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人生セーブデータinイギリス-3


Week3

引越して初めての朝

朝からやらかした。朝ごはんにトースト作ろうと思って、トースターにパン入れて、その横で目玉焼き作ってたら火災報知器がなった。「何が!?」と思いながら、原因は目玉焼きを作ってるコンロ?と思いながら見るも、煙は立っていない。なんだなんだとドタバタしていると、真っ黒焦げになったパン2枚が顔を出している。煙はここからだ。
なんとか火災報知器を止めることはできた。しかし、トースターって、焼けたらチンってパンが出てくるものではないのか、?ちゃんと大家さんに使い方聞かないとな。

あと目玉焼きってどうやって作るん?普通に卵割ってフライパンに入れたら目玉焼きできると思ってたんだけど、黄身ズタズタになったんだよ。これは俺が悪い?卵が悪い?

今日は在留届を出して、中心街に買い物をしに、50分ほど歩いた。最近ゆずの「栄光の架橋」の歌詞がめちゃ刺さりまくるなと思いながら歩いてな。特にさ、

悔しくて眠れなかった夜があった
恐くて震えていた夜があった
もう駄目だと全てが嫌になって
逃げ出そうとした時も
想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いて来た
悲しみや苦しみの先に
それぞれの光がある
さあ行こう
振り返らず走り出せばいい
希望に満ちた空へ

ここやばい。ブチギマリ

天気がいいので、長袖Tシャツで少し暑いと感じるくらい。日差しが強いので、サングラスは必須。中心街の100均にいき、皿とはさみとサランラップを買った。ハンガーが欲しいが、ここにはないので、ホームバーゲンまで30分ほど歩く。行ってみると、一昨日訪れたところだった。「ああ!この道がここと繋がるのね!」inイギリスを初めて感じた。

そのあと、以前食べた日本食レストランに行き、アルバイトのことについて聞こうと思っていたので、そちらに向かって25分ほど歩く。正直お金もそんなにないし、食べずにバイトのことだけ聞ければベストだったが、さすがに失礼だし申し訳ないと思って1800円のカレーうどんを食べた。(高ぇえ!!)美味しゅうございました。
そして、食べ終わった時に会計してくれた人に、アルバイトのことを聞いた。すると、上司的な人と中国語で会話をし、「Which do you prefer weiter or kichen?」と俺に聞いてきた。ホールの方が英語を使えると思ってたので、「Weiter」と答える。するとまた上司と中国語で会話をした後、「今度2時間トライアウトをして、それで採用されるかどうかが決まります。日時については電話で連絡するので少し待っててください」と言われた。「なるほどそういう感じか!確かにトライアウトとか聞いたことある!」と思いながらも少し前進したことを嬉しく感じた。トライアウトってどんなところ見られるんだろう、真面目に頑張ってたらいいっていうわけではなさそうよな。ちゃんと実力を見られそう。本番に強い自分なら大丈夫と信じつつ、接客で使う英語を勉強しておこう。

そこからまた歩いて50分かけて歩いて家に帰った。偶然にも、友達も歩いて家帰ってるところだというので、電話をしていろいろと話した。今の自分の状況など、いろいろと気にかけてくれていた。こういう友達はほんとに貴重だ。価値観とか、自分の考えとかを真剣に話せる友達って貴重だよね。友達はある曲を紹介してくれた。めちゃくちゃ素敵な曲だった。でもその中の歌詞で

誰のためとか 何のためだとか
答えはひとつじゃなくていいんだよ
思いつくまま 心から向き合って

という歌詞がいいなと思った。自分は今やってることに対して「誰のためか、何のためか」を一つに絞ろうとしがちだなと思った。もっと自分の心に正直に向き合うのが大事なんだなと感じた今日この頃でした。

