サイボウズOffice

2013年に10にバージョンアップされたサイボウズOfficeだが2020年になっても10のままである。おまけに機能追加は2017年10月に止まってしまった。2年半の間になにかが起こっているのかもしれないが、良い方向に期待感をもって考えると11の開発に取り組まれているのかもしれない。兎にも角にも何もわからない。

かんたんデータベース「カスタムアプリ」はいい機能である。メッセージも便利に利用できる。洗練され過ぎないところが、多くのユーザーをつかんでいるのだろう。それでも今ならG Suiteなどを取り入れる企業は多かろうと思う。

苦言を呈せば、マニュアル類はバージョンによってデザインが異なる。ドキュメントは流石に豊富なのだが、デザインに統一感がまったくないのはアウトである。今はすでに公開をやめてしまったが、XMLベースのapiが今後使い続けられるかというのも不安はある。サイボウズ社が力を入れているKintoneだが、多人数で用いるとコストが高くなり、少し欲を出すとサードパーティのプラグインをもちいると色々はできるが、わざわざKintoneを用いて高額の費用を支払ってゆくのかがそもそも疑問である。

好き放題を言えば11で上位の「ガルーン」を廃止して開発リソースを「サイボウズOffice」に集中、一定の費用を払えばガルーンのapiが今後も利用できるようにすればベストである。アプリもOffice版、ガルーン版を用意する必要がない。多分社内的にはいろいろ考えているに違いないが、音沙汰がないのであれこれ思ってしまうのである。