ワンピ9弾 環境初期考察
この記事では、過去の環境の変化も踏まえた上で、9弾の環境を予想していく。
リストが出た日から、調整メンバーで新弾のデッキと8弾の環境デッキをたくさんぶつけてきているので、どういった環境になりそうか、それを踏まえてどのカードを採用しているのか、各デッキの考え方などを伝えていきたい。
まずはこれまでの環境について簡単に振り返る。
5弾環境から9弾環境への変遷
過去の歴史を振り返ると、
5弾は紫ルフィの登場で環境が激変
紫ルフィorそれに勝てるデッキ
という構図になり、赤緑ローや赤ゾロといったアグロがその回答になっていたが、紫ルフィのカードパワーによって蹂躙されていた。
しかしある日を境に、サカズキが猛威を振い
始めた。
いわゆるレベッカヒナルッチの型が編み出され、小粒展開のアグロはルッチの2面展開に粉砕され、紫ルフィのドン加速からの大型展開もあっさりとヒナ紅蓮で消え去ってしまった。
そこからサカズキの1強環境が始まり、そのメタとしてカタクリが浮上。
L7000のアタックと、7マム、10マムの圧はなかなかのモノだった。
トリガーから不意にキャラが出てくると処理漏れを起こし、盾4の弱点を突かれて逆転されることもしばしば。
ただ、上手いサカズキ使いはそれをもろともせず、一強には変わりなかった。
また、エネルというデッキもアタックの仕方が下手な相手や、トリガーの上振れで勝てるため一定数存在した。
そして6弾に突入し、モリアが台頭してきた。
サカズキにもある程度勝率が出せ、カタクリ、エネルにも有利ということからシェアを伸ばした。
サカズキ>モリア>カタクリ>エネル>ヤマトの環境へ。
実際サカズキvsモリアは上手い方が勝つイメージであった。
ヤマトも悪くなかったが、結局サカズキに大きく勝つことはなかった。
EB01が発売し、
ボンクレー、キッキラ、キャベンデッシュなどさまざまなパワカが追加。
一気に赤紫ローの強化が入る。
実際この頃の非公認でも赤紫ローで結果を出す人もいた。
サカズキには不利ではあるが、勝てるときは勝てていた。
サカズキが禁止になり、EBで強化を得た赤紫ローが環境トップへ。今思えば黒黄がトップだった。
この時は戦い方を確立できていないプレイヤーも多く当時最難関の対面とも呼び声が高かった黒黄ルフィvs赤紫ローだが、マリアと4ローがフル投入されていない赤紫ローであれば黒黄が有利だったに違いない。
また、“サカズキの後継者”ルッチも登場。
ボニーも圧倒的なリーダー効果により環境上位へ駆け上る。
ただ、赤紫ローの盤面制圧力に追いつけるデッキはほとんどなかった。
8弾が発売しブラックマリアとプリンの登場によるバランス崩壊で赤紫ローしか勝たず。
ルッチ、黒黄、エネルがローに立ち向かう形に。
そして・・・
今回の赤紫ロー、エニエスロビー禁止と、新弾の6リーダー追加。
Lパワー的にはシャンクス、黒紫ルフィ、ティーチの台頭が予想される。
バギーロビンリムも弱くはないがトップを張る性能ではない。
基本的にどの弾においても、2~3リーダーが環境トップに位置付き、その他のリーダーはファンデッキとまでは言わないが、環境デッキとして台頭するには今一歩の性能を持っていた。
スタデで強化された青ドフラを始め紫ルフィなども上がってくると考えられる。
まずは既存の黒黄、ルッチ、青ドフラ、エネル、ボニー、レイジュ、青ナミ、カタクリ、ヤマト、この辺りに新弾リーダーがどれだけやれるのかというところが争点になりそうだ。
黒紫ルフィが新弾の中では頭ひとつ抜けており、現段階でも考察がかなり進んでいるためそこも起点となる。
現状私たちが考えている9弾環境の各デッキの立ち位置はこうだ。
8弾までの歴史として、基本的に新弾が発売すると、まずは
【前環境で環境トップを張っていたデッキに勝てるか】が争点となってくる。
黒黄、青ドフラ、ルッチ、エネルあたりがまずはメタ対象になる。
そして新弾の黒紫ルフィ、ティーチ、シャンクスがその環境に入ってくる。
その中でもデッキパワーが高く、メタゲームに対して”プレイの幅“もしくは”構築の幅“を利かせられるデッキがトップに至りやすい。
正直私自身としての意見だが黒黄ルフィもイマイチなところがあり、
青ドフラもシャンクスや黒黄、引き続きルッチにもきついことからそこまで立ち位置は良くないと考えている。
ただ、前環境から引き続き擦り続ける層や、ある程度のデッキパワーは確約されているため一旦はこの位置としている。
おそらくそれぞれのデッキの分布によってS,Aの位置はすぐにひっくり返る。
今回の記事の内容
S ~Bのリーダーの中で我々が注目しているリーダーのデッキレシピとその考えをお伝えしたい。
観点としては、
<デッキレシピ>
総合評価 ★★★★☆
使いやすさ ★★★★☆
強さ ★★★★★
組みやすさ ★★★☆☆
【コンセプト】
【基本的な動き】
先1
先2
....
後1
後2
...
【有利と思われる対面】
【不利と思われる対面】
【環境によって採用候補に上がりそうなカード】
としている。
調整メンバーとの共同執筆なので文体がやや異なるのはお許しを。
シャンクス
総合評価 ★★★★☆
使いやすさ ★★★☆☆
強さ ★★★★☆
組みやすさ ★★★☆☆
【コンセプト】
世間で流行っている8ドラゴンなどの速攻型ではなく、コントロール寄りのシャンクス。
2コストの「おれは友達を傷つける奴は許さない‼︎‼︎」が我々の中では赤版“大噴火”と密かに話題に。
後述の条件はほぼ満たせるものとして、2コストパワー-3000で1ドローは寝ているキャラに当てるのも、アクティブのキャラに当てつつベックマンやマルコ、レイリーで処理するなどかなり幅広く使える。
リソースを減らさずに相手の面を一方的に処理しやすくなるカードが強いことは乱脚などを見ても明らかだ。
序中盤はヤソップ、5マルコ、ベックマンで面を作りつつマイナスもセットで使っても良し。
終盤はレイリー+マイナスや10シャンクスでボートを覆して戦っていく。
シャンクスのコントロール寄りの構築は5マルコがないとティーチやルッチ、ミラーといった除去系のデッキには弱くなってしまうため、5マルコを採用。
環境が固まるにつれてコントロール型のシャンクスも使用候補に上がってくるだろう。
【基本的な動き】
先1 スネイクorサーチ
先2 5000×2 orサーチ、ホンゴウ縦置き
先3 ヤソップor5マルコ
先4 ベックマン
先5 レイリー+マイナスorベックマン+マイナス
後1 スネイクorサーチ
後2 5000-6000 or ラッキールウ
後3 ヤソップor 5マルコ(+マイナス)
後4 レイリーor マイナス+ベックマン
後5 10シャンクスorマイナス+レイリー
【有利と思われる対面】
青ドフラ ティーチ ボニー エネル
【不利と思われる対面】
黒紫ルフィ 黒ルッチ
【環境によって採用候補に上がりそうなカード】
ティーチが重たければcipではない7ひげも採用候補
2コス火拳なども入れてマイナスをカサ増しするのも良い。
いくらカウンターを節約できるとはいえ2000カウンターは12枚入れたくなるかもしれないのでその時は要調整。
黒紫ルフィ
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