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緑黄色社会と私

緑黄色社会との出会いは鮮烈であった。3年前、朝の番組「スッキリ」で企画された「ダンスONE プロジェクト」。全国のダンス部の高校生が一つの曲でダンスを踊り、繋いでいく、青春の原液のようなプロジェクト。そのダンスの課題曲だったのが、「Mela!」である。
夏休み真っ只中、部屋で勉強している時にこの曲が流れ、思わず勉強の手を止めてしまった。なんだこの曲は。溢れるような情熱、女性ながら芯の通った歌声。すぐに曲名をYouTubeで調べ、緑黄色社会というグループがこの曲を歌っていることを知る。
それからというもの、夏休み中はこの企画を毎日見た。そして緑黄色社会についてたくさん調べた。こんなに人の心をブッ刺してくるボーカリスト、しかも女性、、!楽器隊の技術も飛び抜けているし、なにより全員が作詞作曲いずれか、または両方できるという天才集団。そしておまけに美男美女しかいない。こんなの好きになってしまう他なかった。
また例の如く感染症の蔓延のせいで、高校生のうちにライブに行くことは叶わなかった。しかしまたこれが原動力となった。はやくこのど田舎の高校、又の名を監獄を出所し、いち早く緑黄色社会のライブに行きたい。それしか頭にない3年間だった。
そしてなんとか大学生になれた今、大学の所在する県で奇跡的に開催されたライブに行くことになった。”pink blue tour 2023”である。

勘のいい人は電気がついてない時点でどこの公演かわかるでしょう

無敵すぎるアルバム「pink blue」を引っ提げたこのツアー、圧巻であった。メンバーの姿が映し出された瞬間、倒れる寸前まで泣いてしまった。憧れ続けた4人が目の前にいることに感動を抑えられなかった。4人は、画面の中にいるよりも何倍もキラキラしていた。発光しているのでは?というくらい、ステージ上で輝いていた。
演奏してくれた曲の中で一番印象深かったのは、「あのころ見た光」という曲だ。
高校時代、受刑者のような恐ろしい受験勉強生活を送っていた時代を思い出す。あの時期、人生に光が見えなかった。先の見えない真っ暗なトンネルを抜け出すため、ただただもがいていた。そんな中、この曲は私を救ってくれた。

憧れていた自分になれたかな 時の流れに心が追いつかなくて 不安なはずの未来がさ 確かに光っていたんだ 「進むしかない」と僕らは震えていた

憧れていた自分になるための勉強なのだ、と気付かされた。いつか憧れていた自分になって、リョクシャカに会いに行こう。進むしかない。リョクシャカは間違いなく原動力だった。
そんな思い入れの深い曲のイントロが会場で流れた瞬間、お隣の人に迷惑がかかるのではないか、というレベルで泣いた。大学生になれて、憧れていた自分に少しでも近づけて、リョクシャカに会えて良かった。
歩みを止めず、全速力で日本の音楽界の先頭集団として駆け抜けて行く緑黄色社会が大好きだ。幸運なことに大学に入り、リョクシャカファンの友達に出会うこともできた。リョクシャカの全力の歩みに振り落とされないよう、わたしも彼らの音楽にずっとしがみついて生きていたい。
アリーナツアー、当選しますように☺︎

#緑黄色社会
#pinkbluetour2023








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