普通とは

「わたし今月、毎週末ライブ遠征行くんだよね〜」、そう私が友人に言うと決まって返ってくる言葉は「あんたやばいよ?」「大丈夫じゃないよ?」という、呆れとも見放されたとも捉えられる言葉。もううんざりだ。

わたしにとっては音楽が、大好きなバンドを追いかけることが人生の意義。しかしこれが理解された試しがない。大学の友達のあの子は、部活の友達のあの子は連日のように海で遊んだり友達同士でカラオケに行ったり花火大会に行ったりしている。彼女たちにとっての娯楽はそういったことかもしれない。しかしわたしにとっては違う。なぜ彼女たちのような娯楽が、「大学生の娯楽のステータス」なのだろう。どうしてそのステータスから外れているわたしが変人扱いされるのだろう。
それともわたしがやはりおかしい人間なのだろうか。そう悩んでいたとき、私はmbti診断をやってみた。するとやはりわたしのmbtiはINFJ-Tであり、全人口の1%未満の性格なんだそうだ。この時わたしのなかのモヤが消えた気がした。私を理解してくれる人がいないのも必然だと思った。自分の信念は自分しかわからない。だからわたしはこのまま生きていこう。他人に私の価値観をわかってもらう必要なんてない。

だからわたしは、誰に見放されようと、今いるただでさえ数少ない友達を全部失っても、大好きなバンドを追いかけ続けたい。わたしの人生を救ってくれている人たちにずっとついていきたい。だから今日も、周りから白い目で見られても、ライブに行く。CDを買う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?