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人生セーブデータinイギリス-2

Week2

ホテルチェックアウト〜人生初 内見

ホテルをチェックアウトし、初めての内見に向かう。その前にスーパーでサンドウィッチと、クロワッサンと、飲むヨーグルトみたいなやつ買って、店の前で朝ごはん食べる。ご飯食べてたら犬を2匹連れた老夫婦が来て、おじいちゃんが買い物、おばあちゃんが犬と外で待っていた。1匹の犬が俺の朝ごはんに興味津々で終始クンクン言ってて可愛かった。おあばあちゃんは「I’m sorry about this」って言ってたけど、「No problem at all, so cute」って伝えたら喜んでくれた。
サンドウィッチ食べただけでお腹いっぱいになったので、おばあちゃんと犬に別れを告げ、初めてバスに乗って家に向かう。バスは基本現金を受け付けていない。公共交通カードみたいなやつか、コンタクトレスのカードで乗るときに支払いをして、降りる時は「Thank you」って降りるだけ。問題なのが、バスの中で次のバス停がどことか、そういう情報が全く出てない。。だからGoogle Mapを見ながらちょうど良いタイミングでおりますボタン押さなきゃいけないのはちょっと不便。

内見に来たところ


事前にメッセージで「Can we meet tomorrow 2pm please?」と言われてたので、14時に家の前にいたけど、それっぽい人は全然こない。しばらくしたら、家から黒人のお兄ちゃんが出てきて、「Hi, Are you okay?」と話しかけてくれた。(外国人のこういうところめっちゃ優しいよな。好き。)そこで「I come to viewing your room」と伝えると、OK!ちょっと待ってな!みたいな感じで中の人を呼んでくれた。すると、中からまた黒人のお兄ちゃんが現れて「内見か!どうぞどうぞ!上の階だよ〜」みたいな感じで案内してくれた。部屋はとっても綺麗。少し狭いけど問題ないくらい。黒人のお兄ちゃんは「トイレがきたないんだよな」といい、案内してくれたが、マジで汚かった。便座の部分がなんか汚れてんだよな。お兄ちゃんは「多分住むとしたらここが問題になると思うから、写真撮って大家さんに送っときな」と言ってくれたので、写真を撮った。
普通に外靴で家の中に入ってるからか、全体的に砂っぽい感じはしたけど、住めないこともないかと思い、内見も1件しか決まらんし、ここに住も。3ヶ月経てば引っ越せるみたいだし。と思っていた。
てか、大家さん的な人は内見来ないんだね。てっきり大家さんと合流して、案内してもらうのかと思ってたけど、普通に住んでるフラットメイトに案内してもらう感じなんだ。勉強になりました。

僕は頭が悪いので、内見したときに敷金払ってそのまま入居できるのかと思ってたんだが、そんなわけもなく。。呆れる頭の悪さでございます。

内見後

内見後も大家さんとチャットでやり取りしてる中で今日の入居は無理だと改めて伝えられた。そしてトイレのこと伝えたら、「トイレの問題ってなに?いまんところ住人からなにも言われてないんだけど?」と言われ、嘘だろ、?と思いつつ、メッセージから電話に切り替えやりとりしていると、「清掃業者が土曜日に入るから、清掃業者に確認したら折り返し電話するわ」と言われ、とりあえず待ちの状態に。

押し寄せる不安

よくわからん公園のベンチで子供たちチャリで遊んでるのを見ながら「折り返しって今日かかってくるのかな。」「俺今日宿ないじゃん。どうする?」と不安になり始める。内見きた場所も、街の中心街からバスで50分のところで、かなり田舎ではある。そんな場所で一人、孤独感を強く感じた。田舎に住むのは別にいいんだけど、

「本当にこれでいいの?」
「これから大丈夫?」

という気持ちに押しつぶされそうになった。考えれば考えるほど、「俺の選択ってあってたんか?本当に語学学校もいけるの?これからどうする?」と思うようになってしまった。準備不足なところが多かったんじゃないのか、やっぱり少し社会を経験してから来た方が良かったんじゃないか、独りではないと分かっていても寂しい。など普段ならあまりしない考え方をするようになってしまった。
メモ帳にそんな自分の気持ちを吐き出し、

「いやでもここからよ。自分の選択があってたかどうかはこれからの自分が決めることだ。やれることはあるからそれを集中してやるだけ。これを乗り越えたら自分はもっと強くなれる。元気出してこうぜ!」

