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【デュエプレ】4Cゲートサファイア デッキ解説【ND最終55位】

 初めまして、SO.S(エスオーエス)と申します!
 この記事では私が8弾EX環境でオルゼキアカップND最終55位に到達することができた【4Cゲートサファイア】というデッキについて解説したいと思います。


⒈デッキレシピ

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(最終55位に到達した構築から口寄&GAEの2枚をギフト&竜極神に変更)

⒉デッキ説明

 このデッキのコンセプトは環境で徐々に勢力を拡大していた【4Cアガピトス】系統(青抜き4Cのグッドスタッフデッキ)と、【クローシスゲートサファイア】の合体です。

 8弾EXで【驚天トリガービート】が台頭し、驚天の超人に対処するために攻撃時効果or常在効果が強力な大型クリーチャーをデッキに3〜5枚入れることを余儀なくされました。その時候補となったのがダクマバルガロウ・スペルデルフィン・サファイアの3種でした。ダクマは対驚天性能は高いが他のデッキに対してやや微妙、デルフィンは対驚天性能は微妙なものの他のデッキに対して優秀であり、対してサファイアはタップされると驚天に殴り負けしてしまうことに加え、他のデッキに対してもコストが重たいのでギフト込みでも有効性が低く、総合的に微妙だと考えられていました。

 私は当初【クローシスゲートサファイア】を使用しており、ロストチャージャー+インフェルノゲートのギミックがあると驚天に殴り返されてもゲートで蘇生させることができるため、【驚天トリガービート】に対してかなり有利であることが分かっていました。しかし【クローシスゲートサファイア】はデッキパワーが低く、他のデッキに対する勝率が微妙でした。そこでデッキパワーを上げるために【4Cアガピトス】系統の基盤にゲートサファイアを組み込むことを最終日の朝に突然思いついたことがこのデッキの成り立ちです。

 マナ加速やギフトからアガピトス・竜極神を出すだけで強力なことは既に知れ渡っており、場にいるだけで攻守一体のアガピトスはサファイアとの相性が良く、デッキパワーが格段に上がりました。

 このデッキは【4Cアガピトス】系統の中では盾を細かく刻んでいくビート型でもなく、かといって盤面制圧をしながらデルフィンまで繋ぐコントロール型でもなく、それらの中間的なデッキといえます。

 基本的にはマナ加速からアガピトス・アラゴナイト・竜極神・ガレックなどで盤面を取っていき、サファイアで安全にフィニッシュします。このデッキはそれだけではなく場に3打点が揃っていればゲートサファイアで強引にフィニッシュを狙うことができるので、堅実でありながら逆転性も高いデッキです。

⒊メリット

①驚天に対してサファイアを出せれば楽に勝てる
 【驚天トリガービート】はトリガーを大量に積んでいるため、ダクマバルガロウやスペルデルフィンで有利な盤面を作ったとしても1点づつ盾を割ってその都度クリーチャーを処理していくという遠回りな勝ち方をしなくてはなりません(デルフィンのみだとアルバトロスを防ぐためにゲキメツのランデスも必要になります)。しかしサファイアならトリガー獣が何枚盾に入っていようとすべて焼却できるので、相手の驚天を除去すれば楽にフィニッシュすることができます。ゲートを手札に抱えていれば3点焼却した後に運命の選択で殴り返されても蘇生させてすぐに勝つことができます。

②制圧した後の詰め札として優秀
 通常の【4Cアガピトス】はアガピトスと竜極神で盤面を制圧したものの、サーファー+スパークの同時発動で負けてしまったり、天門からアガピトス×2が出てきてゲオルグを出されて負けてしまうことがあります。当たり前の話ですが、サファイアでシールドブレイクするとそのようなトリガーの逆転を封じることができます。

