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僕らはみんな生きている?クソデカ主語ヤメロ俺は死んでるよ!!※リハビリ

店を移転した。いや、まだ「している」の現在進行形が正しいか。

今は設備が整うのを待ちつつ(営業許可は取れてるが工事がまだある)CIAを知ってた方たち、繋がりのある方たちと細々と営業中…!11月下旬から、全方位的にオープン予定(何だこの表現)

とりあえず最低限の店の情報は

Cafe&Bar 部室 18時~23時半
03-5829-8008

場所
https://maps.app.goo.gl/FPhLpKRNEimpuzAR8

Twitter
https://twitter.com/CIA_2ndSEASON?t=MlNkREeniqnvbCq-o0SX0A&s=09

コロナ禍終わらず先の見通しの怪しい中、えいやっと移転したので、ご興味のある方はとりあえず年内に来てくれると私が安心しやす!宣伝終わり!

店を閉めた事がある人、開けた事がある人はご存じでしょうが、todoリストがヤバい。しゃれじゃなく100項目くらいある。すぐ終わるものからクソめんどいのまで。圧倒的にお金がないから、お金で解決という手段が使えず、それでボリュームも増えている。自分で台車引いて荷物運んでるって言ったら友達クッソ笑ってた。マジでリアカーみたいなのを想像したらしい。まぁ大体合ってるけどさ。

todoリストには、絶対やらなきゃいけないものは赤い字で、やらなくてもクリティカルじゃない事は黒い字で書いてあり、当然赤字の案件から手をつけていくので、一生黒字に到達しない。そして期限が迫るなどで黒字が赤字に成り上がったりもする。ヤバい。todoリストに「叔母にメール返す」と黒字で書いてあるんだが、一生返せる気がしない。

というのは冗談だが、この一か月くらい寝ると子守以外仕事をしてた。何度もパチ屋に吸い込まれそうになりつつ、まじでしばらく打ってなかった。そして今、赤字の中でもマジでやべー「深紅のタスク」と呼んでいたやつは終わった。(まじで一時期くーれなーいダーーーーー!!と叫びたいくらい真っ赤だった。)

そんな感じでふっと一息ついて、何か書きたいなと。しょうもないブログやりたい。noteはちょっと気張りすぎる。なのでのちのちブログやるかも。なんなら、新しい店のコンセプトは部活動だから【文芸・日記部】やるのもアリだな。素人なのでクオリティはともかくとして、日々雑感、みたいなの書きたし。ヤマなしオチなし意味なし←※この言葉通じるんだろうか?

んで、何について書こう?と思ってぱっと出てきたのが冒頭の「クソデカ主語」って言葉。私この言葉いまさら知って、へぇ、そんな名前がついたんだ、ってちょっと感心したんだよね。
「人間は~」「男/女は~」「〇〇人は~」「〇〇県民は~」「僕たち/私たちは~」という十把一絡げの呪文。冷静に考えるとそーゆーの嫌いなんだが、まぁやる。やりがち。分かる。つい言いたくなる。本気じゃなく、雑な一絡げが面白い時もある。ここ数年で笑ったクソ一絡げは「乳首が弱い男は全員バカ」。何一つ根拠がない。ちなみにベロ酔いのうちの従業員が言ってた。当店はいつも平和です。

それと、ただ論を交わすだけの時に、(勿論例外はあるけれど)8割方こういう傾向があるよね、というものをいったんクソデカ主語でまとめる事もあるし、話をスムーズに進めるために有効な事もある。
※それでもマイナスな事を〇〇は××と言い切ってしまう事に抵抗があって、省略して良さそうな時もつい「例外はあるけど」を前置きしたくなる。

クソデカ主語がギャグとして面白い時や、何かをスムーズにするのに有用な時もありつつも、こういう場合のクソデカ主語が嫌い、使わない方が良いと思うのを例を出して説明してみる。

