「もしも僕が10年後、人事長さんや社長さんになっていたら妄想談」
以前facebookで108シェアされたいつかの僕の就活に対する考え方です。
今はまたちょっと変わったかな。愛する後輩ちゃんたちが少しでも何かを考えるキッカケになればと転載しておきます。
大学4年が目前に迫り、2014が1/4を終えようとしている昼下がり、3日前にリクナビに登録した就活生がのほほんと(ちょっと焦っている)妄想日記などを書くためにPC画面に向かっているわけです。
というのも最近ある2つの日記がTLに現れて、こんな僕でも色々と考え始めてしまったキッカケがありまして...。
「こんな就活生はいやだ!」
「就活生の人は、企業側の論理とかは気にしなくていいと思う - nanapi社長日記」
この2つの日記に対する感想はあらゆる人が各々で持っていると思うので、僕は最近何社か面接をしていただいて思ったことを書こうかと思います。
最近は有り難いことに、周りに頼ってもらえる機会が増え、新卒でもない僕に就活の相談をしてくれる同世代がいるので、微力ながらそんな友人達の力になりたいと「内定する人」について妄想を繰り返し、妄想の延長線上でアドバイスをする日々。
そ んな僕の妄想で作り出された「内定する人」は果たして世間的な「内定する人」と合っているのかということも知りたくて、どなたかとんでもない方からの フィードバックなどをいただけたりするのではないか、などとポジティブに妄想しながらこのブログを書いていたりもするわけです。(もしかすると炎上したり するかも知れませんが。)
「私、これができます。これをしてきました。」
こんな学生が多いんだろうなと、まず妄想しているわけですが。
そしてそんな学生が多すぎるので、それが本当かどうかイマイチわからないし、正直真偽を問うのも正直かなりだるいんじゃないかと妄想しています。
「営業のインターンをして、月~万円の営業利益を上げていました。」
例えば学生Aが切り出したとして、
仮にその会社の営業部長が毎月上げている金額を上回っていたとする。
これは即採用も有り得ると思う。
しかしながらそんなことは基本的にはありえなく、僕らがやっていることは企業からみれば厳しい言い方をすればきっとおままごとレベルのことなんだと思う。
それでも多くの企業の人は、今の僕たちを即戦力とはきっと思っていないだろうし、人事の方は、22歳だった時の自分と比べて、その子を評価したり、伸びしろといったところを見てくれているのではないかとも思う。
話はそれてしまったが、「~してきました。」というアピールは、基本的に現社員さんからすれば、「で?」と思うような数値でしか無い可能性が高く、実績とは捉えてもらえづらいように妄想する。
こういう人達は、自分というパズルピースを少なからず把握しているものの、「私はこんなピースです♡」と迫った相手とそもそも形が噛み合なかったわけである。
僕が社長だとすれば、まずは会社のビジョンがあり、採用活動はそのビジョンに向かっている最中で行われる「戦力upの大チャンス」と捉え、全力でコミットしたいと思うに違いない。
しかしながら社長というポジションは新入社員の前に既存社員や、その家族を守らなくてはいけないわけで、おそらくそこにコミットするのは最小時間にしなくてはならないはずで。
(ということは逆に、人事部は社長の時間を1秒でも守りたいと思っているに違いなく、...これはテレアポの受付の方と同じような心理ではないだろうか。)
そんなことを見越して社長は人事部や人事 長を育てるわけだと妄想するが、そもそも人事部を作れる会社は相当な戦力があるように思える。社長が信頼する人事部、そして人事長の肥えた目をくぐり抜け た人達だけを対象に社長が面接をする。これが、社長が目指す最高の流れに違いない。
そんな流れを妄想すると、
まず就職活動の大前提としては、①社長が目指すビジョンがあり、②そのビジョンに向かっていくにあたり、今年の戦略、または今後の戦略に不足している、または単に補充したい戦力を探すイベントが、いわゆる「企業側からみた就活」なのではないだろうか。