③場に3打点が揃っているだけでフィニッシュを狙える
 前述の通り、ロスチャ→5tアガピトス→6tゲートサファイアで強引にフィニッシュを狙うことができます(4tギフトアガピウルコス→5tゲートサファイアもできます)。仮に残りの盾2枚にトリガーが1枚入っていたとしても、既に殴りきったアガピトスやサファイアを対象にできないため、相手はたった手札+1でアガピトスとサファイアをどうにかしなければなりません。このように早い段階でフィニッシュを狙えるイージーウィンプランがあるのがこのデッキの利点です。

 またこのフィニッシュのパターンは窮地においても有効です。例えばこちらの盤面がアガピトス+ウルコスのみの状況でアギョウウンギョウに盾を0にされた場合、普通の【4Cアガピトス】であれば詰んでしまう状況です。しかしこのデッキではゲートサファイアで残りの盾2枚にトリガーが無いことをお祈りしてフィニッシュを狙うというプランが取れるため、非常に逆転性が高いデッキといえます。

⒋デメリット

①色バランスが不安定
 通常のデッキだと自然をベースに他の文明を足すだけで初動のマナ加速ができるようになりますが、このデッキの初動はロストチャージャーの場合は闇、ウルコスの場合は自然・光と全く別の文明が必要になります。1枚でこれらの色すべてを確保できるカードはないため、初動の段階で不安定と言わざるをえません。また自然13枚、火14枚、光15枚、闇18枚という各色のバランスも歪で、総合的に不安定といえます。

②2コストのマナ加速カードが無い
 通常の【4Cアガピトス】はビート軸でもコントロール軸でも2コストのマナ加速カードが入っています。それによって3t目にギフトアガピトスを展開できるのが強みですが、このデッキではその動きができません。なので後攻の場合は相手の序盤の押し付けに対応できないことが多々あります。

⒌各カード解説

《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
 このデッキのフィニッシャー。インフェルノゲートを軸にすることで驚天からの殴り返しと他のデッキへの有効性の低さ(コストの高さ)といった欠点を克服しています。理想は相手の盾を全てサファイアで焼却し切ることですが、一度でもサファイアの攻撃が通れば残り3打点でフィニッシュを狙うことができるので、たった1枚で3打点を形成できるアガピトスとの相性が非常に良いです。

《インフェルノ・ゲート》
 このデッキのキーカード。主にロストチャージャーを事前に使うことで7マナでサファイアを発射できる呪文として使います。それに加えてアガピトス・ガレック・アルバトロスなどの強力なクリーチャーが墓地にあれば使いまわせるのもこのカードの強さです。

《ロスト・チャージャー》
 3コストでマナ加速をしつつ墓地にサファイアを落とす呪文。また終盤では他のマナ加速と違って落ちるカードが確定的であるため、引きたいカードが落ちる心配なくデッキを圧縮できます。

《連珠の精霊アガピトス》
 このデッキのメインエンジン。たった6マナで6000Wブロッカー+1体の3打点を形成できる上に、相手のクリーチャーをタップさせる能力まで持っているパワーカードです。ギフトによる4t展開でアラゴナイトを出して速攻やビートを押さえつけたり、ウルコスによってブーストすることで手札にカードを維持したまま竜極神やインフェルノゲートを使用できる7マナまで到達できます。2体目のアガピトスを出せば相手のクリーチャーを2体タップすることができ、盤面を制圧しつつこちらの打点を増やしていけます。攻守ともにサファイアとの相性が良く、とりあえず雑に出していくだけでも有利な状況が形成されていくので、手札に来たらキープしておきたいカードです。ただしガレックやサンクチュアリなどの対策カードには注意。

《霊騎幻獣ウルコス》
 アガピトスで踏み倒せるマナ加速クリーチャー。破壊されればゲキやアルバトロスの効果でついでに出てくるため、気づくとマナが異常に増えています。複数回のマナ加速によってチャージ分の手札を節約できるため、ドローが乏しいこのデッキのリソースを支えてくれるカードです。もちろん打点や殴り返し要員としても活躍します。

