行きました。衣装や料理小道具、食器などにも興味がいく映画でした。

⑤パーフェクト・デイズ

主演 役所広司
監督ヴィム・ヴェンダース

第76回カンヌ国際映画祭で、主演の役所広司が最優秀男優賞を受賞したドイツのヴィム・ヴェンダース監督作「PERFECT DAYS」。
東京でトイレ掃除業者として働く主人公。私は今まで海外には独創的でびっくりするようなトイレはあるけれど日本には一般的なトイレしかないと固定概念で決めつけていたのですが、今作では東京の珍しいトイレがたくさん出てきます。パートーナーと「PERFECT DAYS〜トイレツアー〜」をやりたいと思ってしまうほど素敵なトイレがでてきます。
そんなことはさておき、今作もヴィム・ヴェンダース節が炸裂しています。監督の独特の間がトイレ業者の主人公の完璧な日常にうまく組み合わさっていました。
毎日同じ生活のしているようで同じでない。主人公は私たちが普段気づかないような些細な出来事、人の表情に気づき、日々の楽しみにしていると思いました。個人的に子供の頃を思い出した感覚もありました。
もう一度見たい点数は100点!!
音楽も最高で大好きなルー・リードの「Parfect Day」はまさにハマり曲でした。続いでヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Pale Blue Eyes」も大好きな曲です。マイベストソングトップ50が2曲も映画中に流れると最高のサプライズです。

⑥それでも愛している

主演ジョディ・フォスター
メル・ギブソン
監督ジョディ・フォスター

現代が「THE BEAVER」で日本語タイトルとの違いがありすぎてみる前にびっくりしてしまいました。おもちゃ会社社長のウォルター(メル・ギブソン)と妻メレディス(ジョディ・フォスター)。ウォルターは鬱病を発症し、働けなくなる。ある日、捨てられていたビーバーのぬいぐるみをウォルターが拾うのだが…鬱の、ビーバーのぬいぐるみを通して喋れるようになりました。
注目すべきなのが編集なのですが、みている私たち気を抜くことが許されないシーンのカットが絶妙でそこに狂気の演技力を見せつけるメル・ギブソン!!つらい出来事を乗り越えれば良い道が見えてくるはずっと思っていたが相手の期待が強ければ強いほどなかなかうまくいかないんですよね。
一瞬ですべて解決するようなことなんかないんです。
もう一度見たい点数は100点!!
正直1回ではこの映画の魅力を堪能しきれていない感覚が強くありますので近いうちに見直したいです。

結果発表!

今月の私が選ぶベスト映画は「ブルー・バイユー」でした。
良い映画をたくさんみましたが衝撃が強く心に深く突き刺さった「ブルー・バイユー」皆様に強くお勧めいたします。

BamBron Sota
バンブロン・ソータ
Instagram:@bambron_ch_ch_changes

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