と自分を慰めた。自分って自分のこと慰められるんだなって気づいた。

こういう時、特に外国に1人で来てると、周りの人間は誰も自分のことを知らないし、自分の味方なんて誰もいないんじゃないかと思えてしまう。
でもそんなことないんだ。俺には最強の家族、友達がたくさんいるから。途方もなく1時間くらい歩いてる中、日本は夜中なのに相談乗ってくれて「大丈夫だよ」と言ってくれるのは本当にありがたい。。心が軽くなる。
自分で自分を慰めるには限界があるようです。勉強になった。

渡英から1週間が経過した時、すごく寂しくなった。みんなにすごく会いたくなった。

宿も見つけることができた。1日がめちゃくちゃ長かった。まあこれも勉強だよね。まだ1週間よ。焦る必要はない。ここに書いてきたことは、大学卒業して日本で働いてたり、実家に住んでいたら感じられなかったことばかり。それを経験できているだけでもすごく幸せなこと。人生そう上手くいくものじゃないが、そこから学び、次はうまくいくように考えて成長していくのが人生だなと思った1日だった。

渡英して初めて涙が出た日

次の日、急遽とった宿は1泊分しか取っていなかったため、チェックアウトし、近くにあったマクドナルドに入った。初イギリスマック。トリプルチーズバーガーとコーラMで800円くらいだった。
食べながら、お母さんにも今の状況など連絡した。お母さんは、

「まだ起こっていないことに不安になることはないよ。思えばその通りになる。行動すれば導かれるから。」

と言ってくれた。
その通りだ。自分がやりたいと思ったこと、それを信じて進むしかないんだ。お母さんはいろいろとアドバイスをくれた。
家族の存在ってやっぱり大きいよな。マックで1人で泣いてた。

あと、人に相談できるようになってよかった。大学時代長期インターンやって気づいた自分の弱点「人に相談できない」を少しずつ克服できてきている。相談すると心が楽になるよね。ほんと大事だわこれ。自分独りで抱え込むには限界がある。

マックを出た後、別のホテルに移動した。受付の人が今度はスーツだ。英語がめっちゃわかりやすい。話していてとても楽しい。みんながご飯を食べるスペースの大きいビジョンでエバートンの映像が流れてる。いいなあ見たい。てか23-24シーズンのプレミアまだ1試合も見れていないのやばい。イギリス来たのにまだ1試合も見てないって本末どうなっとんねん終わってんな

内見申込祭り

今日はまた内見の申し込み祭り。今回はメッセージだけじゃなく、電話もしてみた。あとは、これからの自分の選択肢をいろいろと模索する時間にした。割と有意義に過ごせた気はする。
電話している中、ある大家さんがめちゃくちゃ優しくて感動した。なんか心が救われた。その人は比較的ゆっくり英語を話してくれて、俺が話したことも「うんうん」と聞いてくれてる感じがとてもあった。話した内容はこんな感じ

「どの部屋に興味持ったの?

「学生さん?ワーホリできたんだね。それで英会話学校行くのか。でも君の英語とてもいいよ。

「予算はどれくらい?その予算だと、広告に載ってる賃金+光熱費が入るから、うちの物件には住めないかも。

「もし部屋見つからなかったら2週間後とかにまた連絡してよ。はっきりといつかは言えないけどまた別の部屋を出す予定なんだ。

「今はホテルに泊まってるの?ホテル滞在は高い?だよね、紙とペンあるかい?ここのホテル比較的安いからここ使うといいよ。

「絶対に手助けできるとは限らないけど、なるべく君のことを助けたい。何かあったらまた連絡してよ。マンチェスターはとてもいい街だよ、きっと気にいるよ!大学では何を学んだの?そうか、きっとすぐに仕事が見つかるさ。頑張ってね
「Sayonara



ほんとにさあ。。素敵な人だよね、、俺もこうなりたい。
イギリスのこういう温かいところ大好きなんだよね。ちょっと道を譲っただけで「Sorry」とか「Thank you」とか笑顔で手でありがとって合図してくれたり。素敵な文化です。
自分には味方がいないように思える日もあるけど、きっと優しくて良い人が多いんだろうなと思った。
あと内見1件決まった!よかた!