《居合のアラゴナイト》
 アガピトスで踏み倒せるSAクリーチャー。このカードの真価はアガピトスの効果によって出てくることでパワー5000までのクリーチャーを即座にタップキルできることです。勿論SAなので対テクノロジーでのビートプランや、盾0の相手にバリアントスパーク+アラゴナイトでフィニッシュするなど打点としても活躍します。さらにこのカードを1枚マナに置くだけでウルコスを出せるようになるので色合わせとしても優秀です。

《竜極神》
 このデッキの除去札兼サブフィニッシャー。メツで小型の一掃orゲキでウルコスを使い回しつつ盤面に7000Wを立て、1ターン生き残ればGリンクによって強力なフィニッシャーに変貌します。Gリンクした後のランデス(マナ破壊)効果はアガピトスのタップ効果との相性が良く、場にアガピトスがいる状態でメツ先出し→ゲキでウルコスを蘇生させつつGリンク→タップキルしつつランデスするという動きは強力なので覚えておきましょう。このカードとアガピトスの二枚だけで十分に盤面をコントロールすることができます。竜極神を出して相手にデーモンハンドなどの除去札を消費させた後にゲートサファイアを投げる動きが強力です。

《フェアリー・ギフト》
 クリーチャーの召喚コストを2下げる呪文。ギフトを通せばアガピトスは4マナ、竜極神は5マナ、サファイアは8マナで出せます。このデッキには2コストのマナ加速カードが入っていないため、アガピトスは4t目以降、竜極神は3t目のマナ加速から4t目以降に出すことができます。序盤の展開が要になるデッキ(ツヴァイ、メカオーなど)に対しては、アガピトスや竜極神をこのカードから早出しするだけで一方的な展開を作り出し、簡単に勝つことができます。

《腐敗勇騎ガレック》
 主にアガピトスへの対策カード。ブロッカーであればアガピトスでもエリクシアでも1体破壊することができる上に1枚ハンデスして相手のリソースを奪います。強力なブロッカーを採用している【5Cゲオルグ天門】や【4Cアガピトス】対面では特にキープしておきたいカードであり、アルバトロスとインフェルノゲートで何度も使い回すことを意識しましょう。ランダムハンデス効果だけでも強力なので、【驚天トリガービート】や【烈流パンダ】などに対しても相手がキープしているカードを落とす際に使えます。

《霊翼の宝アルバトロス》
 かなりトリッキーなカードなので、役割を「色合わせ」「終盤の詰め札」「出た時効果使い回し札」の三つの観点から順に説明します。

 まず色合わせ。このカードとバリアントスパークをマナに置くことでこのデッキに必要な4色がすべて揃います。このデッキの軸となるロストチャージャーを早期に発動したいのに加え、コントロール対面ではガレック・デーモンハンド・竜極神をなるべくキープしておきたいため、序盤に引いてすぐマナに置けるこのカードは非常に役立ちます。

 もう一つの使い方として、終盤における詰め札の役割があります。墓地にコスト5以下のクリーチャーが2種以上(探索は「種類ごと」なので同名クリーチャーを2体出すことはできません)いる場合、破壊されるとさらに2打点を形成できます。なので相手の盾が0で場のブロッカーが軒並みパワー3000以上の場合は、3体のブロッカーが場にいなければアルバトロスを止めることができません(ガレックが出ると4体必要)。よってアガピトス・ザーディア・エリクシアといった高パワーのブロッカーに防御を頼る【5Cゲオルグ天門】にはかなり有効なカードです。相手の盾が1枚でブロッカーが1体いる場合でも、アルバトロス以外に攻撃できる低パワークリーチャー(相手のブロッカーがタップされたまま場に残るパワー)が1体でもいれば、ブロッカーに攻撃して自爆することで2打点を形成して詰めることができます。相手がアルバトロスをブロックしなければならない場合は+3打点、アルバトロスがクリーチャーに攻撃して自爆する場合は+2打点で計算しましょう。このカードによってサファイアの攻撃を1回通した後に詰めやすくなります。