興味

今日は家で1日を過ごした。接客の際に使う英語を勉強したり、画像作ったりして遊んでいた。また、イギリスのバイトのことを調べていく中で、職業についても考えていた。そこで調べていく中で惹かれたのが、「スポーツグラフィックデザイナー」というもの。
画像を作ったり、インスタでサッカーにまつわるグラフィックデザインを見ることがとても好きなことに改めて気づいた。今日もプレミアの各クラブの移籍発表する際のデザインを見比べたり、目に入るもの全てのデザインについて興味を持っていた。正直デザインに関して大した知識があるわけでもなく、デザイナーになれるとは思ってもいないが、見たものを吸収したり、自分でアウトプットすることは続けていこうと思った。なんならこの2年間グラフィックデザインの勉強に使ってもいいと思えるほどだ。
あと、今日は火災報知器鳴らさなかった。成長した。

バイト探しの行方

アルバイト募集しているか尋ねた日本食レストランからSMSで返答が来た。対応してくれた店員さんからだった。その店員さんによると、やはり採用はされなさそうということだった。トライアウトもなし。スタッフが十分にいるということ、日本人であることがおそらく理由だろうと言っていた。なんとなく予想はできていたから特にショックではなく、「まあそうだよね」という感覚だった。連絡をくれた店員さんは台湾の方で、台湾人でさえも、たまにからかわれて、それに耐えなきゃいけないんだと言っていた。「もしかしたら、中国の人と仲良くなれるかな、」と思ったが、だめだったか。。
メッセージを送ってくれた店員さんは、「たぶんここは日本人が経営している日本食レストランだよ」とあるレストランを教えてくれた。
また、「もし友達作りたいなら、ソーシャルイベントに参加したらいいよ!」と、マンチェスターのソーシャルイベントを見つけられるサイトを教えてくれた。
また優しさに救われた。おそらく、この人が連絡してくれなかったら、もう少しお店から連絡来るのを待っていたかもしれない。この人の優しさで連絡してくれて、さらに別のお店の候補まで教えてくれた。本当にありがとう。

こっちの世界の「また連絡するわ」は「行けたら行くわ」くらい信用できんな。ちゃんと折り返し電話くれる日本神です。

家にいるときは、ひたすらに画像を作ってる。figmaの無料でできる範囲で遊びまくってる。いろんなデザインを吸収して、アウトプットして、を繰り返している。この時間が面白いんだよね。楽しい。適当にインスタのアカウント作って載せてみたら、知らない人からポツリポツリいいねされて嬉しかった。今はまだ趣味程度しかできないけど、これが何かにつながったらいいな。

夜さ、寝ようと思ったんだけど、男の人がめちゃくちゃ怒鳴ってるわけ。上の階の人なのかなと思ってたら、外だったのよ。怒鳴り散らかしたと思ったら奇声上げ始めたり、えげつなかったんよ。だんだん声が近くなってきたなと思って窓のそと覗いたら、ほぼ俺の部屋の前くらいにいたのよ。警察も来てて、しばらく外走り回ってそうな足音したり、またでかい声出したりと。。この時点で0時近く。酔っ払ってるのか、クスリ決まってるのか、よくわからんけど、しばらくうるさくて寝れんかったわ。
家の近くに警察署があると、安全でいいですね。とても。

仕事探し、仕事探し、仕事探し

朝、電話が鳴った。以前内見申込祭りをしていた時に優しく色々と教えてくれた大家さんだった。そういえば家決まったよと連絡しようと思ってすっかり忘れていたなと思いながらも、自分のことを気にかけてくれていた、それだけで朝から嬉しくなった。

「前に話した日本から来た子だよね?覚えているよ
「家決まったのかい?それはよかった
「新しいシェアルームを出すことになったから連絡したんだ
「どの辺に住んでるの??そうか、いいところだね
「マンチェスターを楽しめてるかい?いい街だろう

大家さんに教えてもらったホテルに泊まり、前に泊まったホテルの半額で泊まれたことを伝えると

「おお!そうか!力になれたならよかったよ
「君はマンチェスターのことを何も知らなかっただろう?私はずっとマンチェスターに住んでいるからさ、すべてを知っているわけじゃないけど、自分の知ってることで助けになったならよかったよ
「それじゃあ、Sayonara