「企業のビジョンパズルの完成に足りないピース探し(どこまで完成しているのだろうか。)」
企業はどんな理念を元に、どんな活動をしていて、どこまでパズルが広がっていて、どこのピースが足りていないのだろうか。そもそもどんな完成型を目指してパズルを創り上げているのだろうか。
まずはそこを知ることだと思う。
そのパズルを作るに当たって、何ピース作業したら休憩するだの、何ピース創ったらいくらもらえるのか、どんな会場で、どこの会場で創っているのかなんてことは極論知らなくてもいい情報で、もっともっと知るべき情報がたくさんあるはずで。
「相手(企業)の不足ピースを知るものだけが第一ステージに立つ」
不足ピースを知るには、前述通り完成型を妄想する必要があるわけですが、とにもかくにもそこを知らなければ、私やあなたがそこにぴったりハマるのかどうかの検証のしようがない。
しかしここで難しいところは、「不足ピースの部分に一旦ハマってもいいですか?」ということは言えないところである。
ここがハマるかどうかを、周りのピース(周りの社員さん)に触らせていただいたりすることによって(インターンしたり、質問したりすることによって)妄想上で検証するわけである。
不足ピースが発覚して、創っているパズルの絵がとても素敵だと思えたら、「自分の形はこうですが、ぜひこの絵を一緒に創りたいので、今はピッタリとハマれるところはないかも知れませんが…」といったことも言えるのではないだろうか。
どちらにしろ、相手と自分を知って初めてスタートラインに立つと思ったり。
話はガラッと変わるが、
僕は某珈琲店でアルバイトをしている。
この面接はいわゆる「3度目の正直」というやつだった。
1度目の面接では、志望動機を聞かれこう答えた。
「カフェが好きで、人が好きで、好きなカフェ(企業名)で働きたかったので。」
2度目の面接では、こう答えた。
「カフェが好きで珈琲が好きで、立地も学校に近くて…。」
そして3度目の面接では、こう答えていた。
「僕はカフェが大好きで、その中でも色々 なカフェがあると思いますが、~が大好きです。というのも、~という理由があり、絶対に~で働きたいとずっと思っていました。そこから店舗探しを始め、 色々なお店の雰囲気を見てきましたが、~店の◯◯な雰囲気が1番好きで、ここの一員になって~の掲げる××という理念をもって、今度は内側に入ってその雰 囲気を提供する側になりたいと思っています。……。」
そうして僕は念願の某珈琲店で働き始めて1年4ヶ月が経つ。
テクニックでもなんでもなく、単純に想いが強くなっていった。
募集などない時に、募集はないのでしょうかと電話もした。
それは、色々と比べた末に選び抜いたアルバイト先であり、選び抜くにあたり相手を知ることはもちろんだったが、「なぜ」僕はここで働きたいのだろうかと、何度も問い、自分の根幹にある想いを知ることもできていたからだと思う。
もう僕は、あの珈琲屋さんの、さらに言えばあの店舗のファンになっていたのだ。
さすがの店長も、きっぱりと落としたやつが、また半年後に応募してくるとは思っていなかったに違いない。
そんな某珈琲店に受かる少し前の話。
僕は自身で作ったサークルの入会に際して、面接を導入した。
というのも、
それは大好きなメンバーのためでしかなかった。
いい人しかいれたくなかったのだ。
そこに有り難いことに、たくさんの連絡を頂き、何度も面接をすることとなったが、結果として、面接から入れることはほとんどなかった。
「インカレサークルを探してて...」
僕「他にもあるよね?なんでなんで?」
「...いや、たまたま見つけて...」
それがつまり、
就活における、「広告代理店を探してて...」
企業「他にもあるよね?なんでなんで?」
ということだったんだなと思う。
前述もしたが、メンバーが大好きで、メンバーを守りたくて、さらにはメンバーが大好きな人をも守りたいのが社長さんで。
そんな強い想いを持って面接をし続けて作ってきた組織だから、組織自体にも、差はあれど自信がある。
もしかしたら、いやもしかしなくても、
「全然他と比べてもいないのに受けてくんなよ、もっと調べてからこいよ。」
