【音楽】Ado SPECIAL LIVE 2024 「心臓」

お誘いいただいて、久々にライブ参戦。
Ado SPECIAL LIVE 2024 「心臓」 の初日。
2024年4月27日18時開演。
新国立競技場。
自分のためのレポート。

印象的な曲

セトリはググったら出てくるので割愛。
印象に特に強く残ってるのは「レディメイド」と「踊」かなぁ。「レディメイド」はステージとしてのまとまりがキレイだったし、「踊」は言わずもがな楽しいよね。
「Value」も染みた。帰ってからのリピート視聴率は「Value」と「マザーランド」が高い。ライブで聞いてから音源に戻って聞き続けられるのって、曲としてもパフォーマンスとしても完成度高いんだなって感じる。
「逆光」もかっこ良かったなぁ。曲は勿論だけど、鳥籠演出もステキでした。改めて、実在する!!って思った。
「桜日和とタイムマシン」→「心という名の不可解」は、思いが伝わってきた。演出もステキでした。ボカロ・歌い手文化への恩返し、卑屈さと自己顕示欲の矛盾や悩み・葛藤。心動かされました。

ライブを通じての感想

やっぱりライブって良いねー。
もともとAdo良いな、くらいだったんだけど、結構好きになりました。
演出の緩急もバランスも結構好みだった。
たぶん高校生とか大学生前半くらいまででこの経験してたら、結構ガチ追いしてたと思う。応援したくなるし、ずっと見てたい、って思わされた。
正直、ライブに行くまでは、作詞作曲をしないところが自分にとってのネガだった。傀儡感というか、軽く感じてしまってた。でも、ライブMCで自分の考えを自分なりの言葉で話す様子を見て、存在感の重みが強くなった。Adoの曲は歌唱力的にAdoのものだよなって思ってたんだけど、自分の思いをしっかり込めて歌ってるんだなって思えた。普段、音源を聞くときにも好影響で、ライブ行って良かったと心底思う。

勝手な分析

ちょっと勝手に考えてしまったのでメモ程度に残す。
顔出しについては、演出効果として結構難しいところがあると思った。ビジュアルの良し悪しではなくて。
黒いシルエットで、自由に躍りながら、感情を込めて歌っている様子が、聞いてる側の没入感を生む効果があると感じた。聞いてる側の心の解放というか、テレビよりラジオの方が心の近さを感じるような。自分の思いまで乗せて歌ってくれてるような感覚になる、ある意味でボーカロイド的というか。たぶん歌唱力の高さと相まって、Adoにしかできない表現だと思うし、大きな強みだと思う。
だからこそ、逆に、「桜日和とタイムマシン」で、顔の様子がある程度分かったときに、Ado自身の思いが強く乗っている印象だったんだよなぁ。『覚悟を感じた』という感想も見たし、自分でもそう思ったんだけど、それよりも、こう、Ado自身が実在して、ボーカロイド・写し身的な役割としてではなく、1人の人間としての思いが乗ってるというか。とてもかっこ良かったし、素敵だったんだけど、何度もできる演出ではなくて、刹那的で、だからこそ良かったとも言える。そんな貴重な、変化の様子を経験できたのはとても良かった。(まじで沼りそうと思ったのは、たぶんこの感覚の影響と思う。)
黒いシルエットで歌う良さも、生身で歌う良さも絶対どっちもある。でも不可逆さがある。顔を明かすのはそういう意味でも本当に難しいところだろうなぁと勝手に思ってる。

おわりに

素敵な経験をできました。
久々に心が動く経験だった。
ありがとうAdo。ありがとう、誘ってくれた友。
しばらくは浸りながらリピート再生です。


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