2023/09/26 コツコツって人それぞれ
広島旅行にて、原爆ドームへ行きました。
初めて行ったのは高校2年生の修学旅行で、それ以来14年ぶりでしょうか。
あの時は、時間も限られていたし、人もかなり多く、適当に見るのもなんか嫌だったので、ポイントだけ見てほぼ通り過ぎるように終えてしまった。そして、なんとなく、幼心にも「繰り返してはいけない悲惨な出来事」と衝撃は受けた。ような気がする。(記憶など非常に曖昧ですわ)
今回は個人的な旅行だったので、資料館からゆっくりと時間をかけて見ることができました。
1945年8月6日8時15分、一瞬で半径2キロメートルが跡形もなく消えてしまった。
まずはじまりのこの事象がすでに理解の範疇を超える。
今回改めてこの惨劇の異常さとスケールの違いを実感してしまい、今までにも増して「???」という気持ちになってしまった。何もかもが理解の範疇を超えてくる。
原子の核分裂の連鎖によって爆発を起こすので「原爆」とのこと。分子の衝突は分子自体の均衡を崩し放射性物質を放出する。その放射性物質がまた周囲の分子に作用し、これが連鎖していく。件の攻撃が恐ろしい原因の大きな一つ。
広島に落とされたのは、自然界の中でも物質量の大きな「ウラン」、そして数日後長崎に落とされたのは「ウラン」よりも物質量の大きな人工物質「プルトニウム」
原子爆弾だったために、爆発自体の衝撃による被害だけでなく、放射線物質による身体への影響が後を引く兵器となった。
被災された方たちは、あの資料や映像だけでは計り知れない気持ちを抱え、それを受け入れ、その上で「二度と起きてはいけない」という。
じゃそのために何ができるのかな?と考えてみた。
たいそうなことが出来る気はこれっぽちもしない。
でも、じゃあ何もできないな、では、現代に生まれ生きる者として当事者意識が低過ぎるようにも思った。
でもやっぱり出来ることなんて何にもない気がする。
ただ、自分の日常を、考え意義を持ちよく思考し決断して、そういうふうに生きていかなければいけない気がする。それは当たり前のようで、でも簡単ではなさそうで、でもシンプルで簡単で。
まずは、自分と手に届く人を大切に。
よく考えて責任を持った行動を。
大人になったのにこんなことしかできなくて情けないけど、それに気づけた今、まずはそこから始めます。
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