 最後にこのカードは、相手の中型(3000以上)がタップされている状態で、場と墓地にあるコスト5以下のクリーチャーの効果を使い回せる札であるということも重要です。例えば相手のエリクシア+ゲオルグによって盤面を一掃された返しのターンにアルバトロスを出し、タップされているゲオルグに攻撃することでガレックを出してエリクシアを破壊することができます(この時ウルコスも出せれば得です)。ガレックが墓地にいなくてもあらかじめ場に出しておけば、タップされているクリーチャーに攻撃することで墓地へ行くので同じことができます。

《バリアント・スパーク》
 7マナ以上あればたった3コストのホーリースパークになるカード。そこまでマナが届いていなくても驚天の超人をサファイアでタップキルできるため、ホーリースパークよりも序盤で使えるバリアントスパークを採用しています。10マナあればバリアント+ゲキメツGリンク、バリアント+ゲートサファイアなどの強力な動きが可能です。最近の【4Cアガピトス】はビート相手にスパークで1t耐えてもどうにもならない状況が多いため採用が検討されがちなカードですが、このデッキは1t耐えるだけでゲートサファイアで強引に勝つプランが可能になるため必須です。

《デーモン・ハンド》
 このデッキの貴重な除去トリガー。竜極神やパンダなどの対処に困るクリーチャーを除去するのが主な使い道で、基本的にどの対面でもキープしておきたいカードです。

《ナチュラル・トラップ》
 自然の色確保兼除去トリガー。アギョウウンギョウやアルバトロスなど破壊が有効ではないクリーチャーになるべく当てたいのですが、たられば枠でもあります。

■候補カード
《魔刻の斬将オルゼキア》
:低速相手(ゲオルグ天門、GAEコン)には2体除去しつつ6000Wを場に残すという凄まじいアドバンテージを稼げます。ゲートでの使い回しも良し。入れるなら竜極神と1枚入れ替えましょう。
《破壊と誕生の神殿》(エターナル・サンクチュアリ):相手のアガピトスを破壊しながら自分のデッキからアガピトスを出せます。ガレック・ポインターを破壊してデッキからガレックを出すなどコントロールに刺さる除去カードです。入れるならアガピとコストが被るアルバトロスは抜きましょう。
《解体人形ジェニー》:主にテクノロジー対策。リソースが乏しい同型にも刺さり、ゲキやアルバトロスで使い回せます。
《腐敗勇騎マルドゥクス》:事前に効果を使うことで竜極神の除去性能が高まります。驚天に対してさらに強くなり、SA打点なのも優秀です。
口寄の化身》:ウルコスやガレックと相性の良い自然のドロークリーチャー。意外と出すタイミングがありません。
《G・A・E》:盤面に置ける手札補充カード。Gリンクすると選ばれない9000Wになり、テクノロジーを詰めたり竜極神をタップキルできて優秀です。

⒍各対面プレイング

 下記のデッキタイプに対するプレイングを概略的に解説します。
【驚天トリガービート】
【5Cゲオルグ天門】
【4Cアガピトス】系統(【GAEコントロール】&【4Cアガピトスビート】)
【烈流パンダ】
【ツヴァイtスパーク】
【青単テクノロジー】

驚天トリガービート】
 相手のマナにトリガー獣・アルバトロス・ガレック・アラゴナイト・ホーリースパーク等が置かれた場合は要警戒。特に【4Cアガピトス】に偽装している可能性があるのでマナ置きは慎重に行いましょう。

 この対面では手札にサファイアだけではなくバリアントスパークやアガピトスを抱えておくことが何よりも大切です。理想的な展開はサファイア+アガピトス出しであり(真の理想はサファイア2体)、アガピトスがブロッカーなので相手は攻撃を止めることが多く、それをバリアントスパークで処理することで安全に勝つことができます。さらに有効なのはガレックであり、運命の選択によって驚天をSAにするには手札に火文明のクリーチャーを抱えておく必要があるので、ガレックのハンデスでそれを阻止できます。

