7/1 vs広島


はじめに

 はじめまして。Twitterでは「そ@~」という名前でアルビ、野球、趣味もだったりを呟いている、県外大学生アルビサポーターです。以前からアルビ関連のnoteを眺めていては「本当に読みやすくてまとまった文章だな…」「知識量が凄いな…」とアルビサポの文才は凄いな、自分もnoteを書いてみようか、と考えていました。(考え始めてから一年は経ちましたが…)

 最近の自分は ”思い立ったら即行動” を心がけていて、身体作りやハンバーガー作り、学科外のゼミの研究など、自分が気になったことはすぐに始めてみるようにしています。それならnoteもこの機会にやってみるかと始めてみた、といったところです。
 (なぜ、大学の前期試験まであと一か月と近づいてきたこのタイミングで、noteを始めようと決心がついたかは自分でもよく分かりませんが、レポート課題や前期試験を横目にしながら初めてのnoteと向き合っています。)
 
 自分は戦術知識が豊富にあるわけでもないですし、特段語彙力に秀でているわけでもありません。対戦相手の直近の情報や、今のアルビを見て感じたこと、自分の知識量で文字に出来ることを、コンパクトにまとめ、文章に出来るように頑張ってみようと思います。これからnoteを投稿することが増えると思います。少しづつでも成長して読みやすい文章を書けるように頑張ります。

前節のサンフレッチェ広島

 挨拶が長くなりましたがここからマッチレビューのような内容になっています。それでは。

対戦相手 横浜F・マリノス

 前節は横浜F・マリノスと対戦した広島。マリノスさんは新潟と似たような配置から、ボール保持、アタッキングフットボールで試合を進めていくチーなので予習試合には最適なチームなのかなと思いました。
 マリノスさんの布陣はこちら⇩

布陣変更を行ってきた広島

サンフレッチェ広島と言えば3421。代名詞ですよね。2節で新潟と対戦した際には、前半は3421、後半からは3142に布陣を変更したりと、基本は3421ながらも試合展開や相手によって手を加えてくる柔軟性もあるチーム。
そんな広島さんは前節、マリノスを迎えるにあたって4141のシステムを用意。3421の場合RCBを担っていたタビナスがRSBに、LWBを担っていた志知がLSBに。アンカーには大卒ルーキー山﨑大地がリーグ初先発。二列目は左から東、川村、森島、柴崎。CFにはベンカリファ、といった陣容。

マリノス戦を前にして布陣を変更した理由としては
 ビルドアップの無効化を狙いつつブラジリアン3TOPも無効化したい
といったものがあるのかなと思いました。

広島としては、マリノスの武器であるビルドアップ、そのレベルの高さを分かっているからこそ後ろから簡単には繋がせず、試合展開は自分たちが握りたかった。
ビルドアップという武器に加えマリノスは、突破力、加速力、クロスの質どれも◎な両WGに、超強力な9番からなるブラジリアン3TOPという武器があります。これらに対しても自由を与えたくないと考えるのは当たり前。

それではどのように無効化を狙っていったのか。

まず広島は、ビルドアップの出口である2アンカーと両SBを抑え込もうと制限をかけてきました。
2:20~ のシーンには上手く表れていると思います。

CBからアンカーにボールが出た瞬間に
シャドーが寄せ、前を向かせない
アンカーに出た瞬間
2シャドーが寄せる

広島は二列目の四枚で相手のGK、CBから2アンカー、両SBに出たボールを潰しに行くことを狙いとしていました。

試合を通して広島は、後ろ向きの状態でマリノスのDFの選手にボールが渡った時には、ラインを上げ強くプレスをかけることを徹底。
とにかく相手の2アンカーにボールを前向きに入れさせないことで、ボールの前進をさせないようにしていました。

それに対しマリノスは、GKを使いピッチの奥行きを上手く使って陣地の押し上げを狙います。新潟でもよく行われる手法ですね。
2:20~の一連のシーンでは、前から制限を掛ける広島に対して、マリノスのRWGが裏へ抜け出しキック一本で局面を変えることに成功。ファールをもらい相手陣地内でマリノスボールとなりました。

奥行きを上手く使用してくるマリノスに対して、広島は最終ラインは、DFが4枚いるメリットを上手く活用。両SBが両WGにつき、背後のスペースをカバー。CFに対しては佐々木翔が基本的にマークにつき、降りてくる動き、競り合いに対処。守備の狙いは十分理解できるなと、試合を見ていて感じました。

王者の振る舞い・対応

しかしマリノスは王者。相手の布陣変更にもすぐに対応。落ち着いてひとつひとつ穴を見つけ押し込んでいきます。
その特徴として、マリノスは奥行き×幅を利用していました。
先ほど書いたように、広島の2シャドーは相手の2アンカーに対して厳しく寄せていきます。基本的にボールが入ったすぐに寄せれる距離でマーク。広島の両SHは相手のSBも見ながらシャドーにも寄せられる距離をとり、パスが出た時に寄せられるように準備を行っていました。
この守備に対しマリノスはSB+3TOP・トップ下が絡みボールを上手く前進させていきます。

