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学生時代はなかった概念、「根回し」をしよう

根回しとは

「根回し」は聞いたことがあるかもしれないが、意味を聞かれるとよくわかない言葉かもしれない。
根回しとは簡単に言うと「自分の考えたこと、やりたいことの前準備として、周囲に同意してもらう」という事だ。
この考え方は、自分の裁量裁量外の概念を知る必要がある。

裁量の考え方

例えばバックエンドエンジニアがAPI仕様を変更したいと思ったとする。

  • 自分でフロントエンドもバックエンドも実装しているとき

    • 自分の裁量があるので、APIは変更すれば良い

  • フロントエンドの担当が別の人の場合

    • 自分の裁量はバックエンドなので、フロントエンドのコードに影響がある変更は裁量外になる

API仕様を変更したいと思っても、裁量内か裁量外かと考えよう。
もし裁量外の変更になる場合は、変更に着手する前に関係者全員に相談するべき。

基本的にはリーダーとその担当者に声をかければ良い。
状況によっては、リーダーがさらに上司やお客さんに確認する場合もある。誰にとっても、裁量内と裁量外があるのだ。

大事なのは「事前」に声をかけること

やりがちなのは、実装が終わってから「変更したけど、大丈夫ですか!?」と言ってしてしまうこと。
関係者に相談すると、実はやらなくていい作業だったり、もっと良い方法が出てきたりするので、実装が無駄になってしまう可能性がある。

雑談や会議の時に「こういう変更をしようと思ってる」と1分でいいので事前に相談しておくのが良い。

中堅以上の根回し

年齢が上がると、さらに高度な根回しを要求されるようになる。

  • お客さんが怒っている

  • プロジェクトの進行を妨げている人がいる

  • プロジェクト遅れ

  • 顧客クレーム

  • バグ発生

いろんなトラブルに関して、関係者は誰で、いつ、どういう内容を根回しするかが、解決のポイントである。

中堅になってくるとそういう嫌な役回りもできると、重宝される。

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