 前述の通りこのデッキにはインフェルノゲートが入っているため、盤面にサファイア以外のクリーチャーが1体いる状態で次のターンにゲートを発動できるのであれば、サファイアで3点焼却→驚天に殴り返される→ゲートでサファイアを蘇生してフィニッシュするという動きもできます。とりあえず場にサファイアさえ出すことができれば相手の運命の選択の連発にもゲートで対処できるので、なんとしても驚天の効果でサファイアを出したいところです。

5Cゲオルグ天門】(ゲオルグ天門、ゲオアガピ天門)
 この対面ではガレックをアルバトロスやインフェルノゲートで使い回し、竜極神メツを出してゲオルグの進化元を破壊しながら除去札を使わせ、相手のリソースが枯れたタイミングにサファイアを投げるのが理想的なプランです。しかし相手がアクアンを何度も出すとリソース差で不利になる展開が多いです。ポイントはマナチャージ・加速を極力控えて6マナで止めて戦うことです。このデッキはドローカードがないため、一度手札が尽きてしまうと逆転するのが難しいのです。なのでマナチャージ・加速よりもガレック・デーモンハンド・竜極神をなるべく手札にキープすることを優先します。7マナのインフェルノゲートや竜極神を使う場合は使うターンにマナチャージしましょう。相手もこちらのデッキタイプを察するとマナ加速よりもアクアンを軸にゲームを進めることが多く、ゆっくりとした試合展開になりがちです。ただし手札に対コントロール用の闇文明カードが集まらず分が悪いと感じた場合は、最速ゲートサファイアを投げてアルバトロスなどで詰めるプランを狙いましょう。

4Cアガピトス】系統
・【GAEコントロール】(青抜き4Cターボデルフィン)
 このデッキはマナ加速とギフトを軸にアガピトス・竜極神を出して盤面制圧をしながらGAEのサーチを利用してデルフィンまで繋げるコントロール型の4Cデッキです。

 【5Cゲオルグ天門】と同じく、ガレック・デーモンハンド・竜極神をキープしながら相手のリソースを枯らせるのが基本プランです。相手にアクアンがいない分リソースがシビアなのはお互い様です。アガピトスはガレックやサンクチュアリの的になってしまうことが多いので気軽に出さないようにしましょう。またガレックにサンクチュアリを撃たれると相手にガレックを踏み倒されてしまうのも注意しましょう(ガレックはゲートで使い回すためにも自爆できる時に自爆して墓地に送るのが理想です)。【GAEコントロール】は除去札がデーモンハンド4枚+αくらいしかないので、場に出たサファイアを除去する手段がかなり乏しいです。とくに竜極神を先に出すと相手は除去札を使わざるをえないので、ゲートサファイアの通りがかなり良くなります。デルフィンを出されるとゲートが使えなくなってしまうので、基本サファイアは出せる時に出した方が良いです。また相手のトリガーが貧弱であるため、ゲートサファイア+αのフィニッシュプランができる時は積極的に狙いましょう。相手もこちらのガレック等を警戒してアガピトスを気軽に出せないので、ゲートサファイアの押し付けはかなり強力です。

・【4Cアガピトスビート】(4Cアガピトロス、クレケン)
 このデッキは2コストのマナ加速クリーチャー・ヴォイジャー・アルバトロスが入っているビート型の4Cデッキです。

 ウルコスやヴォイジャーでビートしてくるので、アラゴナイトで殴り返して攻撃を抑止しつつ、相手のアガピトスにガレックを合わせてテンポを崩すことを意識しましょう(アラゴナイトを出すと相手がタップキルするためにアガピトスを出してくれます)。パンダ・アギョウウンギョウなどの強力な打点がないため、一度相手のテンポを崩せると受けが成立することが多いです。とはいえ相手にもガレック・ロウバンレイ・アルバトロス・竜極神など受けを崩すカードが沢山入っているのでトップで苦しくなることが多く、完全にコントロールしようとすると裏目になることがあります。通せるタイミングでサファイアを投げて状況によっては他の打点も加えて強引なフィニッシュを狙いましょう。