という厳しい意見(厳しくない)を持たれても、それはそれで当たり前なこととも思える。
ちょっと相手視点になれば、
「こんな就活生はいやだ」に書いてあったような、時間を割いていただいている意識も、当たり前にきっと持てる。かも。
でもそんな有り難い面接官経験で本当にたくさんの学びがあり、今僕は某珈琲店で働かせていただけている。
結論などとうに見失ってしまったこの妄想文ではあるが、そもそもゴールを設定していなかったので、最後に一言だけ、少ない経験値ながらモノを言わせていただくと、「早く動くことに越したことはない」です。
これは決して「即決しろ」ということではなく。
人生は選択の連続
とも考えていますが、僕たちは目の前に現れた選択肢から常に良かれと思った方を選んでいきます。しかしながら少なくとも僕の価値観はまだまだとても甘いも のなので、自分の価値観を基本的には信頼せずに、たくさんの人生の先輩方に相談させていただくようにしています。最終的な判断は常に自分が下すわけではあ
りますが。
とにもかくにも、あらゆる人の中で揉まれて、むりやりにでも相対化されることはとても価値のあることだなと。
「あの人はあんなことができるんだ」、「私はこんなこともできないや」、「あの人達より私の方がこれについては出来る気がしたけど、もしかして私はこれが向いているのではないだろうか」
そんなことから全ては始まるような気がします。
自分の周りには、本当に尊敬できる友達がたくさん、たくさんいます。
そうやって井の中の蛙が井から出た時、そこにはジャングルがあったわけで、もちろん奥行きは妄想でしか捉えられず、遠くには怪獣らしきものなんかも見えるわけだから、自分のちっぽけさがすぐにでも体感できちゃうわけで、総じて自ら「謙虚」へ全力疾走するわけで。
正直何度も自分の無力さに鬱になりました。
でも、
そんな人達が周りにいてくれることに本当に感謝しているし、ラッキーだったなって思うし、なんでだろうとも思うけど、
そんなことから全ては始まったような気がします。
twitterでふと投稿した、
「コミュ障でいたり人見知りでいる間に人生すぐに終わっちゃうと思ったら、動けて話せるようになりました。結論としては人生の砂時計を猛烈にリアルにイメージしてしまったからだと思います。もうすぐ今年も1/4が終わります。」
こんなことを意識しながら、
加えて、
けんすうさんの記事をFBでシェアする時に投稿させていただいた、
「本当に、なんでこの人達はこんな僕に良くしてくれるんだろうってぐらい良くしてもらってるし、良くしてもらってきたから、その浮いたお金や時間で自分も誰か のためにって思えちゃうし、その誰かを1人でも増やすために、自分自身精進しなければって思う。でもまずは身近な人から守りたいし、守れなくても、守って 欲しいって思われてなくても、守ってほしいって言われた時に、守れる力を持ってたいな、とか思う。誰かに割いてもらった時間には常に感謝したいし、人の時間を増やせる人になりたいな。いつもありがとうございます。頑張ります。」
こんなことをずっと忘れず頑張りたい。
やりたいこと、守りたい人が見つかって、一緒に歩きたい人達が見つかれば、きっと受ける会社の数は絞られるはずだし、面接と言えど、人生の先を行く先輩方の時間を貰っているということに対する感謝の心は、当たり前にそこに持っていけるのではないかと思います。
そんな就活って、めっちゃ楽しいものなんじゃないかなって。
ほんとは凄く単純で、
初対面の相手と盛り上がって、
一緒に感動経験を共有したいと思ってもらえて、
同じ景色を目指したいと思ってもらえて、
お金を分かち合いたいと思ってもらえて、
同じ場所で頑張ろうって言ってもらえれば、
あなたの目指すその「向こう側」に入れるのではないのかな、なんて。
やるしかないから、やるしかない就活じゃなくて。
「あなたはどんなピースですか?」
主観、客観、俯瞰、楽観。
色々な物事を、色々な視点と視野と、視座でみてみる。
自戒を込めて、いつかの自分のための記事を書かせていただきました。
ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?