マリノスのSBは相手のSHを見ながら位置取りを変え、パスが出た時にすぐに寄せられない位置をとります。同時にマリノスのCFは降りてきてライン間で受けようとします。

広島は1アンカーのため、自分たちの2列目と4列目の間のスペースを1人でカバーする必要があります。そのエリアを狭めるためにも出来るだけコンパクトな守備陣形を保ちたいはずです。
ところが、広島の守備陣系はかなり縦に広がることが多く、コンパクトとはあまりいえない陣形に。マリノスの3TOPがどのような駆け引きをしているか見たかったです。(カメラの都合上見れず。)
ピッチのサイドから中央へ、2列目と4列目の間のスペースに入り込む選手、落りてきて引き出す選手、裏へ抜ける選手、といったように選手が連動して前進していく様子が90分ずっと見ることが出来ました。
(28:00〜のシーンとかは分かりやすいです。)

マリノスは相手の陣地内へ押し込むことに成功した後、広島の守備陣形が4人の選手のラインで形成されているのに対して、5人が上手く立ち位置を取りながら幅を使ってやり直しを行いながら押し込んでいきました。
サイドからボールを運び、相手の守備陣形を片側に寄せる。詰まった場合は後ろに戻しやり直す。逆サイドで必ず浮いている選手がいるので幅×奥行きを利用した対角へのフィード。アイソレーションを作り出しサイドで1vs1…

といったように広島の守備陣形を見ながら攻撃を繰り返し行っていました。まさに王者ですね。

相手を見ながら位置取りを行い、横のライン間、縦のライン間(←単語を知りたいです)に入りこみボールを引き出し、前進する。詰まったらやり直しを することが本当に上手いチームだなとこの試合を見て改めて感じました。

それに対して広島はサイドで相手がユニットを組んで攻撃を仕掛けてきた際に、誰が出ていくのか、誰がカバーをするのか、まだ整理がしきれてない印象を受けました。ここは新潟も突けるポイントなのではないかな、と感じました。

まとめてみると広島の守備のポイントとしては、
・ボールを失った時の切り替えの部分(トランジション)の強度は変わらず高い。
・マリノスの2アンカーにボールが入った時には、2シャドーが強く寄せ前を簡単には向かせない。
・一列目を突破されると、撤退し4141のミドルブロックを形成。パスの出どころを潰すことを狙いに。
・練度が高くないため、守備時のチャレンジ&カバーの部分に弱みがある。
(特にサイドでの守備対応の部分。)
・残り1/3に押し込まれると、人に強く寄せる守備が多くなる。
といった感じかなと。

広島の攻撃に関しては正直時間不足で見れませんでした!!ごめんなさい!!

アルビレックス新潟について

怪我人続出。厳しいチーム状況ですね。7/1 15:55現在スタメンが発表されましたが『キャプテン』を担える選手が不在…しんどいですね…
とにかく今は選手の質を高める、ここに尽きるのかなと思います。スタッフ陣の成長もどうか…よろしくお願いします…。

個人的には残り1/3で、もう少しサイドで人数をかけてユニットで崩していく部分と、詰まったらやり直しをする部分、冷静に試合をコントロールする部分の3つは質を高めてほしいなと感じています。

アドリブ任せの攻撃ではなく、再現性のある崩しが出来るはずなんです。昨年はできていましたから。(あれもアドリブと言われたら何の言葉も返せません。)
そして、後半にガス欠になってしまう課題。試合を通して自分たちが急がない部分、急ぐ部分を理解して試合に挑めればもう少しゲームコントロールもできるのではないかな…と感じます。

スタメン・試合展開について

スタメンが発表されました。

広島の4141は継続と見て良いと思います。前節アンカーを担った山崎選手が今日もアンカー。左から東、川村、森島、茶島の2列目。前節からどれだけ守備時での積み上げがあるのかは非常に楽しみです。

前節マリノス戦のように広島が挑んでくるのであれば、新潟は十分にチャンスを多く作れると思います。広島は新潟の2アンカーに制限を多くかけてくると思いますが、それに対して島田と星が落ち着いて対処できるか。焦ることなく、冷静に。

そしてSBの2人にも注目ですね。この両者がいかに相手のSHの制限を無効化できるか。ボールを引き出す位置を上手く変えながら、ダニーロ、三戸、孝司らとか関わりながらサイド経由で陣地を押し上げていくことが出来ると信じています。

孝司・三戸・小見の3人のユニットにも期待です。落ちる選手と抜ける選手。この関係性は柏戦でも十分に見ることが出来ました。広島の重心が前にあると感じたら三戸、小見は裏へ抜けてみる。質の高いボールが後ろから出てくるはずです。
人数を掛けながら、選手も流動的に動きながら ボールを動かしていく。
確実にチャンスは多く作り出せると思います。
決め切るところです。

あとは、相手が布陣を変更してきた時に持ちこたえ、対処できるか。自分たちのサッカーをすれば十分にチャンスがある相手だと思います。自信を持って、やりきってほしいです。

おわりに

知識もないのに長く書いてしまいました。
もっともっと知識をつけて、文章量をコンパクトに出来るようにnoteはまた

とにもかくにも、
新潟のサッカーを示し、それでいて勝利する
これが見たいです。
後半戦のホーム開幕戦。必ず勝ってスタートしましょう。


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