第2章:まだ登録してはいけない

と、まあ大げさなタイトルだが、今回はポッドキャストとして自分の番組を登録するタイミングの話。

こんばんわ、ヒキガネ霜田です。

なんと、ポッドキャストのランキングには黄金期間という謎の応援キャンペーン期間が存在する!!!前回話したこれの続きを。

ポッドキャストを公開するには必要なものが三つある。これは僕の持論ではなく実際に必要なもの。一つ目は配信するための場所。ホームページなりブログなり。二つ目は番組のアートワーク。アイコン。そして三つ目は音声ファイルを1本以上用意すること。

早くポッドキャストとして登録したいから、なにはなくともとりあえずiTunesに申請してしまうひとが多いように思う。気持ちはとってもわかるんだけど、これがとってももったいない。

これは僕が以前実際に見つけたとってももったいなかった番組の話。アートワークは5分で描いたような自作の適当な絵を貼っつけて、用意した1本の音声は「第1回 自己紹介」というタイトルの10分足らずのフリートーク。

2本目がアップされたのはこれの1ヶ月後だったので、大事な大事な黄金期間を半分もムダに消費してしまう計算になる。でもこの2本目にアップされた音源が面白かったのだ!これがいかにもったいないことか。。

プレゼントでいただいた超高級いちごジャムを大事に大事に少しずつ食べていたら残り半分がカビて食べられなくなってしまった。こんなのって想像しただけで悲しい。泣いちゃう。もう明日から朝はごはんにする。

ほらあ、もったいなすぎて泣いちゃったじゃんか。

なので、急ごしらえでポッドキャストとしてiTunesに申請するのを少し待ってみてほしい。最低でも3本は自分達の中で納得する音声が録れてからでも遅くないのではないだろうか。できればもっとかわいいアートワークが完成してからでも遅くはないのでは。

考えてみればすごく簡単なことだ。新しいポッドキャストを探しているひとが何度も何度もよく知らない自分の番組を気にかけてチェックしてくれる、となぜ思えるのか。「一度しか来てくれない」と考える方が自然だ。

つまり、一度だけのぞいてくれたいちげんさんに確実に再生してもらい、確実に購読してもらわなければいけない。いわゆる蟻地獄モードに気持ちを切り替えなきゃいけない。

自分がその新番組を探す側だった場合、「第1回 自己紹介」や「第1回 ポッドキャスト始めました!」の1本しか上げてない番組を購読するだろうか。それ以前にまず再生ボタンを押すだろうか。そしてその数日後、数週間後、「第2回」が更新されているかどうかその番組を何度もチェックしに行くだろうか。

だから最低3本。

1本目は自己紹介だってなんだって良いだろう。2本目と3本目に本当に自分がやりたいコンセプトの話をすれば良い。そうするとたまたま来てくれたひとは、ああ、こういう番組なのね、と理解してくれるだろう。そこで初めてボタンを押すかどうかを悩んでくれるだろう。

番組が1本の状態でポッドキャスト登録する、ということはポッドキャストランキングを本屋さんだとすると、本屋さんは新刊ということで入り口を入ってすぐの一番良い場所の棚の平積みの一番良いスペースに置いてくれているのに、表紙と「はじめに」しか書いてない本をお客さんに手に取ってもらうようなこと。

番組が1本の状態でポッドキャスト登録する、ということはポッドキャストランキングをラーメン屋さんだとすると、汚い看板の店に入ってメニューを見ようとするとどこにもメニューは無く、キョロキョロ店内を見回すと壁に一枚だけお品書きが貼ってあり、そこには「ラーメン 650円」とだけ書かれてあるようなこと。

いや、これは逆に絶対おいしいパターンのやつだ。本屋さんの例えがビシッと決まったところで止めておくべきだった。

ポッドキャストを別の何かに例えるって本当に難しい。ポッドキャストを登録するタイミングって本当に難しい。

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