人生で2億回くらい聞いた「男はみんな浮気する」Said by 男の場合。
謝れ。浮気しない男に。てめぇと一緒にすんな。
まぁ、2億回のうち、1.8億回は飲み屋で聞いたので母集団の偏りは否めないけれど、これ聞くたびに腹立つなーと思っていた。
「俺は浮気する。でも男はみんな浮気するんだから、俺が特別クズなわけじゃない」という、悪い事をしておいてのこの潔くない感。
この手の「自分の悪さを正当化するために他の人を全員貶める」という手法。何なら「しない男もいるけど、俺は浮気する」って言ってくれた方が好きになるよ!(なるな)

※しかしそんな事を言ってると、「クソデカ主語使って男はみんな浮気するとか言ってる男はみんなクソ」っていうクソデカ主語ブーメランの永久運動が完成する。

難しい。みんな何かを自分で判断して生きていくのだが、それがどれだけ自分の中で自動化されているか、どの程度自動化していいものなのかと、そんな事を考え始める。

最近読んだ本で、脳科学者の方が「安易なカテゴライズ、決めつけは脳を怠けさせる」って書いてあって

参考---------------------------------------------------------------------------------

↑の本の紹介記事。一部抜粋。

前頭前野は、分析的思考や客観的思考を行う場所。つまり前頭前野が衰えていない人は、普段から「自分はこう思う」「こうに決まっている」といった固定化された通念や常識・偏見をうのみにせず、常に事実やデータをもとに合理的思考や客観的思考を巡らせている人だと考えられるわけである。

脳を委縮させないために必要な事

安易なカテゴライズ、レッテル貼りに逃げない
「Aは○○だから」「知ってるよ、Bって××なんでしょ」というようなカテゴライズ(レッテル貼り)をしがちな人は要注意。レッテルを貼ることでまとめて情報処理ができれば、前頭前野を働かせずに済むため脳は余計な労力を使わなくてよいことになるからだ。

そういった安易な逃げにはまり込むリスクを認識し、単純なレッテル貼りを気持ちよく感じてしまう裏側には脳の弱さがあるという背景を、しっかり理解しておくことが大切なのだ。
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と、まぁこんな事が書いてあって、ああ、やっぱクソデカ主語良くねぇなって思ったんだよね。カテゴライズを全くしないのは不可能で、ある程度の自動判断がないと非常に生きづらい。単純なレッテル貼りは脳の弱さであるし、傷付かぬよう精神衛生を大事にしすぎて過剰防衛してるパターンもあると思う。(前述の「男はみんな浮気する」を、女が言ってた場合は自分の精神衛生を守る過剰防衛パティーンかなと。私に問題があるわけじゃない、男ってそーゆーもん、って片付け方が傷が浅い、という風に。)経験則が役に立つ時もありながら、しかし経験則なんて自分の生きてる範囲でしかなく、そこから得た知見は尊いけれど、とてもじゃないが万能じゃない。

じゃあお前は、パンチパーマで金のネックレスにセカンドバッグ持ったおじさまがベンツから降りてきたらどう判断するんだ?と言われたら、そりゃあまぁ893でしょ。としか言いようがない。経験則が大声で叫ぶ。
ワンチャン悪役商会の人かもしれないが、若い頃5年くらいキャバクラで働いていて「俺たち俳優なんだよ。悪役商会って知ってる?」って言われた事が何度もあったけど、時には小指がないという役作りの完璧さっていうかもれなくホンモノの893だった。あのギャグ流行ってたのかな。

決め付けやカテゴライズは例えば「危機を回避」するために有用で、つまり、「パンチパーマで金のネックレスにセカンドバック持ってベンツから降りてくるおじさま」は95%ヤバい。「スキンヘッドでマオカラ―のスーツで腕に数珠ついててアルファードから降りてくるおじさま」も95%おじさまってゆーか叔父貴
「でもパンチパーマでちょび髭生えててちょっちゅねって言ってたら具志堅用高だから仲良く出来る」し「スキンヘッドでいかつい雀荘の店長は良い奴(当社比)」であって「やべぇマーク(シンボル)」を持ちつつ仲良くなれる人は沢山いる。でも1度たりとも危ない目に遭いたくなければ「スキンヘッド」も「パンチパーマ」も忌避すべき、と言われたら、それはそれで正しいし、そういう人に「見た目で決めつけないで仲良くなれるかチャレンジしてみなよ!」とは絶対に言えない。「そっかー!決め付けちゃいけないよね☆」からの東京湾に沈むコースの責任が取れない。