初めての日本食レストランへ

さみぃ。長袖シャツ着てるけどさみい。上着欲しいくらいだ。でも太陽出たらあっついんだよね、日差しが強い。

今日は前に見つけた日本食レストランにご飯を食べに行った。日本の方もいるかなと思って入ったけど、ほぼ中国系の方だった。カツカレーと味噌汁を頼んで3,000円くらい。ちょい高いけど久しぶりにお米食べた。美味しかったわあ。

ここでバイトしても楽しそうだなと思った。日本人がいる日本食レストランで最初はバイトしようと思っていたけど、中国の人と友達になれる方が楽しいじゃん絶対。もしここでバイトできたら、同僚からめちゃくちゃ嫌われるかな、どうなるかちょっと楽しみ。

ホテルに帰ってきて、エレベーターに自分ともう1人が乗った。自分は2階、もう1人は3階。エレベーターが「Second floor」って言ってから数秒経ってドアが開く。すると「It takes little bit long(ちょっと時間かかんなあ)」と笑いながら言われた。俺もYeah,Yeahと言いながら笑って「See you」と言って別れた。
乗り合わせた時、怖い人かなーと思ってたけど、めっちゃいい人だった。日本だとこういうのないよな、普通に「結構遅いっすね」とか話しかけられたことない。どちらが良い悪いという話ではないし、どっちも好き。でもこういう差ってどこで生まれるんだろう、やっぱ学校教育なのかな、気になる。

一方内見の方は。そもそも、もうメッセージ送れるところが限られてきた。明後日内見あるけど、他は何も決まっていない。どうなるかな。あぁ。プレミア見たい。

ホテル移動・イギリスの祝日

今日は祝日のようです。知らなかった。イギリスの祝日調べたらめちゃくちゃ少ないな。日本の祝日の数えぐいことに気づいた。



ホテルチェックアウトして別のホテルに移ります。電話で大家さんが教えてくれたホテルにいく。今のホテルの半額で泊まれる。本当にありがとう大家さん。

チェックインの時間まで余裕があるから、マックで時間潰すことにした。注文してたら、黒パーカーのフード被った黒人男性にポップコーンみたいなメニュー指さして「これ買ってや」的なこと言われた。俺も別に金ないんだけどーと思いながらも、怖いから断ることもできず、全然ええよみたいな感じで注文した。カウンターで商品受け取り、黒人男性にポップコーンみたいなやつ渡した。別に悪い人じゃなさそうなんだよな。多分なんか困ってるんだろう。まあこれで彼のマック滞在時間作れたならいいや。

ホテルまでの道中で河川敷を歩いてたんだけど、スプレーアートがずっっっっっっっと壁に描かれてて、めちゃくちゃかっこよかったな。天才しかおらんのかって思うほどだった。


※メモ
スーパーはLidlが最強。オールドトラッフォードの近くにあるLidlが多分一番安そうな感じ。いちご美味しかった。

2件目の内見へ

今日は2件目の内見に行った。ホテルから、市電を乗り継いで駅から徒歩10分くらいのところにある。街の中心部からも市電で10分ほどのところにある、ちょうど良いところ。FUJITSUのキャンパスもあった。大家さんと会い、部屋を案内してもらった。リビングはないが、部屋もあり、トイレ風呂も綺麗だし、ここに住むことを決めた。そして敷金を払い、住むことになった。「いつから住める?」と聞くと、「いつでもええで、今日からでもいいし」と言ってくれた。ホテルがあと2泊分あるので、そのあと住み始めることに。大家さんも優しくて良い人だしよかった。契約書書くときにサイン書いてって言われたので、名前普通に書いたら、「あ、あとサインね」って言われて適当だけど、初めてサインを書いた。自分のサインってみんな持ってるものなのか。俺もサイン考えよ。

前の内見の時とスムーズさが違いすぎて、大家さんが神に見えた。本当に優しいし、日本のことも好きみたい。いつか行ってみたいと言ってくれた。

こうして家探しは一旦終了。。イギリス入国から2週間ほどかかった。「最初の1週間で決まるっしょ。」と思っていたが、あまりにも計算が甘かった。。
今日内見にきたところも、大家さんは「他の人からもメッセージが絶えずに来るんだ。今も20件くらい連絡きてるけど、全部無視してるんだ。君が来ることが決まってたからね。」「君はとてもラッキーだよ」と言っていた。入学シーズンというのもあり、家を探している人がとても多いんだろう。そんな中ここで家を決められたのは本当に運がいい。

メッセージ送ったのが40件、返信来たのが11件、内見いけたのが2件という結果だった。今日内見行った後に、「土曜日内見来れる?」って連絡きたけど、タイミングが悪かった。。
▼次部屋探す時のための反省


・電話かけられるところは電話かける
 └通電率はそこまで高くないけど、繋がったらやりとりを早くできる
・「自分がどういう人間なのか」の解像度もう少し上げた方がいい
 └趣味を羅列するだけじゃなくて、「どんなことをするのか」「休みの日は〇〇やる」「〇〇をやってみたい」とか書くといいかも
・引っ越す予定ができたら、メッセージは1ヶ月〜3週間前から送っておく
・文面に引越し希望日を記載する