この人には何か恩返ししなきゃ。本当に素敵な人だ。話すたびに「この人みたいになりたい」と思えてしまう。しつこすぎない、自然な優しさが果てしなくカッコいいんだよな。本当にありがとう大家さん。

その後、仕事を探すために日本食レストランを調べ、あるレストランの仕事に応募した。珍しく「未経験可能」とのこと。色々と仕事を探しているけど、かなりの数が「〜分野で〜年勤務した経験」のように、キャリア経験を必要とするものな気がする。正直なんとなく分かってはいた。大変なことになるだろうなとは思っていたけど、想像以上かも^_^

でも、こっちの大学生卒業する時ってどうしてるんだろう、学んだことをそのまま生かす職業に就くのかな。インターンっていうのもよくみるから、そういうところから始まるのか。どうなんだろうね。

仕事が決まっていない現段階において、もちろん不安になることもあるんだけど、家が決まらなかった時期を経験したおかげで、「自分を信じて行動すれば大丈夫」というメンタルを持てるようになってる。これはでかい。慢心は良くない、だからこそ行動する、そうすれば自ずと答えは出てくる。そう信じて生きていきます。

あとやっぱ仕事はロンドンが多いな。。もちろんマンチェスターにもあるんだけど、基本ロンドン周辺がすごい多い印象。でも物価高いから一長一短なんだよね。
・物価高いけど仕事いっぱいあるロンドン
・物価そこまでだけど仕事そんなにないマンチェスター
でもマンチェスターには自分の夢があるからね。譲れんわ。ロンドンに住む選択肢なかったわ。

まじどうでもいい話

「慣れ」って良い面と悪い面があるよねって最近思うんだよな。
新しい環境に入る→慣れる
ということは「自分が成長した」ということ。新しい環境に順応できたということだと思う。
だけど、「慣れ」って自分の成長をそこで止めてしまうこともあるよね。慣れた環境ほど居心地のいいところはないし、変化を求めなくなってしまう。自分の限界値ではないのに成長を止めてしまう気がする。
だからこそ、俺みたいな「自分成長するの大好き!」人間は、慣れてからの行動が大事になってくるよね。その環境で違うことに挑戦したり、環境ごと変えたり。
で、そこで大事になってくるのが「目標」だよね。高い目標があって、それを達成するためのロードマップがあれば、慣れたあとに何をすべきなのかが明確になる。

自分がそれを完璧にできてるとは思わないけど、なるべくこうやって成長し続けたい所存ではござる。

入居から1週間経過

入居してから1週間が経過した。新しい家での生活にも慣れてきた。シェアハウスといいつつ、大家さんあんま家にいないから、基本一人暮らしなんよな。まあ別にそれはそれでいいんだけど、英語使う機会は少ないよね。

今日は1時間くらい散歩した。そろそろ大丈夫かと思ってイヤホンつけて歩いた。歩いていると、墓地があったり、サッカーグラウンドがあったり、公園があったり、歩いているだけでも面白い。公園の柵にたくさん蝶々が飾ってあって、何だろうと思ったら「Our princess gone too early. RIP」という文字と女の子の顔写真が貼ってあった。事故か何かに遭ってしまったのかな。手を合わせて、ご冥福をお祈りしてきた。
そのまま歩いていると、同じ公園の柵に、また「RIP」と男の子の写真が貼ってあった。ここは事故が多いところなのかな。手を合わせてご冥福をお祈りしてきた。

そうか、あと1週間でイギリスに来て1ヶ月が経つのか。早いな。早すぎる。1週間経つのはすごく遅く感じるけど、もう1ヶ月経つのか。1/24が終わった。

でもこの1週間は家を見つけることができたから、安定した1週間を過ごすことはできたな。早く仕事見つけなければ^_^ しぬ^_^

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