戯曲ってなあに?三島由紀夫『近代能楽集』
日本の戯曲は文庫化されているものが本当に限られることを実感した会でした。文庫化したけど絶版になっているものも多くて、現在手に入るのは、ハヤカワ演劇文庫だけど、それでも高価だったりするので避けました。
日本代表として選んだのは三島由紀夫『近代能楽集』。
近代能楽集には8つの作品がある。
能は「シテ」と呼ばれる主人公中心主義でできている。ストーリーと設定はとてもシンプルだし、構成も起承転結がしっかりとしている。
今回読んだのは「葵上」。
葵が入院している病院に夫である光が見舞い