社会保険労務士試験を攻略しよう(スランプ脱出編)


はじめに

この記事を読もうと思った方は、社会保険労務士試験を(再)受験する予定だと思います。

ここでは、スランプにはまってしまった際にどう対応するか、私なりの経験を書いていきます。

参考にできるところがあれば幸いです。

スランプは誰にでも起こるもの

勉強を続けていくと、必ず停滞期を迎えます。
これは、誰にでも来ます。
「自分だけ」と思って、焦ってはいけません。
焦りは、不合格への近道だからです。

スランプが必ず来るのですから、スランプ期間をいかにコントロールするかが課題になります。

スランプの間は、どう過ごせばいいのでしょうか?

スランプ時に何をするか?

スランプ期間中は、何をやってもうまくいかないと感じてしまいます。
また、できるだけ勉強時間を短くしましょう。
その代わり、勉強の回数は増やしてください。
内容も、下手に問題を解くよりも、テキストを読むなどのインプットに比重を置くのがいいです。

重要なのは、できるだけ簡単な内容のものを読むということです。
難解な内容を読んでいて理解ができなかったら、「やっぱりできない」となれば時間ばかりを使ってしまい、スランプを助長してしまう可能性があります。

そこでおすすめなのは、ぜひ、行政のリーフレットをスランプ時に読んでください!
私が受験していたころは、ネット環境がなく、行政のリーフレットもいいものはありませんでした。
しかし、今はネットを使えば行政のリーフレットが簡単に手に入ります。

リーフレット類や規程集は、かなりわかりやすい内容になっています。
私も仕事をするときに重宝しています。
というよりかは、まず行政のリーフレットを読んでいます。
特に、法律を分かりやすく図解してくれているのがありがたいです。
人事を担当する方も参考にしていますよ。

スマートフォンなどにダウンロードしておけば、隙間時間で学ぶことができます。

いい時代になりましたね。

問題を解かないと不安だという場合は、基本問題を中心に解いていきましょう。
「できる」という気持ちが、スランプ脱出には必要です。

スランプ時こそ、基本をしっかりと吸収する絶好の機会ととらえてください。

『孫子』では、どう書いているか?

『孫子』では、「軍争編」で士気(やる気)についての一文がありますので紹介します。

朝はやる気があり、昼にはやる気がだんだんとそがれていき、そして夕方にはやる気がなくなってくる。

この文章を読んで、ご納得いただける方も多いと思います。
私も同じです。

やる気は常に変化するものとして、勉強の内容を工夫してみてください。

<例>
・やる気がある
新しい単元やできない単元の学習。過去問はこのタイミングで解きましょう。

・やる気が普通
普段の自分が得意とする学習に取り組む。

・やる気がない
自分ができる単元や問題の復習に当てる。

合格の秘訣は、継続した学習です。
継続した学習は、ケアレスミスを最小限にしてくれます。
試験の時にミスが少なかった人が合格する、と思ってください。

できれば、試験当日にやる気を最高潮に持っていければ最高です。

*参考文献
『孫子』 浅野裕一著 講談社学術文庫 P126 L14

おわりに

スランプは誰にでも来ます。
みなさんができない問題は、誰もが一度は間違えます。

「焦る」気持ちと「自分だけ」という気持ちは、試験に合格するまでは心の金庫に保管しておきましょう。

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