帰る場所ができることの安心感ってハンパない。自分の人生において、家がない瞬間は1秒もなかった。宿を無くした瞬間の不安はとてつもない。家が決まってよかった。心が晴れた。一つ目の壁を越えることができた。

家を決めてから、近くにLidlがあったので、15分ほど歩いた。そしてスーパーから出た時に、シルバーカーに乗っているおばあちゃんが水筒を落としたので、拾って渡した。それだけでおばあちゃんは満面の笑みで「Thank you very much!」と言ってくれて、また心が晴れた。めんどくさい人もいるけれど、そんな人ばかりじゃないって考えたら一喜一憂しなくて済むね。

あと帰りの電車に、お人形さんみたいな可愛い人いたわ。なんかめっちゃ見られてYUIのチェリー前奏流れてました。

入居前最後の日

家が決まったので、必要なものを買い揃えるために、イギリスのお店について調べた。

イギリスの100均:Poundland
家具:IKEAかcharity shop
日用品:HomeBargainもあり
服:Primark

調べたらホテルから歩いて25分のところにPoundlandやHomeBargainがあったので、行ってみた。日用品から食料品まで売ってて、良さげなお店だった。これから重宝することになりそう。あと洗濯についてとか調べてた。日本と違うことが多すぎて、だいぶむずい。水の質とか、水温とか、洗剤の強さとか、考える要素が多いね。

ついに明日から家に住める〜〜〜自炊するの楽しみなんよね。親子丼とパスタくらいしか作ったことないから、いろいろ作るの楽しみ。ワクワクな気持ちが今は大きいね。この1週間の気持ちの変動すごいな、おもろい。
あと調べてたらマックよりケンタッキーの方が安いらしいな。今度いってみよ。

ホテルから少し歩いたところにでっかい公園があって、すごい良いところだった。人工芝でサッカーできるグラウンドがあったり、広場はあったり、子供たちがめちゃくちゃ遊んでた。筋トレできる遊具みたいなのもあった。公園はいいな、遊びてえ。

入居日

ホテルからチェックアウトし、クソ重い荷物背負いながら家まで向かった。
家に着いてから、必要そうなものを探し、100均にいった。洗剤、バスタオル、などを買い、一旦家に戻る。そしてLidlに向かい食料品を買って帰った。初めて作るごはんは、ポトフと、鶏肉を炒めてカレーの粉かけたやつでした。なんか最近鶏肉好きなんよ。マジで適当に作ったものの意外と美味しくてびっくりした。楽しいね、自炊。まだ楽しいです。でもメニュー考えるのは大変だわ。母親偉大。

イギリス初自炊


住所が決まったので、いろんなことができるようになります。逆に住所決まらないとできないことが多いんだよね。


・National Insurance Numberの取得(働く時にいるもの)
・General Practice登録(かかりつけ医)
・オンラインバンクの口座作成
・在留届の提出

これから忙しくなりそうでございます。バイトも早く見つけないと、普通に敷金と家賃払った影響で金がやばし。節約心がけて生きていきます。

最近1日の中で感じた感情を夜に思い出そうとしても、あんまり出てこなかったりするんだよね。シンプルにイベントが少ないのもあるかもしれないけど、慣れてきたんだろうな。そういうところは慣れたくないなとも思う。いろんなことを敏感にキャッチできる感受性を持ち続けていきたい。そのためにはどうしたらいいのか。むずいよね。

覚えてない=目の前で起きていることが当たり前、普通だと思っている

自分の中での当たり前の基準が少しイギリス仕様になってきたんだ。
「当たり前のことを当たり前だと思わない」って言葉では簡単に言えるけど、実際にやるのは難しい。大事なことは、目の前で起きていることに頭を働かせて観察することなのかな。わからん。むずい。いろんなことにチャレンジしていくっていうのも大事なことだよね。慣れていないものに突っ込んでいく。それかもしれん。結局チャレンジしない限り学びは生まれないんだ。せっかくイギリスに来れたんだから色々なことにチャレンジしないと。もったいない。

この1週間は本当にいろんなことがあったし、めちゃくちゃ長く感じた。宿なしで彷徨ってからまだ1週間なのか。濃い1週間だった。家を見つけられたので、ひとまず安心。

ぜんっぜん関係ない話

最近いろんな画像作りたい欲が出てきてるんよ。AdobeのPhotoshopとかIllustratorの広告で出てきたりするじゃん。ああいうのやりてえってずっと思ってる最近。お金に余裕が出てきたらAdobeのサブスク入って絶対やるわ。

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