「事故に遭いたくないから一生外に出ない」はリスクとリターンの計算が間違っているし、結局、自分でリスクとリターンを計算しながら、取捨選択を行うという当たり前の所に着地するんだが、やっぱギリギリを攻めたくなるよね。(よね!?)

目の前の人がどういう人なのか、安易にカテゴライズしたり決め付けたりしない、と言うのは簡単だけど、年と共に経験則が固まってバイアスが強くなる。年々難しくなるものっぽいから意識しないと危ない。クソデカ主語は言いたくなるし、楽な時もあるけど、私は一生前頭前野を鍛え続ようと決意するのであった。

以下脱線余談。
↑にも書いたけど、最近クソデカ主語って名がついたんだと知った。なかなか良い表現だと思う。調べたらさよなら絶望先生が最初らしいね。さすが。

現象として、存在として「知ってるけど、名前がなくて、気付いたら誰かが名付けていて、おお、あれに名が付いたか!(もしくは知らなかっただけで名前があったと知る・言葉を与えられた事であれの事かと思い当たる、等々)」と思う事がたまにある(京極夏彦の小説で妖怪の成り立ちみたいな話があったけど、それに近い何かがあるな)

例えば「クロノスタシス」
Wikipedia→よく知られる例として「時計の針が止まって見える現象」がある。アナログ時計に目を向けると、秒針の動きが示す最初の1秒間がその次の1秒間より長く見えるというものである。眼球がサッカード運動をするとき、時間の認識は僅かに後に伸びる。そして観察者の脳は、実際よりもわずかに長い間時計を見ていたと認識し、秒針が1秒間以上固まっていたという錯覚を生む。

なんかそんなような現象に心当たりがあるじゃんね。ああ、あれってみんなそうで名前がついてる現象なのか!へー!しかもなんかおしゃれ!ってなった。

例えば「ぶつかりおじさん」。昔っからいた。もう若干マイルドな「俺は絶対に道の端に1ミリも寄らねぇからてめぇが避けろよオーラおじさん」とかもいた(積極的にぶつかってはこないが絶対に一歩も進路を変えないのでこちらが避けるしかない)。名前が付いた時、それこそ現代の妖怪がひとつ増えたような感慨があった。

例えば「ゲシュタルト崩壊」
ひらがなとかでもたまになる。「め」とか「ぬ」とか「み」とか危ない。あれ?これって、本当にこんな形だったっけ?何かおかしくない?ってなる現象なんだけど、これも中学生くらいの時に、そんなド偉そうな名前がついとるんや!ってなった。ちなみにゲシュタルトは「全体性を持ったまとまりのある構造」って意味なんだって今調べたへー!

例えば「マンスプレイニング」。この言葉作った人は「女性ならみんな知ってる現象だ」って言ってたらしいけど、私もすぐ、ああ、名前付いたんだ、ってなった。男→女で、相手が自分より知識レベルが下と決め付けて、聞いてもないのに説明してくるアレ。「マウンティング」も名前が付いたなーって言葉の一つだけど、それとはまたちょっと違う。私博識な人好きだけど、博識な人これやってこないんだよな、その辺も闇(病み)を感じる。

みんなの「あの概念に名前がついたか!そしていい得て妙!」

を聞いてみたいなー。コメントでも実際会ってでも!

ぼちぼち何か書いてくんでたまによろしゅうです!何か反応や感想やあったら嬉しいなっと!まったねー!

「サポ希望」って言葉がぱっと出てきたけど誤解しかない響きですねはい(屑 記事の販売とは別に、投げ銭出来るシステムです。面白かった!がんばれ!って送ってくれたら励みになります。 (あんまりたくさんだとひよります!)