烈流神パンダ】(烈流ケンジ、黒抜き4Cドリームメイト、阿吽パンダ)
 基本的にはギフトでアガピや竜極神を出して盤面を制圧していきます。しかし相手の先攻4tパンダやアギョウウンギョウで押し切られてしまうこともあるので、その際は前述の通りアガピトス+αの3打点以上を盤面に維持している状態でゲートサファイアを投げ、残りの盾2枚にトリガーが無いことをお祈りして殴りに行くというプランが有効です。7マナさえ貯めておけば盾からのバリアントスパークで1t延命することもできるので、ゲートサファイア+アガピトス+αで強引にフィニッシュを狙いに行くという動きは常に意識しましょう。

 さらに是非知っておいてもらいたい動きがあります。こちらの手札にウルコス・ギフト・アガピトスの3枚が揃った状態で、相手が後攻2t目になにもカードをプレイしなかった場合、こちらの3t目にウルコスを出せても手札にキープしておくという選択肢をとります。次の相手の後攻3tウルコスに対して4tギフト+アガピトス+アラゴナイトで相手のウルコスを処理→相手後攻4tバンジョーなどのドリメ1体展開に対して5t目にキープしておいてたウルコスを出してタップキル、という1ターンにつき1体処理の動きができるようになります。この動きが決まると相手は4〜5tの間にパンダを出せず、大幅なテンポロスを被ることになります。こちら側の6t目はチャージして7マナなので竜極神などをプレイすることもできます。「アガピが立っている状態のウルコスは除去札になる」というのは当たり前のことですが常に意識しましょう。このプレイングはギフト・ウルコス・アラゴナイト・アガピトスを入れた【4Cアガピトス】全てで使えるプレイングであり、メカオーやアポロやツヴァイに対しても有効です。

ツヴァイtスパーク】
 基本は4tギフトアガピで有利、もしくはマナ加速を1回挟んで4tギフトメツが決まれば勝てます。相手の先攻4tツヴァイが1体であれば計4枚のハンドやトラップに期待。他のクリーチャーが攻撃してきてもターンが返ってくればギフトからの展開で盤面を一掃ないし防御できるので勝率は高めです。普通のデッキは盾が0枚になると相手のトリガースパーク+サーファーで負けてしまう可能性がありますが、このデッキはサファイアで安全に盾を焼却できるため、そのような上振れトリガーをケアできるのが強力です。NDではクリスタルパラディンがおらず、アガピトスを立てておけば進化速攻ブレイダーもケアできるので、盤面を制圧できれば負けることがありません。

青単テクノロジー】
 このデッキは【4Cアガピトスビート】と違って2コスクリーチャーとヴォイジャーが入っていないため、序盤のビート性能は低めです。なので序盤に押し切らなければならないテクノロジーは不利対面になります。ロストチャージャーを使うと相手はサファイアを警戒してアクアガードを出してくるので、サファイア以外のカードでビートするプランが基本になります。ウルコス、アラゴナイト、アガピトス(ギフト)で盾を削りながらメタモーフが発動する7マナまで貯め、相手の6tテクノロジーの返しのターンにアラゴナイト+バリアントスパークでフィニッシュできるところまで追い詰められるかどうかが肝心です。

⒎おわりに このデッキの楽しさ

 このデッキは何よりも使っていて楽しいです。サファイアで安全に盾を削ることができるためトリガーによるストレスが減り、詰将棋に近いような感覚でゲームができます。また様々な場面で逆転を狙えることや、サファイアがカッコいいことも魅力です。コントロール寄りの【4Cアガピトス】が繊細な盤面制圧を要求されるのに対して、イージーウィンプランがあるこのデッキは使いやすいと思っているので「4Cデッキに興味があるけど何を使えばいいのか分からない」という人にオススメしたいです。今月中に9弾が出るため8弾EX環境も残りわずかですが、ぜひ【4Cゲートサファイア】で遊んでいただけると嬉しいです!
 記事を書くのはこれが初めてであり、冗長かつ読み辛い文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

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